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『バチェラー』シーズン5、第4.5.6話の感想~包みこむのか、包みこまれるのか~


※以下、ネタバレ※



感情爆発の”リアル”

エピソード4は死者の日の仮装から始まります。
2ショットデートで民族衣装を着た鈴木光さんかわいかった~。
この人は何着ても絵になりますね。おそらく顔だけで言ったらめっちゃタイプなんでしょうね。難なくサプライズローズをゲットします。

その後、毎シーズン恒例の2on1デート。
いや~マッチメイクが悪すぎるでしょ。笑
流れからしてどう見ても西山さんが勝つ感じでしたもんね。
熱い思いを伝える輿水さんの健闘むなしく、ローズは西山さんの手に渡ってしまいます。
最後の別れ際に「浴衣捨てたいくらい悔しい」みたいなことを言っていた輿水さん。
「勝手に持ってきたんやろ」という思いは拭えないですが、潔い言葉で別れを告げる参加者が多い中、あそこまで感情的に正直に思いの丈をぶつけるのもそれはそれでリアルで胸を打ちましたね。
ありがとう輿水さん。

カクテルパーティーではまさかのハプニングが。
竹下さんがライバルの動向を見て感情的になるあまり、過呼吸を起こしてしまいトイレに籠るなど一時騒然となります。
出てきて平然と装おうとする彼女に、長谷川さんからまさかのサプライズローズ。
「ええええ!?」声出ました僕。
いや、気持ちわかるけどなんか違うって。。
まあでも気持ちがなかったらあの場でも渡してませんでしたもんね。
竹下さんを安心させたいという一心での行動。でもなんか、違うと思うねんけど、これは糾弾しにくいねんなあ。。悪者になるもんなあ。。
でもそれらも踏まえて「今までのシリーズでなかっただけで、そうなることもあるよなあ」と、演出ではないリアルさを感じました。

今回脱落したのは、周典さんと輿水りささんでした。
周さんはさらけ出すのが遅すぎましたね。。まあそんな不器用なところも含め魅力だと思うので幸せを掴んでほしいです。


まるで映画のワンシーン

全員でタコスランチを楽しむシーンから始まったエピソード5。
ここで坂東さんから、今回はカクテルパーティーがなく、即ローズセレモニーになるという事と、途中誰かのデートを横取りできる「ストールンローズ」の件を告げられます。

『バチェラー』シリーズでは初登場の「ストールンローズ」(『バチェロレッテ』では恒例。はんのきざわさんの「萌子さーん!」は名シーン)。
リスクを背負ってでも!というバチェラーへの愛の強さを測るものであると同時に、メンバー間にいさかいを引き起こすものでもあるので、仲のいい今回のメンバーに使われるということで、内心「めっちゃおもろくなるやん!揉めろ揉めろー!」と思ってしまいました。

尾崎、竹下、月田、杤木の4人とのアクティビティデートのあと、杤木さんと2ショット。ここは明確にトークが弾みませんでした。

その後、鈴木、西山、大内との船デート。
見ましたか?あそこの長谷川さんのテンション。笑
ボケまくったり、いじられてもデレデレしたりと、心許しまくっていました。
明確にその前の4人との違いを見せつけられましたし、ここで序列がはっきりしましたね。
トップ3が鈴木、西山、大内。それ以外は当落線上だということが。
やっぱり、ノリが合うとか、笑いのツボって重要なポイントですよね。

上位3人のうち、乗馬2ショットデートに誘われたのは大内さん。
今まさに馬にまたがろうとしたその瞬間、2人の前に現れたのは、紫色のストールンローズを持った竹下さんでした。
(演出~!馬乗るタイミングだいぶ待たされたんやろうな~!笑)

ストールンローズを巡っての攻防はまさに一進一退でした。
まだ一度も2ショットになったことのない月田さんに行かせる空気にはなるものの、周囲を納得させられるほどの熱い思いを発することのできない月田さん。
そこに割って入ったのが、「感謝」のスローガンを掲げて出馬した竹下候補。
坂東さんが現われてようやく「行きたい」という気持ちを涙ながらに伝える月田候補でしたが、自称”ヒール”、尾崎裁判長の「遅すぎる。もう流れ的に理恵じゃん」という判決理由で、竹下さんに軍配が上がります。

「ええっ!?そんな流れやった!?」と驚きとともに爆笑した僕ですが、編集上あのタイミングやっただけで、マジでめっちゃ時間かかったんでしょうね。あの場の人間にしかわからない空気。

見送られた竹下さんは、夜までバチェラーとつきっきり。いきものがかりかと思うぐらいの「ありがとう」を伝えます。
ロマンティックな空気が流れる中打ち上げられた花火を、近くのヴィラにいる残りのメンバーも見てしまうことに。
服のままプールに飛び込むメンバー。涙を流す月田さんに「ごめんね」と尾崎さん。そんな2人に抱きつく残りのメンバー。

