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電気けいれん療法とヨギーの病状 : 11月

こんにちは、ヨギーです。
入院してから6ヶ月たった11月、O先生から提案された電気けいれん療法を受けることになりました。

電気けいれん療法を簡単に説明すると、手術室で全身麻酔をかけ、こめかみ辺りに機械をあてて電気を10秒程度頭に通すといったものです。
1クール6回で、ヨギーは週2回受けることになりました。

けいれんを起こしにくくする薬剤は中止かできるだけ減薬してからでないと受けられないので、ルネスタは受ける前日だけ中止、ラミクタールは400mgから200mgまで減量しました。

電気けいれん療法第一回目、起床してから看護師さんが検温に来て点滴をしました。
ベッドで手術室まで移送され、麻酔が入るとともにもう眠ってしまったようです。
施行中のことは全く覚えていませんが、実は1年半後、ヨギー仕事復帰した際に手術室配属になり、O先生の電気けいれん療法の介助にもついていました。
そのときの患者さんの様子は、電気を通されている間はバイトブロック(舌を噛まないように口に入れるもの)を思いきり噛み締め目もつむったまま顔の中心にギューっと力が集まり、全身に力が入って縮こまりその名の通りけいれんしていました。

次に起きたときはすでに終了して、移送中の廊下で目を覚ましました。
ものすごい頭痛に襲われて、鎮痛剤の点滴を使ってもらったことを覚えています。
終了後の精神状態は、ソワソワするような、変な活力がみなぎるような、そして今なら死ねると思いました。いま振り返ると、一時的な躁状態になったのではないかと思います。

翌日はまた元の不安定な状態に。そして希死念慮が強くなったようでした。
5日間ほど希死念慮が強くなったのち、今度は気分は落ちるもののニヤニヤ笑うようになりました。
この頃、産後初めて生理が再開しました。下腹部痛などは一切なし。
生理が来たからなのか、たまたま気分変調のサイクルで調子の良い時期が来たからなのか、1週間ほどはまたフラットに過ごせましたが再びうつ転。
電気けいれん療法は11月半ばで終了しましたが、うつ状態は結局改善しませんでした。

電気けいれん療法の後遺症なのか、受けた後は過去の記憶が曖昧あるいはすっぽり抜けていることがありました。
当時もそうでしたが、実は今も過去のことを忘れていることもあり、それで生活に支障をきたしているわけではないのですが、こんなに過去のことを忘れているのは電気けいれん療法の影響なのかなとは思っています。

ラミクタールも電気けいれん療法も効かない、次に提案されたのは今も内服しているリチウムです。
400mgから開始し、吐き気や振戦といった副作用もなかったです。
導入後もうつ状態はうつ状態のまま。ある日院内外出をしていて、あの閉じ込められた閉鎖空間に帰ることがつらくなり帰るのが遅くなったことがあります。
私にとってはただそれだけのことでしたが、O先生はこの状況を良しとしていなくて私の入院形態を任意入院ではなくて医療保護入院へと切り替え個室管理になりました。

そこからはまた軽躁状態へ。なんだか感情が忙しいですね。疲弊するのは当然だと思います。
リチウムは11月後半で800mg、まだまだ増量途中です。
病状コントロールは未だにできず。。
軽躁状態のときとうつ状態のときの日記の内容の差が激しすぎてこわいです。

うつ状態のときは「つらい、早くこの状況から抜け出したい。死にたい。つらい、つらい。」
軽躁状態のときは「A先生やO先生に会えて本当によかった♡(本当にハート書いてます笑)」

このジェットコースターのようなヨギーの感情は、果たしてどこへと向かっていくのでしょうか。

いつもお読みいただきありがとうございます。


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