「いまだに引きずっている」は、 "still carry that with me." スターバックスのシュルツ インタビューから
スターバックス創立者、ハワード・シュルツ氏が、2020年のアメリカ大統領選挙に出馬するのではないか。
アメリカの一部にそういう期待があり、本人もその可能性を否定していない。
シュルツ氏のトランプ嫌いは公然たるもの。
最近のインタビューで、シュルツ氏は次のように言っている。慎重かつ強烈なものの言い方の見本として、紹介してみよう。
"Nobody wants to see Donald Trump remove from his office more than me."
( "Howard Schultz's Radical Idea: Nothing Too Radical, " TIME, January 27, 2019 )
「私ほど、トランプをやめさせたい人間はいない」という言い方で、トランプを強く批判し、かつ自分の大統領選出馬の可能性を示唆している。
シュルツ氏は、貧困層が住む公共住宅で少年時代を過ごした。
そこから身を起こして成功した彼はアメリカン・ドリームの実例。その点は大統領選で有利に働くだろう。
富裕になった今も貧困の体験が忘れられないことを、彼はこのインタビューでこう表現している。
“I grew up in public housing. I still carry that with me today.”
この "carry" という動詞は、日本語の「引きずる」というニュアンスに近いものがある。
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