見出し画像

「edge2 concept magic」Creator's Talk

開催日:2019年9月8日(日)開演14時00分
会場:DNPプラザ2F イベントゾーン
出演:足立慎吾さん、押山清高さん、中武哲也さん、ファンズちゃん
以下敬称略

足立さんが採用したモンスター

足立:
菊田幸一さんが一番のモンスター。仕事せずにWebでGIFを見ていて、その時に菊田さんを知った。
BBSで「アニメーターになりたいけどどうすればいいのか分からない」と言っていたので、自分の名前を伏せてアドバイスを送ってた。
「I.G、MAD、J.C受けたら全部落ちました。」と言われたその時に自分の名前を明かしてXEBECの面接に誘った。
WEB上の人だったから性別も年齢も知らない状態だったけど、菊田さんは当時19歳だったので迷わず合格。

他にもいるけどクガイメン(久貝典史さん)とか。代表作は『ワンパンマン』。
中武:
久貝さんといえば『ACCA』。デザインは異常にシンプルだけどカッコ良い。
自分含めて面接官は3人で、合格には少し厳しい流れだったけど、XEBECを初めての面接に選んでくれたし、これ落としたら30歳超えてしまうと思ったから採用した。
押山:
もう既に5年経ってる。
「日々生きるのに必死でいつの間にか5年経ってた」って言っていた。

押山さんについて

押山:
僕もXEBEC以外は全部落ちてる。
1年半くらい月4万5千円くらいの下にカラオケやコンビニがあって凄く賑やかなアパートでぼんやり過ごしてた。
研修中はお金が貰えないので、郵便局のバイトと掛け持ちで生活していた。
中武:
宮崎(劇場)アニメーターなので初めの出だしから凄いと思ってた。
足立:
初めから凄かった。
『魔法先生ネギま!』や『ロックマンエクゼBEAST』の作監で原画を見たけど、この道10年のベテランの様な上がりだった。
新人は新人特有の不安な感じが線に出るけど、筆度胸が凄くて迷いも感じなかった。
押山:
態度は大きかった。
足立:
XEBECは枚数ノルマクリア出来た人が原画に上がれるけど、石原満さんの案で月千枚超えたら特例で原画になれる話がきて、オッシーはそれを達成した。唯一の千枚超え。500枚でも十分凄い。

足立:
カーネルの転移シーン、引きの構図でポーズが分かりにくかったけど、拡大の参考ポーズを描いていた。新人では中々出来ない。
押山:
分かりにくいと思ったので自然にやってた。

足立:
(押山さんは)『電脳コイル』の時に磯さんがアニメーターを募集していて、その時に自分の原画を持って応募していた。
その姿を見た石原さんが
「自分より高いレベルの環境に自分の仕事を持っていける姿が眩しかった」と言っていた。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の押山さん担当パートを見た時にすげぇって思って、そこから遠い存在になった。

足立:
うまいからよく覚えてる。
『魔法先生ネギま』の最終回、コンテだとつけPANの指示があってマジでやると結構大変で、自分でも扇子につけてキャラをアウトさせるけど、しっかり作画でやってる。
押山:
当時はアニメの作画に対して無知だった。

足立さんについて

押山:
足立さんは凄い先輩というイメージ。XEBECの最初の新人で自分は9世代くらい先。
『ロックマン』OPの足立さんのカットを担当した時に、「おばけは原画のみ」と指示が書かれていたのを「動画ではトレスをするな」と捉えてしまい、足立さんの描いたおばけを全部消してしまった。
足立:
自分は上妻さんの震え線を忠実にトレスしてたら坂崎さんに「綺麗な一本の線で良い」と言われ「でもこっちの方がカッコいいじゃないですか!」と言い返したりしてた。


憧れ・尊敬している人

押山:
千枚のショートカットを作ってくれた人でもあり、外の仕事『シャンバラ』を紹介してくれた。田舎から出てきて横の繋がりが全く無かったので、他の会社に興味があった。
足立:
誰にでもそうしないし、凄く期待されていたと思う。
押山:
会社に怒られたらしいので、出版した本にも感謝を書いた。

足立:
僕も石原さん。石原さんに誘われて業界に入った。
毎年学祭に来ていて、自分はゲーム会社に応募などしていたけどうまくいかず、新設の会社(XEBEC)が出来たタイミングで石原さんに誘われて業界に入った。

・石原満さんについて
押山:
週末には机に赤紙(石原さんからの招待状)が置かれていて、会議室でマリオカートやHALOなどのゲームをやっていた。
足立:
XBOXが4台あって、土曜の夜から日曜の朝までずっとやってた。
押山:
ヘッドショットが上手かったので、新人をひたすら倒していた。
時間厳守で遅刻すると凄く怒られる。

憧れのアニメーター

足立:
うつのみや理さん、梅津泰臣さん、大平晋也さん、若林厚史さん。
どこにリスペクトがあんねんって感じだけど、当時は作画オタク的な視点で見ていたし、動かし屋が凄く好きだったのでそっち系で活躍したかった。

押山:
沢山いるので絞り切れない。
直接師事した訳ではないけど、仮想の恩師として特に石原満さん、磯光雄さん、宮崎駿さん。
磯さんは大きなキッカケだったし影響も凄く受けた。宮崎さんは学びがとても多かった。

キャリアについて

中武:
足立慎吾が凄いって話が当時自分に凄く来た。
足立:
全く聞いたことがない。
『ロックマン』後はやや干され気味の期間があり、自分の企画を考えていた時期もあったけど、その時に『WORKING!!』の話が来た。
2008年辺りが一番苦しかった。周りでも「遂に辞めたか」みたいな話もあった。

『ローリング☆ガールズ』参加経緯

足立:
北田勝彦君に二原を深夜にお願いされた。
時間は深夜3時半でその一原を見た時に「めっちゃうまいやん、本人に描いてもらえばええやん」といったやり取りを玄関でして奥さんに怒られた。その一原担当は江原康之さんだった。
そのままWITの車でA-1に。

押山:
僕も北田君に頼まれてOPの2カット。

最近の若手について

押山:
最近はデジタルでトライアンドエラーが速くて日々情報も得られるので早熟な人が多い。
足立:
海外のアニメーターも凄い。黄成希さんが担当した『BORUTO』65話を見て、アニメのブレイクスルーが起きてるなと思った。
押山:
アニメーターはスポーツ選手みたいで、20代はエネルギーがあるから頑張れる。それが徐々に衰えてくるので、自分もエネルギッシュにやってる。
足立:
周りにデジタルやBlenderなどの技術を持った若くてうまい人が居ると刺激が多い。

その他

足立:
(久保田さんがフリクリ見ながら)「やっぱこれからはガイナだな!」って言ってたけど、本当にGAINAXに行っちゃったし。
後輩の菊田・北田・小林恵祐・高瀬も自分の仕事を持つようになって、手伝ってくれる後輩がどんどんいなくなってきた。

・仕事について
足立:
新作SAOには参加していないので、V編に追われてないと生きている感じがしなかった。
中武:
一週間仕事を休んだらやっぱり作りたいって思った。
・辛かった時期
SAOの2期が一番辛かった。


※メモ漏れや解釈違いも含んでいます。
指摘や訂正、追加の情報などありましたらコメントにてお知らせください。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

YnkL

主にトークイベントのメモ置き場。 自分用のメモを編集したついでに気が向いたらアウトプットします。 ※メモ漏れや解釈違いも含んでいる為、指摘や訂正・追加の情報などありましたらコメントにてお知らせください。

スタッフトークイベント

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。