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題... いやな予感がする

◆ 私は、いやな予感がします。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 後任会長、川淵氏で調整 森氏と会談、前向き―五輪組織委 ⇒ http://bit.ly/3qdoOp4     東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が辞任する意向を固めたことを受け、後任を組織委評議員で日本サッカー協会相談役の川淵三郎氏(84)とすることで11日、関係者が調整に入った。   後任会長は7月23日の五輪開幕に向け、新型コロナウイルス感染対策なども踏まえた高度な指導力が求められ、実質的な人選は政府も関与する。   引責辞任する者が後継を指名するのは極めて異例で、川淵氏の就任に批判の声が上がる可能性もある。


◆ この際、オリンピック中止のスタンスの新会長でないと、私は、ピンとこない。

 私は、オリンピックに対する森氏のスタンスは基本的に賛成できません。森氏に良識があれば、こんな状況でオリンピックを強行しても、ロクな結果にならないとわかるはず。
 オリンピックは単なるスポーツイベントではありません。オリンピックを通じて世界中の人々に日本に来てもらい、日本のすばらしさを見てもらうことが大切なのです。
 つまり、“インバウンド振興”の核になるイベントです。でも、コロナパンデミックで、選手だけは何とか来れても、一般の見物客は来れなくなりました。[ #パンデミック ]
 こんなコロナの情勢でオリンピックを強行しても、選手を派遣をしない国も出てくると思います。ならば、中止にするのが、世界に向けた良識的な対応になります。
 投資の世界では、“見切り千両”という不滅の格言があります。失敗とわかったら、一日も早く諦めて出直すことが、再起の可能性を高めるのです。[ #見切り千両 ]


◆ もしコロナパンデミックがなかったら、森氏は会長として適任でした。

 でも、運の悪いことに、世界中がコロナのパンデミックに襲われてしまいました。
 首相としてはトンチンカンな結果しか残せなかった森氏ですが、その温厚な人柄は多くの人たちに好感を持たれていて、オリンピックのようなイベントの顔にはふさわしい
 女性蔑視云々は森氏の“うっかり失言”ですが、実際問題として、森氏は、会長をやめさせられるほど大きな失敗はしていないと思います。
 首相の時も、緊急事態の時に仲間とゴルフに興じていて大顰蹙をかっていましたが、森氏は、そういうことには“ノーテンキ”なタイプ。周りの状況は、気にしない。
 森氏にとっては、“ツイていない”ということに尽きると思います。


◆ 森氏は菅政権失敗の“スケープゴート”にされてしまった構図に見えます。

 私流に見れば、菅首相は安倍首相が途中で放棄した数々の政策の後始末をするための首相。新しいことをやってもらうための首相ではありません。
 でも、安倍政権から引き継いだインバウンド振興にしても、コロナへの対応にしても、GoTo政策にしても、菅首相は何もかもが失敗ばかり。[ #インバウンド振興 ]
 見切り千両を知らない菅首相では、安倍首相の失敗の後始末はできません。国民や野党のイライラは募る。オリンピックまでダメということになると、菅政権はもちません。
 そこに、降ってわいたような森氏の女性蔑視の不用意な発言。政府としては、森氏に責任を押し付けて“ガス抜き”をするには、実に好都合な発言になりました。
 私は、政府も、ホンネは今の状況でオリンピックはやれないと考えていると思います。でも、今更自分からやめるとは言いにくい。誰かに責任を取ってもらう必要があります。
 その責任を取る人が森氏というわけ。まさに、スケープゴート。私は、少しマヌケではありますが、人の良い森氏が少しばかり気の毒になりました。[ #スケープゴート ]

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