共感工房 “創業者の息子氏が主役”

◆ マスコミは、副社長を辞任した創業者の息子氏に的を絞っているらしい。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ビッグモーターの前副社長、損保ジャパンに在籍 前身の日本興亜損保に1年 ⇒ https://is.gd/5rt9Q9 ■

 中古車販売大手ビッグモーター(東京)による保険金の不正請求問題を巡り、同社の前副社長で辞任した兼重宏一氏が損害保険ジャパンの前身企業に一時在籍していたことが27日、分かった。関係者によると、2011年4月から12年6月にかけて、損保ジャパンの前身企業の一つ「日本興亜損害保険」に在籍し、経理などを担当した。

 宏一氏は日本興亜損保を退社後、ビッグモーターに入社。不正請求問題に関する外部弁護士による調査報告書では、20年8月ごろから副社長である宏一氏らの判断で、工場長をはじめ板金塗装の従業員に対し、降格処分を頻繁に行っていたことが判明している。


◆ 大学院で経営学を学んだという息子氏なので、頭は悪くはないらしい。

 私は、今回の保険金の不正請求騒動は、“新手の企業詐欺”と感じています。[ #新手の企業詐欺 ]

 当局には、何とかして、業界全体を巻き込んだ新手の詐欺のような今回の保険金詐欺の実態を暴いて、しっかり対応してもらいたい。

 ビッグモーターも複数の保険会社と関係していたようですが、損保ジャパンのシェアは群を抜いていたという。息子氏は、損保ジャパンの審査等の穴を見抜いていたのかも?

 この新手の詐欺は、被害者がはっきりしない。保険金をだまし取られたのは保険会社でも、保険会社もユーザーの保険料を上げれば済むことなので被害者意識に乏しい。[ #被害者意識 ]

 結局、最終的に被害を被るのは個々のユーザーということになる。でも、個々の事案は少額なので、ユーザーも被害者意識は乏しいと思います。


◆ 蛇足ですが、この息子氏は、なかなかの強者という感じ。

 保険会社に就職して保険金の審査システムの詳細まで把握してことに当たるとは、普通の人にはなかなかマネができない

 その周到さは、ただ者ではない。一流の企業コンサルの資質もありそう。でも、私は、許せない。なんで、そんなに焦っていたのか理解に苦しみます。

 また、社内で降格処分を受けた工場長などは問題意識の高い人だろうから、そんな面でも会社にとっても得策ではない。


 これが詐欺かどうかは判断が難しい面もあるが、保険事業は許認可事業。それなら、行政指導はできる。当局には、消費者保護の観点から徹底した行政指導を期待したい。[ #行政指導 ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房


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