天邪鬼観察学会’ @花札は日本の伝統文化のようなもの

◆ 昨日は“トランプマジックには花札マジックで対応”という主旨でブログを書きました。

 言ったてまえ、何となく気になって調べると、“花札”はかなり昔からある遊び(ゲーム?)のようです。安土桃山時代に宣教師が鉄砲やカステラとともにわが国に伝えてきたのだとか。[#花札]
 それほどの歴史があるものだとは知りませんでした。それだけの歴史があれば、花札は、立派な日本の伝統文化と言っても過言ではないと思います。
 ちなみに、“囲碁”や“麻雀”は中国からわが国に伝わりました。私は、麻雀はおもしろいとは思いませんが、囲碁はすばらしい遊びだと思います。
 あんなすばらしい遊びを思いついた中国人に頭が下がります。文化レベルが高く、なおかつものの考え方にゆとりがないと、おもしろい遊びなど発明できるものではありません。[#遊び心]
 遊び心が豊かな人が、人生で大切な“パーソナルスラック”も獲得できるのです。(→ 注1)

◆ 余談は置いといて、花札に話を戻します。花札は、日本から韓国に伝わりました。

 近代では、海外で人気の日本文化と言えば“マンガ”や“アニメ”が思い浮かびますが、実は、それ以前から、日本から伝わった花札遊びが韓国社会に深く根付いています。
 ほとんどの家庭に花札があります。トランプはなくても花札はあります。男たちが集まって特にやることがなくなれば、すぐに花札がはじまります。
 なにがしかのお金をかけてやります。家庭でやる時にはたわいもない金額ですが、お金をかけないことには、おもしろみが半減するようです。

◆ 韓国では“こいこい”と似たルールの“ことり(五鳥)”が人気。

 日本の“こいこい”は2人でやるのが基本ですが、韓国の“ことり”は3人でやるのが基本になっています。そこが少し違いますが、ルールはほぼ同じ。[#ルール]
 私が30年前に韓国に行った当初は、まさか、花札が韓国の国民的遊びとは知りませんでした。ところが、みんなが“こいこい”を知っていたので驚きました。
 韓国では、花札と囲碁ができれば誰とでもすぐ仲良くなれます。ほとんどの男が花札と囲碁ができます。軍隊で覚える人が多いようです。軍隊体験も、悪いことばかりではないらしい。
 これほど人を夢中にさせる遊びは、もっと世界中に普及させたいものだと思います。

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●(注1)  パーソナルスラックについては、2017.1.13のブログ 『人はパーソナル・スラックの蓄積が大切と痛感します』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2iYixu2]


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