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『バチェラー』シーズン5、第1.2.3話の感想〜対等でいることの大切さ〜

待望のバチェラー新シーズン、Amazon Prime Videoで配信が始まりました!
僕は全シリーズ見ているのですが、今回も発表されてからずっと心待ちにしていました。

というわけで早速、1話から3話までの感想を書いていきたいと思います。
もちろんネタバレ全開なので、観終わった方と共有できるような記事になればいいなと思います。




↓↓↓以下、ネタバレ↓↓↓



新たな“バチェラー像”


今回のバチェラーに選ばれたのは、『バチェロレッテ』シーズン2で最後の2人まで残った長谷川恵一さん。
長谷川さんはネット上でのファンの人気が高く、配信当時も応援ムードがあったと記憶しています。
男の僕から見ても、そのスタイルの良さや、ガツガツしていない感じが好感が持てていました。

そんな長谷川さんが今回バチェラーに選ばれたという発表を受けて、ネットでの大方の意見は、「大丈夫か、、?」というもの。

歴代のバチェラーはすでに起業に成功していて財を成している人や、親が金持ちで家柄もしっかりしているパターンばかりでした。

長谷川さんもパーソナルトレーニングの会社を立ち上げたものの、根っからのお金持ちというイメージはありません(バチェロレッテ参加時はプロバスケットボール選手だった)。

なので、今回の『バチェラー』は、どちらかと言うと、家柄や財産といった「ステータス」ではなく、外見や内面をひっくるめての「人」と向き合うといった、『バチェラー』シリーズの新機軸となり得るのかなと思います(実際に長谷川さんの熱狂的なファンも参加している)。

もちろん、マンネリの打破という制作側の意図を見て取れますし、シリーズ化にあたってのマイナーチェンジはどうしても付きまとう課題です。

ですから、今まで『バチェラー』を観たことがない人には、このシリーズはおススメしません。
「この人と結ばれたら玉の輿に乗れる、、!」という見方をするのは今回は少し難しいです(とはいっても長谷川さんもれっきとしたインフルエンサーではあるので、食いっぱぐれはなさそうだけど)。
「典型的なバチェラー」を味わいたければ、シーズン1・2・3を観るべきです。

シーズン4の黄晄さんも『バチェロレッテ』シーズン1からの抜擢でした。
これまでの作品を観て初めてつながったり、変化を感じたりと、だんだんマーベルシネマティックユニバースみたいになってきましたね。笑
だって前の作品も観たくなるし、観ないとニュアンスが伝わりませんもんね。制作側の意図、思惑。

なので、単発の「ザ・バチェラー」を感じれるのは絶対に1・2・3なのです。


仲の良い女性メンバー


ここまで、従来の『バチェラー』シリーズとの違いを書いてきましたが、もう一つ大きな違いは、「女性メンバーの仲の良さ」です。

過去のシリーズを見ても、大体女性メンバー同士の衝突がありましたが、今回は、3話時点ではありません。みんな仲良しなのです。

最も顕著なのが、ローズセレモニー。
別れを告げるローズを貰えなかった参加者と残ったメンバーが感極まって号泣しているのです。それもまあまあ序盤から。
これは過去のシリーズではあまり見られなかったシーンです。『バチェロレッテ』かと思いましたもん。笑

視聴者のこちらとしては、正直揉めてほしいです。笑
あの女性同士のギスギスを求めて観ているところはあるのですが、なぜ今回はそれが無いのかなと考えた時に浮かぶのは、「玉の輿ではない」ことと、「長谷川さんの頼りなさ」です。

やはり今までと違って、玉の輿具合が弱まるので、女性陣が血眼になって、周りを蹴落としてやろうという気概はあまり見えません。

それと、長谷川さんの不条理な言動(子供の件に関しては、正直ハッとさせられた。自分も言うてしまってた。価値観のアップデートは大切なんだなと感じた)に対して、女性陣が一致団結しているのです。
なんか巨大な悪に立ち向かう感じがして、結束が生まれてしまっています。
いらんいらん。もっとぶつかれ。笑

あと、竹下理恵さんが喋りうますぎて、周りを扇動してましたよね。グループデートから帰ってきた時のヴィラでの喋りなんてまるでセミナーでしたもん。
誰か嚙みついてほし~。笑


名シーン、名物キャラ


女性陣が、『バチェロレッテ』の男性陣ばりの友情を見せつけていることで若干の物足りなさを感じてはいますが、それでも現時点で、名シーン、名物キャラは生まれていると思います。

