見出し画像

題... お互い様なのです

◆ まぁ、そんな感じになってしまうと思います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 米農家は対中貿易戦争の犠牲者=パーデュー農務長官 ⇒ http://bit.ly/2RyTHny     長官はCNNに対して「米農家は貿易摩擦に伴う犠牲者の一部であると思う」とした上で、「中国に対して反則旗を振れば、その報復は農家に向けられる」と語った。


◆ アメリカは世界最大の農林水産物・食品輸出国で、中国は、その最大の輸入国。

 米中貿易戦争が深刻化してくれば、当然、中国はそこをついてくるに違いありません。まぁ、誰が考えても、そんな展開になりそうです。
 アメリカの農業生産高は世界一。でも、実は、“農業従事者率”は2%弱しかなくて、世界でも最も下位のランク(世界82位)なのです。(→ 注1)
 アメリカの場合、広大な土地を活用した機械化農業が進んでいるということだと思います。ちなみに、中国は37%で世界の16位で、日本は4%弱で世界70位です。
 これはどういう意味かと言えば、アメリカや日本は、“農業の票田としての重要性”は、人々が考えているほどには高くはないということ。[ #票田 ]
 つまり、現実主義者のトランプ氏は、農業票は見捨てる可能性が高いかも。トランプ氏としては、それは、ある程度は覚悟の上のことなのかもしれません。


◆ すべてのことを自国の都合がいいようにはできません。

 昔は軍事力を拠り所に、自分の主張を押しとおすことも可能でしたが、今はそんなに単純にはいきません。必ず、“しっぺ返し”を受けることになります。[ #しっぺ返し ]
 特に、経済方面は、あらゆることが“グローバル化”しています。気候さえもグローバル化しているのに、人間の営みだけがグローバル化と無関係にはなれないと思います。[ #グローバリゼーション ]
 グローバル時代には、自分の都合だけでは、何もできません。何かで得をすれば、何かで相手の都合に配慮してやることも大切になります。
 やはり、これからの時代は“達観力”こそが大切と思います。[ #達観力 ] (→ 注2)

~~~~~

●(注1)  “農業従事者率”については『世界・農業従事者率ランキング』を参照しました。[→ http://bit.ly/2LdWoJU
●(注2)  “達観力”のことについては、2014.1.17のブログ 『社会相対性理論と達観力』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2czNfe1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?