ウェアラブルカメラをもっと上手に!ドラレコにも負けてないぞ!

わたくし、安全な海遊びのための記録として、ウェアラブルカメラ(マスクマウントカメラ)をドライブレコーダー的に常用しているわけですが・・・。

昨日、「なるほど実感報道ドドド」という番組(九州沖縄ローカル)で、ドライブレコーダーの特集がありまして、マスクマウントカメラ信者(笑)としては、そりゃ確認しなきゃいかんなと録画してもらったわけです。

ドライブレコーダーのあれこれ。個人的には見ごたえのある内容でした。

ドライブレコーダーは最高の目撃者。
 記録。証拠として警察も重視。
ドライブレコーダーは運転者の意識も変える
 分析、反省、対策。運転者の行動記録として機能

(海で使っている)経験的にわかっちゃいたけど、やはり番組として作られると一般に向けてのその説得力も段違い。

更新が完全に沈黙している僕のブログ「あんぜんにそとであそぼう」(褒められたもんじゃないけどね(笑))で、一昨年書いた記事ですが、ドライブレコーダーについて、収集、反省、対策までがなされて初めて予防に寄与するのだ。みたいに書いたんですね。ドラレコの意義は「発生してからの証拠>証拠が残ることによる抑止(予防)効果」だとみていたんです。

ところが当時考えてた以上に急速にドラレコが普及してきたことで、抑止力の部分が想像以上に大きく機能し始めているようです。まあ、そりゃそうですよね。監視カメラがあちこちの車についている状況なら、能動的な違反や悪意の行動はしにくくなって当然です。その意味では抑止効果がすでに表れているのいうことにものすごく納得。ある意味これは「防犯カメラ」的性格のもの。ドライブレコーダー普及の最も大きな理由が「他社の悪意による事故からの自衛」であり、ここに至るまでに多くの被害が出たおかげというのは残念ながら素直に喜びにくい現実。「実害のリアリティーが安全への大きな動機」という悲しくもある一面をまざまざと見せつけられた気分です。

ただ、番組の中ではすでにそのデータを活用し事故防止の対策部分までなされる事例も紹介されており、良い方向で進んでいるなと安心というかなんというか。この面がもっと一般化すればいいなあと。それと想像以上で驚いたのが保険会社さんがドライブレコーダーからのデータを分析して事故防止、保険料率の計算にまで及んでいること。これは受動的な事故を防ぐ防犯カメラとしてでなく、運転側の行動の記録を分析するという、まさに僕が言っていた収集、反省、対策の部分。保険会社さん、いろんな意味でその広範な行動や調査能力に脱帽することがあります。(いい意味で)やはり商売の力はすごいなと。

さて。ドライブレコーダー的に使用している、わたくしのマスクマウントカメラ(ダイビング用のマスク上部につけているウェアラブルカメラ。GOPROとかそういう感じのやつです)。海にいる間わたくしの視線を常に記録しており、まさに行動の記録となっております。あくまで個人レベルなので、調査研究のレベルに達しているとはまだまだ思えませんが一人反省会には十分すぎるほどの記録が残ります。個人情報の部分もあるのですべてを公開するつもりもないですが、海遊びの人たちの行動を見直すたびになにかしらの発見というか気付きがあるのは映像の力だなと。
それと、ガイドとしても、ゲストとしても、行動が適切であれば、安全潜水に向けきちんと行動をしている証明となり、行動に落ち度があれば、安全をないがしろにしている証明ともなってしまいます。ある意味下手なログや日報よりも記録としては非情なまでに正確極まりなし。
難点は見直すのに時間がかかることと記録容量の確保(笑)
ちなみに運用はこんな感じでやってます。
YMSサイト内 マスクマウントカメラ http://www.yakushima-dive.com/1291.html

幸い、「水難事故では他人の悪意や貰い事故という性格はまずない」ので、水中では防犯カメラは必要とされていない。その意味では強烈な動機となりえず、ドライブレコーダーなみに普及するかとなれば正直怪しい(笑)

さて。さまざまな業界で行動と安全が密接にかかわるような職種の方々。映像データ。ちゃんと使ってますか?

映像記録というのは、思い出になるだけじゃないです。うまく使えば思い出としての記録と同時に、見なおす者の視点次第で安全管理に大きく寄与する可能性だって内包しています。

それこそ表題のウェアラブルカメラなんかは視線と同じものをバッテリーとメディアの限り記録する優れもの。

たとえば教育機関の屋外イベント。運動会なんかもそうですし、遠足なんか。監視カメラのように延々と回し続けられなくても、まずは競技ごとでも、要所要所でもいい。先生がウェアラブル装着しといてとりあえずまわしとけば、あとからみんなで検証とか相当役立つと思います。(まあ、実際見直す時間が取れるかどうかはまったく別問題ですけどね。教職の皆さん、現状でも大変なのは理解しているつもりです)それに保護者サイド的にOKなら卒業時の思い出として共有だって出来ちゃうかもで一石二鳥。

あるいは、すでにお持ちの方ならば、通学時の子供に一度ヘッドマウントしてもらってもいい。通学路での彼らの視界が見えてくるはずです。子供目線って結構僕らと違うからやはり気付きは多いと思います。
まあ、これについては、「はじめてのお使い」を子供目線で見られると思ってもらえばハードルはそんなに高くないと思います(笑)

そんなわけで、
『ウェアラブル(マスクマウント)カメラは「思い出としての動画記録」と「ドライブレコーダー的な証拠記録」そして「安全性向上に向けての検証材料」を一気にできちゃうすごいツール』。
と思うわけです。

欲を言えば、僕らのプログラム運用中でも、これを参加者全員につけてもらえば思い出と一緒にもっといろいろなデータも記録されるのでしょうが、今のところさすがにそこまで手が回らないのがざんねん(笑)

スマホの普及で、映像記録が個人のものとして何の違和感もなく受け入れられるようなこのご時世。

いまどきの多くのウェアラブルカメラでは、Wi-Fi経由でスマホでも見られたり、HDMIでテレビにつなげられたり。運用までの敷居だって限りなく低い。

購入は趣味のお道具としてでもう全然OK!!
こんなに使える装備をただそれだけで眠らせておくのはもったいないなあと、日ごろから安全を考える身としては強く思ったりするわけです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?