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PUNPEEのツアーに参戦してきました。


9月にGREENROOMというフェスに行って以来、久しぶりに音楽のライブに行ってきました。ラッパー、PUNPEE(パンピー)のツアーです。

コロナで中止になっていたツアーがようやく開催。

僕は大体ここ5年くらい色んなヒップホップを聞いていて、その中心にいるのがPUNPEEでした。
眼鏡にオールバック、基本ジャージという風貌に、絶対優しいやろっていう顔立ちと、肩の力が抜けたように感じる歌い方、また曲のテイストもSF映画やアメコミの世界観が取り入れられるなど、虜になる要素がめちゃくちゃあるアーティストです。ゆるさもあるけど、トレンドもとらえていてオシャレ。
よく知らない人も、『水曜日のダウンタウン』のオープニング曲の人だと言えばピンとくるかもしれません。
この5年ほど、PUNPEE名義だけではなく、他のアーティストとコラボしている曲なども一通り聞きました。

そんな大好きなラッパーを初めて生で見るべく、ライブ会場に向かいました。
会場はZepp Osaka Bayside。初めて行くライブハウスです。最寄りはJR桜島駅。JRゆめ咲線の終点で、ユニバーサルシティ駅の一駅隣です。ちなみに難波にあるのはZepp Namba。

僕は同期のおっくんと行きました。彼は最近PUNPEEにハマっているらしく、経営しているお店も月曜休みでちょうどいいと言う事で、一緒に行くことになりました。目鼻立ちがほぼPUNPEEです。

おっくん。現在ハンバーガー屋の店主。

JR環状線の西九条駅で乗り換え、帰路につくユニバの客たちを尻目に、開演の1時間前に現地につきました。

整理番号順に並ぶ長蛇の列。僕は400番台だったので本来すぐ入ることができたのですが、おっくんは1500番台。まあ入ってもオールスタンディングで好きなところで見れるからええか、と近くにあるコンビニで買った飲み物を飲みながら、1500番台が呼ばれるのをだらだら待ちました。
並んでいる所から、ユニバのでっかいクリスマスツリーの先っちょが顔を出していました。

コインロッカーに上着をぎゅうぎゅうに詰め(銭湯パターンみたいに、お金帰って来るヤツやったらええのにって毎回思いますよね)、いざ向かうと、遅めに入ったこともあり割とパンパン。
客層はオシャレな20~30代が勢ぞろいって感じでした。派手な感じじゃない落ち着いたオシャレって感じ。月曜という事もあってか、美容師とかアパレルの方とかが多かったんですかね。

後ろの方で見ようかと思っていたら、真ん中の方で、おっくんと僕の行きつけのごはん屋さんのご夫妻がいらっしゃって、その近くの確保されたスペースで見させてもらいました。しかも手すりあるとこ。立ちっぱなしなので、手すりにもたれられるのはホンマにありがたい。オアシス。


まだツアーの期間中で、ネタバレになるので細かいことは言えませんが、ライブの感想を一言で言うと、
「ああ、ちゃんと聴いててよかったな。」
です。

PUNPEEは、ここ最近の曲だけではなく、初期から今にかけての名作をほぼやってくれました。僕はライブによく行く人間ですが、アーティストによっては選曲が尖っていると思う人もしばしば。「あの一番有名な曲やってよ。。」とかもよくあります。
その点PUNPEEは、コアファンもライトファンも喜ぶ選曲をしてくれたと思いました。
なので、どの曲でも盛り上がれた僕は、「ああ、ちゃんと聴いててよかったな」と思ったのです。

あと改めて、ヒップホップというジャンルのすごさとか優位性を思い知らされました。
DJが上手く曲と曲を繋ぐので、ずーっと盛り上がれる状態をキープできるということと、自分名義じゃない客演している曲もプレイしやすいということ。自分以外のアーティストの声がDJにより流されます。これはヒップホップ特有のおいしい点だなと思いました。

そしてもう一つ思ったのが、PUNPEEがエンターテイナーとしてめちゃくちゃカッコいいなということ。
PUNPEEが関わってきた楽曲にまつわるキーワードを並べてみると、
星野源、加山雄三、水曜日のダウンタウン、ODDTAXI、、などなど。
ヒップホップというジャンルにいながらにして、日本のエンタメのど真ん中に存在している感じがたまらなくカッコいいのです。
にもかかわらず、自分の思う”カッコよさ”がブレていない。いわゆる大衆に”寄せる”という印象をあまり受けませんし、古参のファンもあまり離れていないように思います。
寄せ過ぎず、でも日本のメインストリームに存在する。
やりたいことはやるけど、たくさんの人を喜ばせる。
それが表現者として一番カッコいい姿やなと勝手に思っています。

2019年10月14日放送、NHKの生放送音楽バラエティ『おげんさんといっしょ』にPUNPEEが生出演したのですが、あの時は痺れました。生放送、しかも国営放送で、持ち歌と星野源の曲を披露したんですよ。アンダーグラウンドと思われがちなラッパーがですよ。
日本のど真ん中やん。カッコよすぎ。
しかも奥さんは元AKB48の秋元才加さんですよ。手に入れすぎ。

カッコいいと思う事をやりつつ、人々を喜ばせることを忘れない。
改めてPUNPEEとは生粋のエンターテイナーだなと思わされました。


最後に。
ライブ途中、とあるゲストが現れ、おっくんがめちゃくちゃ好きな曲をやることになりました。
「これやってくれへんかな~」と事前に聞いていたので、
「おおー!来たやん!おっくん!」と振り返ると、おっくんはいませんでした。めっちゃおしっこ行ってました。
悔しすぎるやん。いや、わかるけど。ちょっと曲と曲の合間のMCで行きたなる感じ。よくしゃべる人やったらここチャンスやなと思うけど。
戻ってきてからは心なしかあんまりプチョヘンザ出来てなかったです。
またリベンジしよう。

なんかタレンチ芝田もいた。





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