◆ 派遣切りになりそうな雲行き。

　最近、めぐまれない企業のために安く働いてやることに生きがいを感じている私が（→ これは、冗談）、あろうことか、派遣切りの憂き目に遭いそうな雲行きです。

　派遣での仕事をするようになって、“派遣切り”の心配をしたのは、はじめてのこと。地方の景気は、私が思っていた以上に良くないということか？　[ #派遣切り ]

　２か月前くらいから、何となく、そんな予感もありました。４月頃までは人が足りないと毎月のように正社員募集をしていたのに、６月頃からは人が多すぎると言い出す。

　挙句に、７月になってからはパートや派遣は週休３日になるし、何か様子がおかしかった。正社員が充実してきて派遣やパートの必要がなくなってきたのなら、わかる。

　でも、正社員として採用した人の定着率は相変わらず悪い。基本は、景気が悪いということでもなく、単に、派遣先の経営が無茶苦茶でお粗末ということに尽きると思います。

◆ 私はコンサルなので、実は、何となく、そんな派遣切りの気配のようなものも感じてはいました。

　生産量は徐々に減ってきているし、新規開拓の会社が工場見学には来ても、それらの会社も実際の受注には至らない。要するに“尻すぼみ”の状態でした。[ #尻すぼみ ]

　工場見学に来るほどの会社は、素人ではない。工場の中をチラッとでも見れば、工場管理の基本がなっていないのは一目瞭然。これでは、大手の会社からの受注は難しい。

　私にはそれがわかるので、工程管理者に問題点などを一応は提案していました。でも、コンサルとして入っているわけではないので、私の提案を聞いても管理者はスルー。

　なので、２か月ほど前から、営業担当に、“ここも、そろそろ打ち止めになりそうなので適当な次の派遣先を探しておいてくれ”と耳打ちしていました。[ #打ち止め ]

　私の誤算は、昨今の人手不足の折、同じ程度の条件の仕事なら派遣先はいくらでもあると思っていたこと。でも、すぐにはないらしい。いったい、世の中どうなってんだ …

　営業担当が一昨日突然呼び出されて派遣打ち切りを言われたとなると、結構深刻な状況かも。３か月ごとの契約が基本なのに、突然今月でやめると言われると、さすがに困る。