天の邪鬼’ @解散騒動で、小池百合子氏の“希望の党”が発足した


◆ 国民最大の勢力である無党派層を取り込めるかもと期待したくなります。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 小池新党結成 衝撃 選挙の構図、激変 ⇒ http://bit.ly/2xAUjR1      「東京都の小池百合子知事が25日、国政新党「希望の党」結成を発表し、自ら代表に就任したことで、選挙の構図が激変する可能性が出てきた。小池氏は政権批判にかじを切り、自民、民進両党に揺さぶりをかけている。


◆ 私は、昨日の夕方の安倍首相の衆議院を解散する旨のテレビ放送を見ました。

 記者からの質問にきちんと答えるでもなく、何やらごまかすような口調。消費税の使途云々にしても北朝鮮問題にしても、とても合理的な理由とは感じられない内容でした。
 それにしても、安倍首相は北朝鮮に助けられる巡り合わせを感じます。北朝鮮批判を前面に出していれば、そのことには誰も反対などしません。(→ 注1)
 共産党はともかくとして、国民大多数や政党間に北朝鮮への対応に差はほとんどないはず。あっても、50歩100歩の差。つまり、北朝鮮云々は衆議院解散総選挙の争点にはなりえないのです。[#争点]


◆ 一瞬のスキも見せられない火急の時に選挙をするのは、実におかしな話。

 消費税の使途の変更云々にしても、似たようなもの。あえて、衆議院解散の総選挙をしなくても、このままの国会で充分に議論できるテーマです。
 逆に、安倍首相がえらく力を入れていたはずの憲法改正云々などは、いつの間にか消し飛び、勝敗ラインは“与党で過半数”と宣う始末。
 まさに、“安倍政権延命のための総選挙”。今なら民進党がまだゴタゴタしている最中なので、与党が過半数を割ることは考えられません。ふざけた話です。[#延命]


◆ 唯一の救いは、この解散騒動で、小池百合子氏の“希望の党”が発足したこと。

 国政には一定の距離を置くと言っていた小池都知事も、この際、仕方なしとばかりに国政向けの新党“希望の党”を立ち上げたのですね。
 希望の党の趣旨や主要施策の骨格を見ても安倍政権と大差なし。と言うより、小泉政権時代の改革志向の政策大綱と感じますようやく新しい保守勢力ができた印象です。
 ごていねいに、憲法改正を掲げているところも悪くない。安倍政権よりはうちの方がまだまともですよと、主張しているようなもの。的を射ています。
 民進党のゴタゴタに嫌気した人や安倍政治にしっくりこない保守的な人々にとっては朗報。私は、そんな人々が無党派層だと感じていますが、名称も無党派層好みで悪くない。[#無党派層]

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●(注1) 安倍首相が結果的に北朝鮮に助けられているということについては、2006.10.11のブログ 『核実験もどこ吹く風』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2fckWlB


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