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Jリーグ 第7節 横浜FC×浦和レッズ マッチレポート

7/26 (日) 18:00キックオフ @ニッパツ三ツ沢球技場

ニッパツって企業名だったんですね。笑
初めて知りました...

ってことで大敗直後の一戦。この悪い雰囲気を引きずるかどうか重要な一戦になります。

スタメン

fc浦和

ホーム横浜FCはいつもどおりの3-5-2
中村俊輔スタメンのため、4-2-3-1の予想もありましたが、そこは特にいじることはなく。ってか中村俊輔42歳でJ1スタメンってすごいな...

アウェー浦和は大幅のメンバー変更。
CBは開幕節から2回目の先発の鈴木大輔と今シーズン初スタメンの槙野。槙野おかえり...
CHの選手が同時に3人先発のため、3センターが予想されましたが、右SHに柏木を置く基本的な4-4-2の形。さすがにそんな無謀な策はしないよね。

戦評

基本的にどちらのチームもボールを捨てず、持つ時はしっかり持つ、ブロックを敷く時はブロックを敷く。というようにサッカー的な面白みを多く含んだ試合になりました。(個人観です笑)

ただ浦和のビルドアップに対して横浜は早めにブロックを形成し待ち構えるような形。対して浦和はある程度ハイプレスをかけ、敵陣深くまで追うような形を見せていました。
また、この日の浦和は即時奪回→ショートカウンターのような形も多く見られ、コンディションさえ良ければやはりこのスタンスが1番しっくりくると感じました。

柏木の右SHも個人的には割と合理的に見え、おもしろい配置だなぁって思ってました。効果的な場面はあったと思います。

CHエヴェルトンは僕個人的には結構いけてるんじゃないかなって思います。彼が2点目のようにもっとゴール前に顔を出せば迫力が増すと思います。ネガトラの対応も概ね良しですし、全体的にそつなくこなしてくれます。ただ、レンタルなんですよね...。将来的に彼の身の振る舞い方は結構注目ポイントだと思います。

得点シーン

1点目

先制点は西川のパントキックから。カットイン気味でレオとワンツーをした柏木が内側に走っていた関根へパス。その後裏へ抜け出したレオがそのままゴール逆へシュートを打ち込みました。

特筆すべきは興梠の裏への抜け出し。彼がデフェンスラインの裏へ抜け出そうとしたことにより、デフェンスラインが下がり、関根が前を向くスペースができました。一度膨らんで欲しいエリアへ走り込むレオもさすがのランニングです。

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個人的には興梠のこの裏へのランニングは最近減ってきていると思います。体力的な省エネ思考なのはわかりますが、もう少し増やしてくれると嬉しいんだけどなぁ...
柏木→興梠はみなさんご存知のホットラインのため、興梠も信頼してランニングをしていたのかなと。まぁ確かに今の浦和に柏木みたいなミドルレンジのパスを出してくれる選手は少ないんですけどね...。

このシーンに関しては横浜のビッグチャンスの直後ということもあり、横浜の2列目の帰陣が遅れたことも功を奏したかもしれません。

2点目

2点目は後半ロスタイム。

高い位置で相手のパスミスを奪った健勇が後ろから上がってきた柴戸へパス。敵陣深くで右足に持ち替えた柴戸はこちらも後ろから上がってきたエヴェルトンへクロス。エヴェルトンはこれをしっかり頭で合わせ、追加点としました。

後半ロスタイムでエリア内までランニングできるエヴェルトンにあっぱれです!!

気になったシーン

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この日は前線からハメようと攻勢を見せていた浦和。横浜のチーム力としてはJ1のトップクラスのチームにはまだ及ばずともしっかり設計されているビルドアップで、両チームともやりたいことが見えやすかったと思います。

攻撃力に定評のあるマギーニョに広いスペースでボールを預けたい横浜に対して、浦和は右から左へ追い込む守備をしていたように感じました。ただ、横浜はマギーニョを浮かすためか、たびたび中村俊輔が外に張ったりしてズレを作ろうとしていました。浦和はここらへんの管理が甘かったかなと思います。

また、浦和のビルドアップはいつもの形。ただ、相手が3センターでスライドしていたため、山中がある程度スペースを与えられ、対角へのパスなど面白い働きもできていました。関根-山中のラインはもう少し明確な強みのような物があるとさらに面白みが増すんじゃないかぁって思いました。

総評

ここまでリーグ戦を見てきて、浦和はある程度ハメに行ったほうが狙いの形(ファストブレイク)を発動させやすいのかなと感じました。もちろんコンディション面の問題は大きく左右されますけど。

何がともあれ、勝てて良かったと思います。チーム状況が悪くなっているのでは?という状況で槙野や柏木などのベテラン、ここまで試合に絡めていなかった鈴木大輔の起用など大胆な采配を見せた大槻監督ですが、この采配が功を奏したとおもいます。前節ではなかなか見られなかった後ろからの声も見られ、悪かったチームの雰囲気を払拭してくれました。

先日書いた記事で「麻薬が切れた」と表現させていただきましたが、僕は浦和の選手を少し甘く見ていたかもしれません。特にベテラン陣。腐ることなくしっかり準備し、出番ではチームを鼓舞し、しっかりクリーンシートで終える。CBの2人には頭が上がりませんね。

ここで3連戦は一区切り。次はホームで今シーズン大不調のエスパルスを迎えます。しっかり叩いて、連勝しましょう!

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