ねづっちと勝手に対決!ととのいました
一時期なぞかけにはまっていた時期があって、ねづっちのYouTube動画を観漁っては、はぁ〜すごいなぁと唸っていた。
「僕も、かけたい。」
ということで友人からインスタグラム等でお題をもらったりしながら作った謎かけをいくつか紹介する。
わたしのなぞかけ
自力でこれが出た喜び。
音楽に関連する単語で揃えてみた。
バイクは危ないから長袖を着よう。
こちらも食糧っぽい単語で揃ったのが好きな点。
お主も悪よのう。友人からもらったお題自体もかなりメタでいいです。
最後に親父ギャグ的な、くだらないなぞかけでフィニッシュ。
ねづっちと対決!
私のものも一応基本は抑えられていると思うが、これ一本で食っているねづさんはもっともっととんでもない化け物みたいななぞかけを瞬時に出力してくる。
どれだけすごいのか確かめてみたくなったので、私もねづさんと同じお題に挑戦して答えを比べてみようと思う。
▲お題の動画はコチラ
今回はねづっちYouTubeチャンネルから一本動画を選び、お題の提示部分で一時停止。回答したら、再生して答え合わせという形式とする。本来はねづさん側も即興ではなく塾考したものと比較すべきだろうが、そこはハンデとしてご了承いただきたい。
ではやってみよう。
お題その一「ジャケット」
ジャケットかぁ。まぁまず思いつくのは正装/清掃だよなあ。これで行ってもいいんだけど、ちょっと安直すぎると言うか、もう少し……。
うーん!一応「正装/清掃」みたいな漢字の音読み同士は避けられたから一歩前進か。ただ、コードは「ドレスコード」と言わないと伝わらない気もする。ではねづさんの答えを見てみよう。
うわーーなるほどね!シンプル!それでいて、ちゃんと日本語同士をかけているのがやはり美しい。追加の説明を必要としないってのもうまいなぞかけの秘訣なのだろうな。私のは「コードってのはドレスコードのことでさ……」と説明が要りそうだもの。うーんすごい。ではめげずに次。
お題その二「折り紙」
おーいい。こういう純ジャパニーズな単語は周辺語彙が探しやすいので助かるね。折る、とか紙、から一旦離れないといけないんだろうな。まぁ鶴、とか飛行機、とかあるけど、うーん思いつかない。
いやあ思いつかない。全然面白くないな。
面白くないとか言ってごめんなさい!違うんです!よく考えたうえで私がこれを出しても面白くないかもしれない、と言ったんです!違う、違うんだぁ〜〜〜っ!!!
同じ答えに辿り着いてしまった。
しかしねづさんの謎かけを見ていると「面白さ」のうち「うまい」「早い」がそれぞれ割合を占めていて、早ければ早いほどうまさが気にならなくなるし、逆にいうと時間がかかればかかるほどうまくなければ面白くないのだということに気づく。時間制限は制約じゃない、スピードは糧だ。
お題その三「雪不足」
なるほど、時事ネタ(動画公開は3年前)だろうか。こういうのにも瞬時に対応していかなければ演芸師としては失格だろう。うーん、すべらない、あたたかい、暖冬、こうせつりょう、など。
私は麻雀をやったことがないのでこの言い回しが正しいのかわからない。だが、仮に違和感がなければオヤジたちの席でひとつドカっと笑わせることができる回答ではないだろうか。
いやこれもオヤジが好きなやつ!!いい。これくらいの温度感でドヤ顔されちゃうと逆に面白いもの。くだらないことを真面目に通そうとしてる面白さ。やっぱり話芸なんだよな。うまいことを言うってのは誰にでもある程度できるけど、それを面白く言うのが技術なんだ。
ネットで検索して出てくるなぞかけとか言葉遊びの類が、あまりにも長文で成立しちゃってると「すげー」となるけど笑えはしないあの感じ。ちなみにいちばん長い回文を調べると1000文字以上の作品が出てきた。大変すぎる。
お題その四「観覧車」
次は観覧車。これもなぞかけを作りやすそうな一般名詞だ。漢語っぽいものでいえばこうてい、かいてん、など無限にありそう。和語っぽいものだとまわる、こわい、たかい、うーん……。ダメだいいのが思いつかない。
最悪だ……。不謹慎すぎる。お笑いにディザスターな単語を出してはいけないだろう。それに、火災とかけられた葛西にもかなり失礼ななぞかけだ(葛西臨海公園の「ダイヤと花の大観覧車」は117mで2016年まで日本一高かった)。ごめん、ねづさん助けてください!答えをお願いします!
あーーもう安定感。さすがだ。どんな時でも誰もがクスッと笑えるボケをするって、ものすごく難しい。特にこういう生ものっぽい芸だと、あらゆる方面に瞬時に気を配り、コンプライアンス的にも合格点を出さなければならない。
たとえば頭に不適切な下ネタっぽい単語が浮かんでしまったときでも、それにとらわれて何も思いつかないようでは即興謎かけが成立しない。いかにうまくてもひとを傷つけてはいけないというバランス感覚が問われる、本当に難しい芸なのだということが私にもわかる。
そして「漢語で成立させる」ことを恐れてもいけない。それに囚われて伸びやかさを失うようでは本末転倒なのだ。
最終お題「メイド」
動画はあと半分ほど残っているが全てを見せてしまうのは申し訳ないので続きは本編映像で楽しんでもらうとして、なぞかけ対決としてはこれを最後のひとつとさせていただく。
最後はメイドだ。いいお題。アキバ関連の語彙か、本職の執事ととらえてなぞかけにしてもいい。案外、懐の広い単語だ。しかしうーむ、オムライス、とかご主人様、とかかけにくい単語が多いな……。
メイドというだけでべつにツンデレではない……。しかもオプション料金っぽい存在しない単語を生み出してしまっているが、もうこれ以上になぞかけとして成立しているものが出てこなかった。意外と難しいですよ!メイド!
うわーーシンプル。オタク、でいいんじゃん。うわーーーシンプルだ。しかも「うかがいます」のところも単純に「どちらも〜です。」「どちらも〜でしょう。」以上にいきいきとしていて素敵。完敗です。
ねづっちはやっぱりすごい
いや、ねづっちさんは当たり前だけどやっぱすごい。じっくり考えてひとつ90点を出すのはそんなに難しいことではないが、瞬時に70点以上を出し続けるというのがどれだけ難しいか。身をもって体感いたしました。
いやーまだまだだな。トレーニングをもっとした方がいいだろう。こういうなぞかけ発表の記事をコンスタントに執筆するのもいいかもしれないな、「週刊 / 習慣」としてね。
今後も精進したいと思います。
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