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【体験談】URでお目当ての物件を狙うなら、空室待ち登録をしよう!

敷金、礼金無料、保証人不要、明瞭な原状復帰基準、比較的長めの家賃発生猶予期間に短めの退去予告期間。

URのメリットはそれなりにあると思います。

それ故に、URの物件はかなり高い稼働率で動いている印象が強いです。

今回はお目当ての物件に住むためのテクニックとして、私が利用した空室待ち登録についてご紹介します。


空室待ち登録なしでお目当て物件を申し込むのは困難?

URの公式ホームページから物件検索をしてもらえれば分かると思うのですが、空室はかなり少ない印象です。

もちろん、全部が全部埋まっている訳ではないですし、部屋数が多いところだと一定数の空きはあるかもしれません。

しかし、そこが第1希望の物件とは限らないですし、そうとは限らないケースのほうが多いと思います。

私自身、500室以上を有する巨大団地の一室を狙っていたのですが、待てど暮らせど空きが出ないという状態でした。

団地なんて一昔前の話でしょぐらいに思っていたのですが、生活環境(スーパー、学校、病院、役所関連等)がコンパクトにまとまり、家賃も同じ地域と比べるとお得なので、結構人気みたいです。UR恐るべし。

「団地=古い」という固定観念があったのですが、物件によっては共用部や専有部のリノベーションが行われているため、建物自体は古くても見た目は築浅物件さながらなんてこともザラにあります。


仮申込の代行業者に頼むのがベスト?

「UR 仮申込」などと検索をかけると、仮申込の代行業者がちらほら出てきます。

そもそも、仮申込というのは民間賃貸で言うところの仮押さえみたいなもので、無料で1週間その物件を抑えることができます。(1人1部屋まで)

この間に内見を行って、入居するか否かの判断をします。

つまり、この仮申込が出来ないことには永遠にお目当ての物件に住めないわけです。

URの公式ページからお目当ての物件の空室が確認できれば、そのまま自力で仮申込すれば良いのですが、そんな上手くいくケースばかりでは有りません。

空室を狙うにはどうすればよいか?

ひたすら待って、公式ページに表示されるのを待つしかありません。

空室が出たら通知メールが来るような機能はないので・・・。

でも、毎日毎日チェックするのはダルいですよね?

そこで登場するのが仮申込の代行業者。

入居希望者に代わって、空室が出るのを見張って、空室が出たら教えてくれるという仕組みです。URから代行業者に対しては仲介手数料なるものが支払われる為、入居希望者は代行業者に対して金銭的対価を支払う必要はアリません。

また、代行業者を利用したからといって家賃が上がるなどということもありません。つまりURの公式から申し込んでも、代行業者を経由して申し込んでも結果は同じということです。

じゃあ、代行業者を利用すれば良いのか?という話ですが、私はあまりおすすめしません。

理由はシンプルで、URで直接空室待ちした方が早く情報が届くということを身を持って経験したからです。

私自身、空室待ちをするにあたって、代行業者(URコンシェルジュ)とUR両方使いました。

どちらが早く情報を届けてくれるか検証をするためです。

口コミ情報を見る限り、両者共々「待てど暮せど空室情報をくれない」といったネガティブなものが散見されたため、あまり期待はしていませんでした。

そしてその決着は1ヶ月も経たないうちに付きました。

とある日のお昼前にURショップから電話があり、「空室が出たためこの週末で内見」ができるとのこと。

あと2,3ヶ月くらいかかるだろうと思っていたため、まさかこんなにすぐ来るとは思わなかったものの、その場で内見を申込み、仮申込まで済ませました。

その間に仮申込業者から空室連絡が来ることは有りませんでした。

これは私の憶測ですが、一次情報はやはりURが握っているのではないかと思います。

そして、URで空室待ち登録している人がいない、あるいは空室待ちしている人がその物件をスルーした場合、そのおこぼれを代行業者がキャッチし、各々が抱えている空室待ちの人へ案内しているのではないかと。

そのため、鮮度の良い空室情報を得るなら、URで空室待ちすることをおすすめします。

更にこれも憶測ですが、住みたいアピールはしたほうが良いかもしれません笑

結局相手もヒトなので、住む気があるのかないのかよくわからない顧客よりは、この物件が空いたら絶対住みたいという意思のある顧客へ紹介したくなるものだと思います。

あとは、団地という共同生活圏内で暮らすことになる以上、トラブルメーカーは極力排除したいというUR側の心情もあると思うので、紳士淑女な対応をしたほうが良いかと思います。(これは団地に限った話ではなく、どの賃貸でも同じことが言えると思います。入居者の方が法的に守られているので、オーナーは入居前の段階でしっかりスクリーニングしておきたいと考えるはずです。)

URの空室待ち登録をするには?

やり方はシンプルで管轄のURショップに行って手続きを行うだけです。

ポイントは「管轄のURショップ」で、「来店する」ことです。

※今回、営業センターでは契約手続きしかしていないため、営業センターにおける空室待ち登録可否や登録方法については触れません。ご了承ください。

各URショップごとに縄張りのようなものがあり、「この物件はうちで取り扱っているが、あの物件は取り扱っていない」といったことがあります。

基本的には地域で区切られているものの、境界線の部分は曖昧だったりするので、公式ホームページで管轄のURショップを調べることをおすすめします。

もし、都内在住の人が千葉駅近辺の物件の空室待ちをする場合、稲毛駅前のURショップへ行く必要があります。

空室待ち登録だけのために、わざわざ出向かないといけないというのは確かに面倒です。

しかし、裏を返せばそうやって「面倒くさい」と思って行動していない人をごぼう抜きすることができるので、ひと手間かけられる人にとってはチャンスだと思います。


空室待ち登録に関する紹介は以上です。

今回の1件で、ネットに出てくる物件は相当鮮度が悪いことが分かりました。この点は民間賃貸も一緒ですよね。

この物件に住みたい!と狙いを定めていらっしゃる方がいれば、是非URの空室待ち制度を利用してみてください。

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