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僕が「旅するデザイナー」をしている理由

今日は、デザイナーの梅原真さんの話が出てきた。その方は僕が自分で初めて知ったグラフィックデザイナーです。梅原さんは高知で活躍しているプロデュースなどをするデザイナーです。出会いのきっかけは大学1年の頃に、授業の1つで三木健デザイン事務所を訪れてりんごパーティーに参加させていただき、そこに置かれていた梅原真著書の本で出会いました。その頃はパラパラと読むだけだったのですが、当時のまだ知識のない僕にとってはあることが衝撃的でした。それは「高知でデザイナーをしている」ということでした。

当時の僕にとってはデザイナーは大阪や東京のような人が集まる都会にしかいないという勝手なイメージがありました。その頃は一流のデザイナーしか知らなかったのもありますが、まだ世界を全然知らなすぎる状態でした。そんな僕にとって「地方でデザイナーができる」というだけで衝撃的でした。梅原真さんは自分のデザインの考え方の壁を壊してくれた。その時は考え方もですが「高知県でデザイナーをする」「地方というフィールドを生かして価値を創出する」という活動のスタイルに興味をひかれました。その活動が地方を盛り上げる、活性化させるということに繋げる事ができると感じました。

場所なんて関係ない。

そう考えると今までよりも世界が広く見えました。自分はこれからは視野をできるだけ広げて広い世界をみたいと思い、様々な活動を始めました。その結果、僕は縁にも恵まれ大阪や京都を中心に活動をすることができるようになりました。そこで出会う人は様々で色々な刺激を受けることもあれば、大変な経験や困難もありました。しかしそこでの経験は素晴らしいもので考え方や物事の見え方が変わるきっかけになるものばかりでした。熱量を持って話すことで面白い人間と認められるようになり、活動の幅は広がりました。大学2年生半ばでは「伝統芸能や京都の文化をアップデート」を考えるプロジェクトに参加させていただき、それぞれの場所にある価値に触れる機会が増えました。今年の4月にはニコニコ超会議でブースのメンバーとして活動したり、伝統工芸や芸能を新しい形にアップデートする企画に映像演出として本格的に関わり人に感謝されることが増えました。大学生として2年半の時間を過ごすことで結果として大阪、京都、兵庫、井、東京、千葉でクリエイティブ活動をすることが出来、様々な人とプロジェクトと文化に関わらせていただきました。そして僕自身が経験から気づいたことがありました。

人が住む街には培ってきた文化がある。

人が住むということは住んだ分だけ文化がある。その文化は人が暮らすために様々なものと共存してきた記録や想いが詰まっているという事です。例えば京都だと歴史と伝統が詰まっています。それは建築物を始めとする文化との共存を意味していると考えています。僕の出身の和歌山では豊かな自然と共存した暮らしのスタイルがあります。食べ物や建築物、自然や人自身など様々な部分に暮らしの形が残っています。都会ではなくても地方にはフィールドとしての魅力的な特性があります。特に日本では都道府県の文化や気候、自然などそれが他の国よりもより顕著に出ているように感じます。それをどう活かすかという部分を考えて作品やショーなどに落とし込むとより面白いクリエイティブを創ることが出来ます。僕は各地を転々とし、デザインやプランニングをする時に現地の人の話などを聞くことでその場所が持つ特性を知ることが出来ました。

フィールドを選ばないクリエイター=旅するデザイナー

僕の原点の1つである梅原真さんの話から、ここまでの活動のスタイルを話して来ました。僕がここまで様々なステージで活躍出来たのは今まで出会った皆さんのおかげです。今まで出会った人たちがそれぞれの暮らしや考え方を教えてくれたできたり、活動などを観察してるうちに...を繰り返していると自分の考え方が変わるきっかけになりました。沢山成長させてもらったので次は自分が誰かに返す。という事がこれからの僕がしていきたい事です。自分が多くの人から「受け取ったバトンはこれからは誰かに繋ぐ。」という事を目指して、今日もまた誰かの手をさし延べます。僕はフィールドを選ばないクリエイター=旅するデザイナー、これからも新しいステージでクリエイターとして活動します。


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