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【RX 山本】2022.05.15「加須こいのぼり杯」タイムトライアル・ロードレース大会 登録40-49歳 優勝

2年ぶりの開催となったらしい加須こいのぼり杯。定点観測の場としてコンスタントに出場しているイベント。関東ローカルではそこそこTTステータスは高めといっていいかな。
同日は登録者対象のレースが重複しまくっていて参加者は分散気味。エリート選手は閑散としていたらしいが年代別とくに40-49は盛況とのこと。わけあってロードレースに出場できないカラダ一貫の事業なのでTT種目で発散するというのが目下のところ。
今回は20kmのフルコース。FTPから計算すると20分のペースは105%付近。プラス5分くらい根性で耐えればいい算段で46kmhを狙う。45kmhちょいは出るだろうとCda机上計算に加えて楽観的に当日のアドレナリンにまかせて記録を狙おう、なんて考えている。

機材

1週間前のひたちなかTT装備からアウターチェーンリングをオーバルの58Tに変更した。これは追い風対策。また距離が短いので必要のないボトルは外してわずかな空力の最適化と軽量化を。サイクルコンピュータはgarmin edge130s。5kmごとの距離固定ラップに助けられた。

レース結果

20km avg:45.01kmh time:26:39:44 優勝
晴れ〜曇/気温22度/気圧1010hMa
想定の出力やタイムには届かず。
コースはほぼフラット。利根川を遡上するように北西に向かい、折り返しの1kmくらいは真西になるレイアウト。
往路は強烈な追い風で52〜55kmで進む。20分のベストエフォートを狙う意図もあったので前半はかなりプッシュした。後半は300wきらなきゃいいだろうくらいの気持ちで。
最初の5kmは当然1km=1分10秒ペース。

edge130sのオートラップ。今回レースにうってつけだった

前半の8~10kmは横風になりペースが一旦伸びなくなる。折り返し前、追いついた選手がいたので重複したくない思いもあり、さらにプッシュして抜かしてUターンする。強い向かい風を覚悟したが横風でしばらくほとんど同じペースを刻めたので“おお? これはかなりいいタイムが…”なんて考える余裕があった。次第に正面からの風が強くなる。頭を下げる低い姿勢をとる。前方の選手を追い抜くたびに頭を上げる必要がありその度にロスを感じる。前半のツケで次第に足が重くなる。レース続きでトレーニングの質と量が減っているのも要因。心拍も上がりきっていないので筋疲労もやや溜まっているか。20分を経たずにパワーダウン。ケイデンスもかなり落ちてきて、300wを維持できなくなってくる割合も増える。

ケイデンスがやばい。要改善。


非常に苦しい。シーズン前半のロングTTとは違う筋肉の痛みで忘れかけてたやつだ。残り3kmは諦めないでペースを上げようと決めて粛々と走る。1kmが永遠のように長い。ラスト3km、ちょうど前方に選手がおり目標物となる。追いついてやるぞ〜と俄然力がでる。なんだ踏めるじゃん、メンタルが弱い。
ラスト2kmは盛り返してフィニッシュ。
ターゲットには届かなかったけど、エリートを含めて全体6位ならまあいいか。
選手層も薄かったけれど、勝てて正直に嬉しいし、教訓は次へのステップとなる。しかしエリート優勝の金子選手のタイムは驚くべき水準。でも一例として世界記録が更新されると、壁を越えられることがわかると次々と良い結果がでるように、日本もそうなればいずれはTT分野にも光明が差してくるんじゃないかなあなどと思った。と同時に己も錬磨しなければ。


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