見出し画像

賃貸の入居申し込みで強気交渉したら破断した

少し時間が空いてしまいました。
ここ最近は騒音の酷いURからいかに逃げ出すかばかりを考えていました。

今回は引越し先候補になっていた戸建てを自らの失態で逃してしまったお話をしたいと思います。

お目当ての戸建てを発見

スーモやアットホームで血眼になって探していた所、戸建てで職場からもそれなりに近い物件を見つけました。

仲介業者の人も良い感じの方で、URからの脱出先としては適切ではないかと思っていました。

なんと言っても家賃が安く、今よりも5万以上安くなる計算でした。
年間で換算すると60万以上なのでこの差は中々大きいですよね・・・。
これが投資信託に入れられたらと思うといても立っても居られません笑

足元を見たと勘違いした

仲介業者から話を聞くと、この物件は今年の1月頃に退去してから空室が続いているとのこと。1度外国人籍の方から申込みがあったものの、オーナーの意向で破談したそうです。

約半年間住み手が付かないという事実を知った私は、「URに引越したばかりだし、ここは初期費用を下げられるだけ下げてやろう」と思いました。

そこで以下の交渉をメールで行いました。

・仲介手数料
 →宅建業法では入居者の承諾なく0.5ヶ月以上請求できない。
  1ヶ月を0.5ヶ月にしてほしい。

・フリーレント
 →2ヶ月は付けてほしい

その他も細々色々注文を入れました。
退去にかかるクリーニング費用は大家持ちのはずだから付けないでほしいなど・・・。まぁ面倒な客であることは間違いなかったと思います(笑)

そして、数時間後。仲介業者からメールが来ました。

「きっとオーナーも焦っていることだろうし、呑んでくれるだろう」と思ってメールを開いたら、思いもよらぬ内容が記載されていました。

「結論から申し上げると、ご希望には添えないためお断りくださいとオーナーが仰っていました。
またご縁がありましたら、よろしくお願いいたします。」

「え・・・。」頭が真っ白になりました。

なぜ?あれだけ温厚に接してくれていたのにこの塩対応。
一瞬何が起きたか理解できていませんでした。

こちらの希望が通らないにしても、せめて代替案は来るだろうと思っていたら、私も前述の外国籍の方と同様に破談となってしまいました。

こうなってしまうと後の祭りで、「もう交渉しないので、当初の見積もり通りでお願いします」とも言えません。
私はオーナーと仲介業者を敵に回してしまったようです。

「もう1度チャンスを」などと格好悪いことはしたくなかったので、了承した旨を返信してからは仲介業者と連絡は取っていません。

お値打ちな価格で住めそうな戸建てを、自らの失態で逃してしまいました。

今回の出来事から学んだこと

私の認識では、交渉事項を仲介業者が精査して交渉が通りそうな部分だけ抽出してオーナーと話をしてくれる認識でいました。
ところが、仲介業者は私の送ったメールをそのまま転送したようです。

その中には通ればラッキーぐらいの内容も含まれていたため、かなり強気の交渉内容になっていました。恐らくそれがオーナーには気に入らなかったのだと思います。

形に残して交渉したい思いがあり、メール交渉を断行してしまったものの、今思い返すと電話ないし来店時にその場で温度感を確かめつつ、交渉の余地がある部分を見極める必要があったなと思います。

その上で仲介業者とオーナーで話し合ってもらい、ある程度譲歩してもらったらその場で契約。これが1番スムーズで角が立たない交渉術だったかなと思います。


まとめ

不動産業界はぼったくりまみれで、知れば知るほど交渉したくなる部分が出てくると思います。

ただ、あまりに正義の剣を振りかざしすぎると、業者やオーナーから嫌われることもあるということを頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。

どうしても住みたい物件の場合は尚更で、1度破断すると他者の申込みが入らなくとも、申込みすることはできません。

特に入居者とオーナーの間を取り持つ仲介業者を敵に回すと入居への道のりが一気に険しくなると思います。

仲介手数料は仲介業者の利益に直結する部分でもあるので、交渉する際は慎重に行うことをオススメします。(宅建業法では0.5ヶ月以上は入居者の承認が必要である旨が書いてあるのですが・・・。複雑な気分です。)

最近は仲介手数料0円や半額といった業者もあるので、そういったところを活用した方が確実に初期費用を抑えられるかもしれません。

これから賃貸を契約する人の参考になれば幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?