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1日1とーん

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書くことを忘れないためのつぶやき集
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2019年4月の記事一覧

しばらく息つく間もない日々を過ごすと、朝起きて、人を見送って、趣味に時間を使って、晩ごはんの買い出しに行くような絵に描いたような平凡な日常が、本当に尊いものに思える。わたしの連休は、非日常となった「日常」を取り戻すーそんな日で始まりました。

聞く前に考えろ、仮説を持ってから話せ、と言われることも多いが、最初のうちはわからないことは何でも聞いた方が、結果的に効率的だと思う。というのを、電車で隣に座った新卒入社の女の子に話しかけてた酔っ払いのおじさん、きっとその子には理解されてないと思うけど、わたしもそう思うよ。

モノにいろんな想い出を付加してしまうので、モノを捨てるのが苦手で、前の引越の時の段ボールが1年以上経ってもまだ残っていたりする。思いきって実家に送り返したり処分したりしていると、そこに新しいモノが入れられるんだなぁというワクワク感がしたりして、たまには思いきってみるもんだな。

昨日はわたしにとってちょっと特別な日だった。いろんな人から連絡をいただいたなかで、「今日は平成最後の満月ですよ」という表現がとても素敵で。夜遅くオフィスを出た自分を照らしてくれるような気がした。

わからないことをわからないって言えるのは能力で、それで救われていると言われて、わたしはとても嬉しかった。わからないことが力不足だとなんとなく思い込んでいた頃、質問することでちょっとだけ世界を広げている年のひとまわり離れた子たちが本当に羨ましくて、憧れて仕方なかったから。

何が何のインプットになるかわからない、というのは真だと思う。その一方で、常にアンテナを張り続けるなんて、パンクしてしまってとても無理だ。そろそろ無理だー、という予兆を感じたら、1回消化して、またインプットの種に気付けるようになりたい。

スケジュールが埋まっていない時間に寄り添うってすごい素敵だなぁ。もともとスケジュールをどんどん埋めがちで、空白の時間を作るのが下手だから、ふと手に取った午後ティー見ながらハッとした、休日の午後。

1日家で仕事をしていると、メイクはしなくていいし着替えも適当でいいし気兼ねなく集中力切れたから15分休憩!とかできる。もっと浸透してほしいなぁと思う一方、確かに対面のコミュニケーション大事だなぁと思うこともあるから、組み合わせなんだろうなぁ。

ちゃんと話してみるだけで、誤解がとけたり、すれ違いを防げるのは、考えてみれば当たり前の気がするのに、普段は結構疎かにしてしまう。なんとなく察してとか、空気を読む美徳も確かにあるけれど、それを否定するものでもないけど、それでも話してみることは本当に大事と痛感する。

公共手続きも社内手続きも、どうしてこう非合理的なのかなと思ったり。たしかに世の中、非合理的だけどそれが価値みたいなこともある、、、なんて語ろうとしてみたけれど、やっぱり手続きは合理的がいいなぁ。

お母さんにも、スーパーの店員にも、ハーマイオニーにもなれた。純粋になんにでもなれた頃が、「演じる」ことー客観的な自分を対置することを憶えてしまった今、すごく眩しく感じる。自己の役割やら他者との関係性やらを取り払って、思い切りなにかになりきることが、一周回って素敵だなと思うこの頃。

いまのところ、仕事に生活すべてを捧げる気は全然ないのだけれど、少なくとも仕事が素を出せるー受け容れられるー場所であることは、なんとなく"生活のすべてではないが多くを占める時間"を、少しは過ごしやすいものにしてくれている気がする。

量子論で、粒子の位置は観測されることではじめて決まる、という話、全然違う分野なのに"記述されることで成立する歴史"の話とか、"土地の所有権成立"の話とかと似ている……!と思い、久しぶりに知的にテンションが上がった。未知の分野の本を読んでみるのも悪くないかも。

何かの始まりの季節であることが多い4月が、"最後"の1ヶ月になるのはなんだか新鮮だ。始まりだから、といって初めだけ気持ちの浮き沈みをさせるのではなく、もうひとつの始まりに向けて、というわけではないにしても、粛々と、着実に。そんな4月になりますように。