温かいものの美味しさについて

マクドナルドのセットのドリンクで、温かい紅茶を頼まれて、お湯とティーパックを出すという行為をアルバイトでしていたときに「温かいのはお湯じゃんか、絶対アイスの方が美味しいしホット頼むのバカみたい」とか思っていた。
それは高校2年生の時で、温かいのみものは熱くて、必ず舌をやけどするし、冷めて飲めるようになると微妙な温度で美味しくないし、真冬でもなんでも冷たいものしか飲まなかった。

それから数年して、20歳近くなったころ、急に温かい飲み物の美味しさに目覚めた。
きっかけも覚えていないし、劇的になにかがあった訳でもないと思う。知らないうちに温かい飲み物ばかり飲むようになっていた。
まだ沢山歩くと汗ばむような秋口にさえ温かい飲み物を頼むようになってしまい、さらには冷たい飲み物の氷っている?と真夏にさえ思うようにこの頃はなってしまった。

そして、温かい飲み物に目覚めたころ、私が喉も乾いていないのにバカみたいに飲んでいたのがほうじ茶だった。
いわゆる、中毒性があるといわれている飲み物、コーヒーとかカフェインの沢山入っているものではなく、温かいほうじ茶がどうにも美味しくて、休みの日は軽く1リットルくらい飲んでいたと思う。
温かいほうじ茶は本当に美味しい。あれは危ない飲み物だ。体に悪いものではないけれど。

高校生の私が頼む人の感覚が信じられないと思っていた、マクドナルドのお湯とティーパックのホットティーを今の私は真冬の今時期迷いなく注文する。
しかし、マクドナルドのホットティーは全然美味しくないし、アイスティーの方が美味しいので、そこは間違いなかったのは確かだ。

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