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タイ旅行記第3回(サムットプラーカーン編)

2023年7月8日、バンコク都バーンラック区。
財布を失い、クレカを不正利用された私は、地元の警察署からポリスレポートを入手した。 

一旦これで財布紛失に対する初動対応は終わったわけだが、ひとまずタイを生き延びるための現地通貨を工面しなければならなかった。
paypayカードの海外キャッシングを有効化した私は、ATMからタイバーツを引き出そうとした。しかし、何度引き出そうとしても「失敗しました。カード会社にお問い合わせください」のメッセージが表示され、引き出しに失敗してしまう。
そうこうしているうちに、当初乗る予定のメークロン市場への列車に間に合わなくなってしまった。
雨も降り出したため、失意のままに私はホテルに戻った。

しかし、私には別のプランがあった。
誰の策略かはわからないが、ホテルのカードキー入れに、BTS(バンコク・スカイトレイン、バンコクの高架鉄道)の一日乗車券があったのだ。これさえあれば、BTS沿線なら現金がなくてもしのげるだろう。


というわけで、私はBTSに乗り、隣町のサムットプラーカーンに向かうことにした。

中心駅のパクナーム(タイ語で「河口」を意味するらしい)で下車し、最近できたサムットプラーカーン展望台に向かった。
かなりマイナーな観光地のはずなのに、1階にいたおばさんに片言の日本語で話しかけられて驚いた。
展望室と、小規模な資料館があるが、いずれも無料で入ることができた。

次は、海軍博物館を観覧した。
BTSに同名の駅があり、駅目の前にある。
ここもやはりマイナーな観光地らしく、休日なのに閑散としていた。
こちらも入館時に名簿を書かされるものの、料金は無料であった。

その後、サムローン駅で乗り換え、中国製モノレールの新線であるイエローラインに乗車した。

独特な内装の車内。

半分意識を失いながら終点のラプラオ駅で下車。
タイご当地コーヒーチェーンのAmazonで一休みした。

今度はMRT(バンコク・メトロ、地下鉄)に乗り換え、モーチット駅で下車。
この駅で私は、再度ATMで現地通貨の引き出しを試みた。何度か試したが、やはり失敗してしまう。
痺れを切らした私は、Google検索で「海外キャッシング 引き出せない」の結果を総当たりした。そこで「Continue without conversionを選べ」との情報を得た。私は「JPYを現地通貨に両替するのだから当然conversionするに決まっているだろ!」と思い込み、これまで毎回「Continue with conversion」を選んでいたのだ。
騙されたつもりで、「Continue without conversion」を選択すると、ようやく引き出しに成功した。これで、日本円6万円を取り戻せなくても心置きなくタイ旅行を楽しむことができよう。
どうやら、ここでの「conversion」とは現地ATMの換算レートを適用することを意味していて、それは通常より不利なレートのため、クレジットカード会社がNGとし、「Continue without conversion」でクレジットカード会社の換算レートを適用するように設定しているようだ。

駅から出ると、チャトチャック公園。のんびりとした都市型公園であった。

公園の向かいには、週末限定のチャトチャック市場。


その向かいには、オートーコー市場。

市場や屋台こそが、典型的なタイの風景であろう(雑な感想)。

※過去のタイ旅行記・タイ文化紹介記事は以下のURLから確認することができます。
https://note.com/yobhtamap/m/mfbe834680752 https://note.com/yobhtamap/m/m421fa9974071

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