共感工房 “昔から、軍とはそんなもの”

◆ 今更言われるようなことでもない。

~~< 以下 引用 >~~   ■ プリゴジン氏の過去動画に反響、「ロシアは大惨事に瀕している」 ⇒ https://is.gd/Y6wH9Q ■

 墜落死したとみられるロシア民間軍事会社ワグネルの創設者、エフゲニー・プリゴジン氏の短いインタビュー動画が公開された。国にうそをつくなら殺されたほうがましといった趣旨の発言や、飛行機の崩壊という表現も使っており反響を呼んでいる。

 40秒の動画は、ロシアの軍事ブロガーとのインタビューの一部で、4月29日に公表されていたものが、テレグラムのワグネルのチャンネル「グレイゾーン」で公開された。

 インタビューで、プリゴジン氏は、ロシアは大惨事に瀕していると指摘。国防を支配している層が、上にごまをするのをよしとしない誠実な者を徐々に排除していることを理由に挙げた。

 「今や我慢の限界だ。なぜ正直に話しているかというと、この国で生きていく人々の前でそうする権利がないからだ。彼らはだまされている。わたしを殺した方がいい」と語った。

 さらに「しかし、私はうそをつくつもりはない。ロシアは大惨事に瀕していると正直に言わなければならない。手を打たないと、飛行機は空中分解してしまうだろう」と述べた。


◆ 実は、それは、ロシアだけの問題でもない。

 日本も、昔はそうでした。昔の日本は、すべて“大本営”と言われていた連中がとり仕切っていて、最高指揮官であるはずの天皇さえも思い通りにはならなかったらしい。[ #大本営 ]

 軍をとり仕切るのは天皇のはず。だから、天皇は、軍では最高の呼称である“大元帥”になっていました。軍では、大元帥より上はいない。大元帥は天皇ひとりだけ。

 でも、軍は巨大な組織なので、あらゆることをひとりでは管理はできない。軍内部でそれなりの官僚機構のようなものが構築されるのは避けられません。

 なので、昔の日本は、天皇が自分で軍を管理するのは諦め、“征夷代将軍”などの役職を軍事力を行使できる軍事の実力者に与えて(要は、委託して)いたのだと思います。

 本来は、天皇は直接的な軍事は行わないものでした。世界に類がないうまいやり方だったと思いいます。委託先が具合が悪い面が目立ってきたら、委託先を変更すればいい。[ #軍事の委託 ]


◆ 実は、ワグネルも、委託先のひとつなのだと思います。

 単なる委託先のひとつが自分の都合を強要しても、世間は納得してくれない。

 特に、ワグネルは国の軍ではなく、所詮は、自分の利権を追及するひとつの民間組織である“私兵”なのです。そんな人が、偉そうなことを言ってもダメ。[ #自分の利権を追及 ]

 どうせ殺されるなら最後の手段。人々が大勢いる中で切腹でもして世間に訴える。そうすれば、世間も目を覚ましてくれるかも … “潔さ”の文化のないロシアでは無理か?

 要するに、プリゴジン氏の指摘は当たり前すぎて、今更聞くに値しない

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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