いやー、ここはバチェラー史に残る名シーンでしたね。映画のワンシーン。SEX AND THE CITYばりの女の友情を見せつけられました。
このシーンを見て思ったのは、今回の参加者はみんないい人だったということ。最後に「月田さんではない」と判断を下した尾崎さんは、責任を感じていたんでしょうね。

みんながそれぞれを思いやっているんだということが分かり、揉め事を期待していた僕は、なんて浅はかな人間なんだろうと思いました。笑
心が洗われるシーンでしたね。

セレモニーでローズをもらえなかったのは月田さんと杤木さん。
月田さん、そんなに想ってたんかよ。。こういう素直に表現できないタイプもいるんですね。。女の子って難しい。。


包みこむのか、包みこまれるのか

いよいよ残り5人となったエピソード6。
ウェディングフォトを順番に撮るというデートに選ばれたのは、竹下さん、西山さん、鈴木さんの3人。

いや~、、もう西山さんやん。笑

明らかに西山さんの時だけ、部屋やねん。日常を見せられてるねん。カメラ回ってない感じやねん。笑
長谷川さんがリラックスしまくっていて、どう見ても素の表情なんですよね。
「もっかいしていい?」とかただただイチャついてるだけですもんね。
それもこれも長谷川さんをそうさせているのが西山さんのあの空気感。
表情や、声のトーン、言葉選びなどさまざまな要素で構成されています。
すみません。僕が推しすぎてますね。笑
ですがどう見ても長谷川さんは、グイグイ来すぎない西山さんに癒され、包みこまれていますよね。
それを再確認できるシーンでした。

2ショットデートは尾崎さんと大内さん。
昼に呼び出された尾崎さんは、長谷川さんと一緒にバスケットボールを楽しみます。
事前に言われたのにも関わらず、スポーティーとは程遠いジーパンにサンダル姿のカジュアル尾崎さん。
「その人の好きなものを好きになりたい」という言葉がブーメランのように返ってきたからなのか、いまいち盛り上がらず。
その後の部屋着でベッドの時間でも距離が縮まりませんでしたね。

夜の時間は夜景が見えるレストランで大内さんと。
ここでまさかの、大逆転ホームラン!!!

え?どこかで大内さんに一気に傾くシーンありました?めっちゃ急ですやん!
しかし、はっきりと「好き」と伝えたり、実は乗馬デートの時に思いを伝えるつもりだったとのこと。
この時の長谷川さんはまさにオオカミ。獲物のハートを射止める言葉やしぐさを出しまくるなど、これまで見られなかった新たな男としての一面を見せます。
涙を流す大内さんを包み込むようにリードする長谷川さん。
その姿は、西山さんに対するそれとは真逆のものです。

それにしても大内さんの「好きになってもいいですか?」と、「許可する。」は最高でしたね。。
胸キュンキュンしました。。

脱落したのは、尾崎さんと鈴木さん。
おそらく一番顔がタイプだったのはファーストインプレッションローズを渡した鈴木さんだったんでしょうが、鈴木さんの態度自体は旅の中で常に一定で、変化が見られませんでしたもんね。
優勝候補筆頭だと思っていましたが、落とされたら落とされたでどこか納得です。

3人に残り、バチェラーを両親に会わせることになったのは、西山さん、大内さん、竹下さん。
予想では西山・大内の2強なのではないかなと思いますが、先ほども書いたように、この2人に対して見せるバチェラーのスタンスはめちゃくちゃ真逆です。
広い懐で自分の何もかもを包みこんでくれそうな西山さん。
健気な表情と素直な言葉に、思わず包みこんであげたくなる大内さん。

甘えたり、癒されたりというのも日常生活を共にする上で大切ですが、頼られたり、支えてあげたりするのも男としての本懐な気がします。

長谷川さんはどちらを選ぶのか。
はたまた、長谷川さんを想う気持ちなら誰にも負けない、伏兵・竹下さんなのか。

次回が楽しみです。


トータルの感想

5話から6話にかけてめっちゃ面白かったですよね。
いろいろ言われていましたが、なんやかんやで今回のバチェラーも面白いです。
「女同士の争い」という要素を使わずとも、ここまで盛り上がれる作りになっているので、そういう意味でも今回のバチェラーは、観る者に新たな価値観を提示してくれていると思います。

また、ちょっとエンタメ的な視点になりますが、この5話から6話にかけては「フリ」が効いていましたよね。
デートの振り分けによって、今までの流れを見ている人からしたら明らかに「あ、こっちが上なんだな」と序列が分かるようになっていました。
なので、「絶対西山さんなんやろうな」からの、「えー!大内さんなんかい!!」と、視聴者からすると期待をいい意味(見る人によっては悪い意味)で裏切られましたよね。
そういう見方からしてもやはり面白かったです。

とは言っても、家庭訪問により状況が変わるというのもバチェラーではお馴染み。
「結婚」というテーマを踏まえた時、長谷川さんの思いや、現時点での序列がまた変わるのか。
次回がめちゃくちゃ楽しみですね~。
クセの強い親戚出てこい~!笑


それでは、また!



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