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🔳 2-1 統体は対象の属性(具態・動態・状態)の体概念化(正体)

統体は、対象がもつ属性を体概念化したものである。

英語の体がもつ属性には、具態、動態、状態の三種類があり、これを体概念化すると、それぞれ具態体・動態体・状態体となる。

具態体 対象の構造性・反復性・分類性を基礎に、その機能・特性・特徴もふくめて体概念化したもの。例: ball, day, color      具態体がもつ具態は、a(n), - s, the  で表現される。具態体から発達した特殊概念として、 特体(集体、独体、物体)がある(後述)。

動態体 もともと動態として概念化したものを体概念化したもの。接尾辞を付加してつくったものが多い。例: invention,  involvement

状態体 もともと状態として概念化したものを体概念化したもの。接尾辞を付加してつくったものが多い。例: quietness,  consistency


上記のうち、② 動態体と③状態体は、学校英文法で「抽象名詞」と呼ばれているものである。

② 動態体と③状態体が具態(構造性・反復性・分類性)を帯びて認識された場合は、①具態体に準じて扱う。


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