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題... 科学者は政府を忖度してはダメ

◆ 科学者が政府を“忖度”したら、ロクな結果にならない。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 学術会議任命拒否に抗議広がる 学者・文化人ら、続々と声明―ネット署名14万件 ⇒ https://bit.ly/2FgVyvq     日本学術会議が推薦した会員候補6人を菅義偉首相が任命しなかったことに、学者や各界の文化人らの間で抗議の動きが広がっている。   戦前・戦中の言論弾圧を振り返り、「今回の事態を座視できない」と、歴史学者らが提唱した抗議のネット署名は約14万人が賛同した。   呼び掛け文は「首相の任命行為は形式的」とし、会議の独立性尊重を繰り返してきた過去の政府見解との矛盾を批判。学問業績とその内容が時の政権の意向に沿うかは関係がないとして、「一部の研究者を排除することは、学術会議本来の在り方を著しく損なう」と糾弾する。


◆ みんな、“言論弾圧”が気になっているのだと思います。

 戦前の日本は“富国強兵”が国是でした。軍事力を強化することで国を発展させようとしていた時代。日本だけではなく、世界の多くの国がそんな傾向でした。[ #富国強兵 ]
 当時の学者や文化人にそれをたしなめようとする人がいたかどうか知りませんが、そんなことをしたら、たぶん、難癖をつけられて刑務所行になったに違いありません。
 現代は、そんな過去の反省もあるので、異を唱えても即刑務所行になるようなことはありません。
 でも、実は、今も結果的には似たような傾向があります。官僚や政治家たちは、“御用学者”を使うスマートな手法を編み出しました。[ #御用学者 ]
 原発に関する取り組みにしてもコロナに関する取り組みにしても、私は、似たような傾向を感じます。


◆ つまり、政府の意に沿う御用学者などを“審議会”や“専門委員会”や“専門家会議”などの委員に任命し、政府がやりたいことを彼らに代弁させる手法です。

 それらの委員は、首相やその他の行政の長が任命することになっていますが、現実は、そちら方面を所管する官僚が中心になって人選しています。要は、御用学者。(→ 注1)
 当然です。首相や政治家が各方面の科学者などの専門家の業績に精通しているわけもないので、そんなやり方になるのは避けられません。
 でも、私は、どうも、そんなやり方が気に入らない。科学者は、あくまでも科学に忠実であるべきで、私は、科学者は政府の思惑などに従うべきではないと考えています
 御用学者になり下がっては、科学者としては情けないことだと思います。私は天の邪鬼なので、政府のための正義や真実を勝手に作るような手助けはしたくない。
 どうしてもそれら専門家の意見を聞きたいのなら、国会審議の過程で、参考人として証言してもらえばいいと思います。
 正しく理解できなくても、どうしてもそれら専門家の意見を聞きておきたいなら、国会審議の過程で参考人として証言してもらえばいいと思います。[ #参考人招致 ]
 天皇陛下は、政治とは関係なく、そんなやり方をされています。いわゆる“ご進講”。

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●(注1)  “御用学者”のことなどについては、2020.10.10のブログ 『総合的・俯瞰的にみれば、ダメな首相』をご覧ください。[→ https://bit.ly/36Yj8c1

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