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ドラ猫女房 スイスに行く!-01 到着編

2020年、8月末の木曜日、コロナ騒ぎの真っ只中、成田からスイスエアーの直行便に乗った。

旧い友人からの依頼で自叙伝を書くために、14年ぶりにスイスに行くことに。美しい街に魅せら、写真を撮りまくった!50日に及ぶスイス滞在は、長い人生の中でも「初!」が多くて興奮。いくつになっても異国情緒と初体験は人を興奮させるらしい。その顛末をNOTEにまとめてみた。

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早朝の成田はまるでゴーストタウン。店がすべて閉まっている。唯一、スターバックスが開いていた。機内もガラガラ。約12時間後に無事にチューリッヒに到着したが、50席ほどあるシートには5人くらいしか座っていない。乗務員の方がお客さんより多いくらいで、ヒマらしく、うるさいほど構ってくれる。ビジネスの割には食事がまあまあ。久しぶりのビジネスクラス、この際と思って色々なスウィッチを押してみる。人が横になっているイラストのスウィッチを押したら、グググっとシートが見事に水平になる。これは快適だ~と、乗務員に構われるのが面倒なのですぐに寝てしまう。5時間ほどしっかりと寝て、サンドイッチとコーヒーを食し、2時間ほどすると窓から地上が見えて来た。機体はチューリッヒ空港に静かに上手に着陸。旅行社からも注意を受けていたので、種々の検査覚悟で税関に向かう。

出発前の確認でスイスには入国拒否はないと聞いていた。しかし、えええ?と気が抜けるほど何~も無し!検温&PCR検査無し、質問無し、荷物検査無し、荷物の回転台にも係員も誰もいない。勝手に自分に荷物を取る。どうなってるの?と不思議な気持ちで迎えの車に乗ってスイスの田舎へ。そこはスイス最大の湖のマジョーレ湖を望む丘の上の高級住宅地。大きな屋敷が立ち並んでいる。

実はスイスは①ドイツ語圏 ②イタリア語圏 ③フランス語圏に分かれていると初めて知った。日本国内では方言はあっても、唯一、日本語のみを話す日本人にとっては不思議な状態。今回、私がステイしたところはイタリア語圏。スーパーマーケット内では英語は通じたが、散歩の途中で道順を聞いた時は、
「分かりませ~ん」
の両手を広げるあのポーズ。でも、親切に身振り手振りで道案内。
ステイしたこの郊外では人口密度も低く、日本で問題になっている所謂「三蜜」はなさそう。レストランでもテーブルは店の前と湖の際に並べて室外のみ。よって、聞いたところでは感染者は毎日ゼロか数人だったようだ。街中はマスク姿もいるけど、道路ではマスクを外している人が多かった。ただ、店内や公共機関ではマスクは条例で必須、皆、それについてはしっかり守っていた。
一つ、日本と違うところ。すべてのレストランの外のテーブルには灰皿が置いてあって、多くの人が食事をしながら種々のタバコをプカプカ、あちこちで煙が立ち上る。これには結構、驚かされた!日本はアメリカのタバコ嫌いの影響で、ヨーロッパよりも強く喫煙者が疎まれているのかも・・・

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スイスの空の青さに思わず、このポーズ。
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続きは次回に!

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