13巻の最後のページを飾るに相応しいエンディングだった推しの子第130話

ようやくアイの二人の子供の15歳の誕生日に渡すDVDについて詳しく描写されました。アイが15歳になったアクアに向けてメッセージを送っています。こんなメッセージでした。

そのお願いについては130話では詳しく描かれていませんが、そのメッセージビデオを見ながらアクアが「大丈夫だよアイ。僕はちゃんとやり切ってみせるから」と述べていることから、『15年の嘘』と関係があるのでしょうか？

アイは自分が死ぬことを分かっていたのでしょうか？なぜ15歳の子どもたちにビデオを遺したのか。自分がこれからも2人の成長をずっと見れると思っていたら、こんなビデオの遺す必要がそもそもありません。つまり、アイは姫川愛梨を殺害した犯人を知っていて、いずれ自分もその犯人によって殺害されることを知っていたかもしれません。

アイの目的はカミキヒカルの悪事を暴くことを子どもたちに託す説を今ここに提唱します！

少し前のブログでも私はカミキについて言及したことがありましたが、カミキは才能ある女性を殺すことに快感を覚えるド畜生です。現にアイが亡くなる少し前に姫川愛梨は既に亡くなっています。姫川愛梨を直接殺害したのは夫の上原清十郎ですが、姫川の不倫を上原に吹き込んだのは他でもない不倫相手のカミキの可能性が高いです。そのことをもしアイが知ったor察したなら、アイはいずれ自分も殺される可能性があると危機感を覚えたかもしれません。

自分が殺されると、カミキの悪事は闇に葬られることになります。なので彼の悪事を暴く役目を二人の子供に、殊アクアに託したかったのでしょう。ビデオが撮られたタイミングは、姫川愛梨が殺害された時よりも後、ドーム公演日より前である可能性があります。時系列的にも以上の考察は無理がないと私は考えます。

もしこういうストーリーなら、アクアは確実に目的を果たしていると言えます。（というか、普通に鳥肌立つレベルでエグい内容）

もしアイがカミキを許すようなことをあのビデオで伝えていたなら、そして二人の子供たちもカミキを許して欲しいと望んでいたなら、アクアと五反田監督は「あんな悪意に満ちた台本見たことがない」と言われるような内容の脚本を書かないことでしょう。なぜなら、アクアはアイを信奉しており、五反田監督もアイを娘のように可愛がっていた。そんな彼女の意思に反するようなことをこの二人がするはずがないと思います。

アクアの復讐の果てにあるものとは何か。最終回まで目が離せません！