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1-1-1 話し手と確定した関係にある心内の対象(臨体)

臨体(代名詞)は、話し手と心内の対象の、その場での関係を表す。

そして話し手が対象ともつ関係は、すでに確定しているか、まだ不確定であるか、どちらかである。

確定関係には、対象のちがいによって、人間・場所・時間・物事、の四種類がある。

人間 話し手からみて、話し手自身(単数)を”I”、その複数をwe,  聞き手(単複)を you、話し手でも聞き手でもない人間を he/she(単数)、その複数をtheyと表現する。

場所 話し手である ”I” や we がいる場所は here、いない場所は there と表現する。

時間 話し手である ”I”や we がいる時点は now、”I” や weがいる日は today、”I” や we がいる日の一日前は yesterday、一日後は tomorrow と表現する。”I” や we  がいない過去と未来の時点は、then で表す。

物事 話し手である ”I” や we  がいる場所または時間にある物事は this(単数)または these(複数)、”I” や we がいる場所または時間にない物事は that (単数)または those(複数)と表現する。this とthat は、this week, that day のように、他の語と複合した臨体をつくることができる。また、”I” や we がいる場所や時間とは無関係に、話し手にとって既知のものごとなら、 it (単数)、they(複数)で表す。


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