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「お店日記」第4日:巣鴨でフランスと中国に思いをはせる餃子!?

ノンテーマ・ノンジャンルで
好きなお店、気になったお店を書いていく「お店日記」シリーズ。

今回はもう長いことずっとお気に入りの餃子専門店
お店の分類としては「ホワイト」にカテゴライズされる一軒。

いやいやいや、

「ホワイトってなんやねん!」

ですよね。

毎度毎度、前フリが長いと自覚してはいるので(笑)
今回は引っぱらずにいきなり写真をば。

これです!

ホワイト餃子っ!!!

ご覧の通り、どこもかしこも白くはないうえに
餃子かどうかも疑わしいわけであります。

が、
これはこれでれっきとした餃子。
そして、
まぎれもなくホワイト。

ご存じのない方のために
ちょっとだけホワイト餃子講座を。

 (なんだかラップ風ですね
   ♪今から始まるギョーザのコーザ! Yeah!!!
    ラーユー ショーユー for you!!!
   みたいな。いらなかったかな、これ。ははは)


太平洋戦争当時、満州におられたという創業者さんが
かの国の白(パイ)さんという方に餃子を教わり
戦後、日本へ引き揚げてきたのちに餃子店を開業。
その際にパイ餃子を名乗ろうかと思ったけれど
なんか地味……ということでホワイト餃子にしたんだとか。

てなわけで千葉県野田市に本店を構え
関東エリアを中心に北は宮城、南は鹿児島まで
数十軒のホワイト餃子グループが形成されています。

千葉県にはあまりご縁のないぼくですが
実はこのグループ店のうちの「第7ギョーザの店」
というのが故郷の石川県・金沢市にありまして。
それで少年時代から親しんでおりました。

さて、いよいよ本題へ。

この餃子、圧倒的に皮!
皮食ってなんぼの餃子こそホワイト!

もう見出しに書いてあるのがほとんど全てなんですけどね。
このホワイト、皮が独特すぎるんです。

フランスパンにも使われる強力粉を使用。

肉餡をどっさり包んだら
たっぷりのお湯と油で茹でつつ揚げる。
お湯と油が同時に鍋に入ってるだけでも驚きです。

お湯が蒸発したら油を追加して仕上げる、
ってのが調理法。

そういう調理なので注文から15分程度で到着。

食べた感じはパリッというよりもサクッ。
写真を見ればお分かりかと思いますが
とてつもなく香ばしくパリサク。

でも噛みしめるとモチッとムニュッとした感じもある。
ものすごく厚いです、皮。

大きさはお稲荷さんくらいと大き目でぷっくら丸い。

極端なことを言えばタレと皮だけ食っても旨い。
粉が粉だけに焼き立てパンのごとく
小麦の味が口の中に押し寄せてきますから。

ニンニク入ってないのかな?
さっぱりした肉餡はパン生地のような皮と極上のマリアージュ。
ただし地獄のように熱いので一口で食べるのはご法度(笑)。

こいつを♪パリサクあちっハフハフ♪しながら
冷え冷えのビールでぐいぐい流し込むわけです。

常連は一人で10個は食うのが当たり前。
かつてはぼくもその仲間でしたが
今では5個で我慢しています。

胃袋の許容範囲の衰えも理由ではありますが
それだけではなくて。

なぜに餃子を5個で我慢するか……
その理由はこれだっ。

昔の味がするチャーハンっっっっっ!

チャーハンというメニュー名ですが
ぼくは「ヤキメシ」と呼んでいます。

昔懐かしいヤキメシとは?

油がまんべんなく米粒に行き届き
醤油味が効いたのがヤキメシ。
オイスターソースとか秘伝の調味料は不要。
焼き豚の味とナルトの食感を引き連れ
米がぐいぐい胃に入っていく。
彩りはグリーンピースしかありえない。

特筆すべきは玉子。
後乗せのフワトロ玉子っ!
説明不要ですね。
一目瞭然とはこのこと。


ふぅ。
おなかいっぱい。

ホワイト餃子は10個で450円と驚異のお値段。
ヤキメシにビールつけても2000円しないで
2人が満腹でもって大満足になる、と。


心の底からありがたいお店。
ぼくが生きてる間はずっとなくならないでほしい店の一つ。

ファイト餃子@巣鴨(外観写真は公式サイトより拝借)

※誤植じゃなくてこのお店は
「ホワイト餃子」を出す「ファイト餃子店」といいます。


#飯テロ #餃子 #ホワイト餃子 #チャーハン


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