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[46本目]20201206 京都の価値を改めて知る

[45本目]20201205 15回目のライブイベント、の続きです

前の日が遅かったからもっとのんびり起きるつもりだったのに、結局朝早くから動き始める。この日はなんの予定も入れてなかったけど、頭の中に散らばっている思考をまとめようと思いとにかく京都を歩くことにした。

昨日と同じく宿を出て三条通を東へ。鴨川を渡りひたすら東に歩き、京都で最も落ち着く場所である南禅寺へ。

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ちょっと紅葉シーズンとしては遅いタイミングで、イチョウは完全に散ってしまっていた。が、もみじがとにかく凄い、今年は秋が長かったことも関係しているのか、もみじのグラデーションがとてもとても印象的です。

南禅寺は観光客もある程度多かったけど、それでもいつものこの時期に比べると人は少なめ。お店を閉めているお土産屋さんもあったりして、なかなか以前の状況には戻らないなぁと改めて感じました。

以前の状況に戻っていないのは自分自身も同じで、今後の生き方を考えることも今回の京都行きで重要なことでした。生き方というか会社をどうするのかとかそんな話で、アレの影響がうちみたいな会社にもハッキリ出てきてしまったわけで、ただそこに留まることすら許されなくなってしまいました。選択肢はほとんどない状況だから、最後は決断をするだけですがやはりその決断が容易にできる事じゃなくて京都にまで持ってきてしまったわけです。

とまあ、そんな感じだったのでとにかく歩くことにしました。目的地は修学院離宮、直線距離でも4kmちかくありますが、そのくらい何も考えずに歩きたかったのです。白川通を北上し丸太町通、今出川通、そして京都芸大や天下一品総本店を横に北大路へ。なんだか凄い距離を歩いているわけですが、何も考えずに歩いていると見えてくるものがあるなぁ。そして、この辺りから白川通をはなれ、東側の路地に入り北上を続けます。

京都の中心部から離れたこの辺りは、もう完全に京都と言うよりのどかないかな的な雰囲気でなんだか不思議な感覚。Googleマップで見て、なんとなく「曼殊院門跡」という場所が気になって入ってみることに。そもそも、門跡(もんぜき)ってなんなの?って感じでしたが、皇族とか貴族の子弟が住職を務める寺院らしい。へー、へー、へーーー。平成24年に天皇皇后両陛下(現在の上皇上皇后両陛下)が行幸啓(ぎょうこうけい、天皇・皇后がご一緒に外出されること)いただいているとのことで、その際の写真も飾られていました、なんだかよくわからないけどありがたい感じ。

そんなに広くないから15分もあれば見終わる感じだったけど、ゆっくりじっくり場を感じてみた。全然派手じゃなくてむしろ地味なんだけど、とても居心地が良い。そして、何よりも眼前に広がる庭園が素晴らしい、、、。室内は写真が撮れなかったけど、庭園は撮影できたので写真を載せておく。

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伝わらないなぁ、あの場所で感じた素晴らしさが、、、陽の高さが低いこともあり、光の加減が難しい。季節が違えば見える風景もまた違うんだろうな。とか思いつつ、ある一点から望む景色にハッとした。

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ここまで紅くなければ気がつかなかったかもしれない。水に映る紅き葉は、とても鮮やかで直接見るよりも遙かに美しかった。この場所がいつからあって、この光景を見ることができたのか分からないけど、場所が場所だけにその積み重ねられた時を感じざるを得なかった。

予定より遙かに長時間を「曼殊院門跡」過ごしたけど、正直一日中そこにいても飽きないそんな場所だった。いや、目的地は修学院離宮、京都検定とかで散々知識はある場所、だったのですが、、、

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これは、、、修学院離宮は宮内庁管轄で参観するためには事前予約が基本だけど、当日受付もできると聞いていましたが、アレのせいでめっちゃ受け付けわくが減らされいました(通常は35名が10名に)。受付をされていた方に話を聞いたら、午前中には終了していたとか。うーん、ちょっと甘かったかぁ、2時間近くかけて歩いてきたのに。やっぱ、ちゃんと事前に申し込まないとダメだなー。

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帰りも歩いて帰るつもりだったけど、めっちゃテンションが下がってしまったので修学院駅から叡山電鉄に乗ることに。

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そして、 出町桝形商店街で鯖寿司とビールを買って、デルタで佇む。学生時代から数え切れないほどこの場所に来たけど、今日みたいな天気も良くてちょっと暖かい日はサイコーだな。結局、1時間くらいぼーっと時間を過ごしてしまった。

その後、ホテルに戻りベッドで寝落ち。気がついたら夜だったので、1人でがぶりHANAREに向かう、が、、、

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おいおい、こっちにも振られた、日曜日が定休日だったとは、、、。しょーっく、しょーーーーっくだけどどうしようもないので、大丸でご飯を買って帰ろうと思ったら、なんかイマイチだったので京都八百一本館でなんかめっちゃ一杯買い込んで宿に戻り酒を飲む。この日は10km近く歩き、とても贅沢な時間の使い方をした気がする。まあ、たまにはこういうのもいい。

[47本目]20201207 京都で過ごす今年最後の日、に続く

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