やはり何といっても第3話の「恵一ヴィラ誘いびいき事件」。
尾崎真衣さんと西山真央さんとそれぞれ2人きりになったにもかかわらず、3人ごとのお部屋訪問の後、グループデートに誘ったのが、尾崎、西山、竹下の3人。
これにより、他メンバーの反感を買いまくります。

ここめっちゃよかったです。
「まんべんなく誘うやろ」というこれまでの“普通”を覆す展開。
「演出っぽくないガチさを見せるという演出」に感じて、新たなパターンを見せられた気がしました。

その後の残された者たちの悲喜こもごも。
輿水りささんが最高でしたね。あんな女子中学生みたいな子おる?笑
感情の起伏が激しすぎて、パートナーにするのにはちょっと二の足を踏みますが、傍から見ている分にはかわいいですね。おもろい。

周典さんもいいキャラ。絶対いい人ですよね。友達になりたい。
表情筋と喋り方が面白すぎるので、なんかキラーワード的なのをもっと残してほしいです。

ビジュアルの良さで言えば鈴木光さん。端正な顔立ちだけではなく、あのオフの感じがたまらん!
ダボっとした部屋着に、無造作お団子ヘアー、そしてデカ黒縁メガネ!
あんなん男みんな好きやて。最高。

竹下さんは肉食ですね。年齢的にも一番本気度が感じられます。
ただ口が立ちそうで、今後ぶつかるかも。二面性も感じますね。
あと、泥のお風呂はエロ過ぎました。もうお店やん。

月田さんみたいな何考えてるかわからんコも苦手ですね。
あの感じにハマる男性がいるんですもんね。
駆け引きなのか、素なのかは別として、やっぱり一挙手一投足わかりやすい女の子のほうが僕は一緒にいて楽しいですね。
僕の話はええか。


対等でいることの大切さ


3話までを観て、男女が共に生活していくというテーマで改めて感じたのは、「対等でいることの大切さ」です。

大内悠里さんはすぐに涙を見せる(すぐに泣いてほしくはない笑)など、長谷川さんに対してのリスペクトからくる緊張に健気さを感じます。

齋藤由依さんに関しては長谷川さんの大ファン。一緒の空間にいれるだけで本当に幸せなんだろうなというのが伝わってきます。

ただ、どうしても「上下」が生まれてしまっています。
惚れられるのはいいことですが、一方的に惚れられすぎると一緒に生活するのは難しいと思います。
なんか落ち着かないですよね。パートナーにはありのままで接してほしいものです。

そういう意味で僕自身めっちゃ象徴的だなと思ったのが、第2話、尾崎さんとの買い物デートの後、浜辺の食事シーンでのあるやりとり。

長谷川さんの「趣味は何なの?」という質問に対して、
「私、人が好きなものを知るのが好き。」という尾崎さんの返し。

いや、ハマりにいってんなぁ~。笑
長谷川さんに好かれようとしすぎてませんでした?
いや実際そうなのかもしれませんけど、あそこは「自分はこれが好き!」って言ってほしかったな~。
たとえその趣味が合っていなくても、「この子はこういう子なんだ」と知ることが出来るし、好きなことが明確にある人って男女問わず魅力的だと思うんですよね。

なんか終始長谷川さんに気に入ってもらおうと取り繕ってる感があった尾崎さんを見た後の、西山さんとの夕暮れ2ショット。

あれ、よかったですね~。

西山さんがありのままの飾らない姿で長谷川さんを受け入れる感じが最高でした。
旅の中で、ガツガツくる子が多い中での癒しの時間ですよね。
照れてる長谷川さんに対しての「大人やろ?」もめっちゃ良かった。10歳以上年下には見えない包容力。
二人の仲にもはや「上下」は存在していませんでした。

あの雰囲気ってあえて出すのは無理ですよね。もって生まれたものや、今までの人生で培ってきたものだと思います。

だいぶ細かいですけど、長谷川さんが後ろに回ってきた時、自分の肩についたゴミか何かを息で「フッ」てはらうあのしぐさ。
なんか“日常”を見た気がしてたまらんかったんですよね。細かすぎ?

そしてあのクシャっとなる笑顔も可愛らしい。ああいう笑顔が素顔みたいなコめっちゃいいですよね~。
身長差とか見た目、そして関係性の対等さという面でも、長谷川さんにはピッタリなんじゃないでしょうか。

ライバルは誰なんでしょう。ファーストインプレッションローズを渡した鈴木光さんも強いですよね。
唯一自分からほっぺにキスしたのは輿水さんです。
考え方が合うと公言しているのは竹下さん。


さあさあ、次回以降も楽しみですね!

というわけで、『バチェラー』シーズン5、第3話までの感想でした!

それでは、また!



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