徒然’ @学校は手段の一つで目的ではないのです

◆ この種の自殺が減りません。もう少しうまく対処できなかったのでしょうかね。

< 以下 引用 >  ■ 「生き地獄のような毎日」と遺書 ⇒ http://bit.ly/2glUAvu ■   遺書は切り取ったノートにシャープペンで書かれ「学校で言葉による虐めを受けました」と被害を訴えている。教諭に複数回、相談したことに触れ「11月に入ってから相談した方は何の解決にもなりませんでした」「見ず知らずの他クラスの人にも言われたりしました」とも記されていた。

こんな遺書を残された親は、いたたまれないと思います。

 周りの子どもも、ことさらにいわゆる“いじめ”をしていたという意識も乏しかったのではとも思います。ものごとを深くは考えない残酷なところのある子どもは少なくありません。[#いじめ]

 と考えると、この種のいじめは、学校の先生が対処するには限度があります。暴力沙汰なら警察にも相談すれば何とかなるかもと思いますが、この種のいじめは特にやっかいです。

この少年は、親には相談していなかったのですね。

 自殺を選択する子どもの多くは、この種の悩みを親に話さない傾向があります。親に心配させるのを心苦しいとか恥ずかしいとか考えがち。いわば、“良い子”なのです。

 私が子どもからそんな相談を受けたら、少し様子を見て、状況が変わらないようなら学校を転校させるかやめさせます。場合によれば、引っ越すのもいい。[#環境を変える]

 大人の社会でも、たとえば職場などでもその種のいじめがあるのに、周りに影響されやすく分別も十分ではない子どもの社会でその種のいじめがなくなることは期待できません

戦略論には、基本的に二通りのやり方があります。子育ても同じ。

 子ども自身の考え方を周りの環境に合わせさせるやり方がひとつ。これは、環境を優先的にとらえる“環境決定論”。もうひとつは、環境そのものを変えてやる“戦略的選択論”です。

 親にとっては子どもを学校に行かせることが大切なのではなく、伸び伸びと成長してもらうことが大切なのです。子育てとか子どもの成長には、戦略的選択論しかないと思います。

 普段から、自分の子どもには、そのことを知っていてもらうことが必要ですね。

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