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NIJIROCK、アリーナ席で感動した話

にじさんじ所属Vtuberたちが、ロック楽曲を披露するイベント「NIJIROCK」がリアル会場で開催。

推しがロックを歌う?3Dで?生バンドで?
絶対「ネット配信じゃなくて、現地に行けばよかった!」と後悔すると思ったので、チケットを買ってアリーナ席で観てきました。

エルレ、ミッシェル、ホルモンなどのカバー満載で、ロックフェス気分に浸れて楽しかった…本当に楽しかったです。
語彙力が死滅してしばらく「え、無理…」しか言わないbotになってたほど。

※スクショOKの配信だったので、スクショ画像を掲載しています。

現地で観たかった理由

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・生バンドでロック楽曲を歌う明那を、自分の目で見たかった
・ホールに響く明那の歌声が、絶対かっこいいと思ったから
・3Dで歌ったり、走ったりする明那が見たかった
 (カメラが映してくれるかわからなかったので、消化不良が怖かった)
 (Rain Dropの生配信時、あんまり映ってなかったため)
・社長と力一さんのパワフルな歌声を、生で聴きたかったから
・小夜ちゃんの歌を聴いてみたかったから
・自分がなぜ明那の歌声が好きなのかを考えたかったから
 (なぜかライブ会場じゃないと思考できない人間なので)

A席だと角度的に見づらいかもしれない。
ネット配信とそんなに変わらないかもしれない。
と思ってアリーナ席にしたのですが、大正解でした。

1曲目、エルレの「Salamander(サラマンダー)」で7人が登場した時、
本物だ!と思って。生きてる!と思って。
あの瞬間が目に焼き付いて、忘れられないです。感動でした。

開演前

影ナレ(注意事項のアナウンス)は明那が担当。

よく通る声だし、ナレーション合うなぁと思いながら聞いてたんだけど、
読み慣れない原稿&まぁまぁ多い文量のため、途中カミカミになったり、
「これらのお願いにご協力いただけない場合…」のあと泣きだす寸劇が始まったり(急に不安になったのか「みんな最後までついてきてね」と言っていたり)、会場が一気にNIJIROCKの雰囲気になって、ワクワクした。

座席は、1人で来た場合は両隣が1席あいていて、2人で来た場合は、その2人は隣同士で、その両隣が1席あく形だったのですが、
おおよそ自分の目の前が空席になるような配置になっていて、ステージがしっかり見えたんですね。その配慮すごいなと感動したのでした。

ライブ、開演!

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1:エルレガーデンの「Salamander(サラマンダー)」
7人のVtuberが横一列に並んで登場。
社長と明那だけが前を向き、他の5人が後ろを向いている。

歌い始めるとき、社長と明那が手を小さく動かしていて、カメラさんへの合図なのかなーと思ったけど、普通にかっこつけただけなのかもしれない。
いや、普通にかっこよかった。

▼特に好きだったところ
・社長の首に手を当てて歌う所作と、かすれファルセット
・明那のサビの「Just」の発音
・明那のファルセットとロングトーン
・明那の手の所作(特にロングトーン時)
・小夜ちゃんのソロパート(2番冒頭)
・社長がCメロ歌うとき、うつむいて微動だにしなくなる明那
・左右に動きながら歌う明那(あまり映ってなかったけど実際もっと動いてた)

明那の歌声が好きで、でも「なんで好きなのか」が分からなかったんですけど、「Salamander(サラマンダー)」を聴きながら、ああ、だから好きなんだって腑に落ちた瞬間があって。

いわゆる「歌が上手いから」「声がいいから」以外の理由があるはずだって思ってたんですけど、細美さん(エルレガーデンのボーカル)の歌声を聴いてるときの高揚感に近いんだなって思った。

細美さんの歌声って、全身に響いてくるだけじゃなくて、体中を循環していく感覚になるんですね。胸に響くとか、全身にビリビリくるとかじゃなくて、血液みたいに体中を駆け巡っていくんですよ。
指先まで歌声が響いてる感じ。

私が細美さんに魅了されたのは、彼がthe HIATUSというバンドを組んで、そのライブを見たとき。この人すごいって思った。
で、周りを見ると、指揮者みたいに手を動かしてるファンがちらほらいて、その気持ちがわかるなーって思ったんです。

この感覚はまだうまく言語化できないんだけど、
全身に響いて躍動する歌声って、そもそも歌い手が全身に響く歌い方をしているからで、リスナー側にそれがほぼ同じ形で伝わってるイメージ。
自分は全然歌えないんだけど、歌える人感覚だけ宿ってしまったみたいな。

で、明那の歌声も、こういう感じだなって。
彼の歌の響きとかエネルギーとか躍動感とかが、全部そのまんま伝わってくるというか。
だから「うまい」とかじゃなくて「すごい」って感想になってしまう。
明那の歌はすごい。

2:KANA-BOONの「フルドライブ」/轟京子×夢追翔

2人のエレキギターの弾き方が、弾きなれてる人でかっこよかった。
ノリのいい曲で、ロックフェスっぽくて楽しかったし、2人の歌声にピッタリだなーって思ったし「フルドライブ、フルドライブ」の歌い方も、Aメロのラップっぽい切る歌い方も、めちゃいいなと思った。

しかし、力一と小夜ちゃんの小芝居はいったい何だったんだ…?(笑)
小夜ちゃんの走り方可愛かった…。

3:レキシ「きらきら武士 feat.Deyonna」/ジョー・力一×雨森 小夜

4つ打ちビートでこの曲もフェスっぽい。
レキシのグッズに稲穂(お米が実る植物の)があって、黄色に光るんですが、だから2人が降ってる扇子が黄色だったんだろうか…。
ペンライト、黄色にすればよかったと後悔してる。

4:Acid Black Cherryの「Black Cherry」/三枝明那×緑仙×加賀美 ハヤト
三者三様の色気がさく裂してて大変だった。

▼特に好きだったところ
・明那の座り方(レバガチャと一緒だった)
・緑仙が歌う「させないで」で小さく首を振る社長
・8分音符が体にしみついてる人のステップを踏む明那
・明那の「Replicate」の低音(好きすぎて焦げた)
・1番サビの「愛してないから」で1歩下がる明那
・大サビ前の色気全開の社長(明那のパートがなくてほっとした)
・明那の「愛さなくていいよ」の高音
・最後の足を組む明那(勢いよく組むのかっこよかった)
・明那の、足を組む直前の右手(あんまり明那にセクシーって言葉使いたくないんだけど、悩ましげな表情でセクシーだった。ただ、最後に色気を出そうとしたけどヒヨって勢いよく足を組んでうつむいた可能性もある)

5:ソロパート/三枝明那

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ここまでの勢いを全部背負って、明那のソロパート。
元気いっぱいで本当に楽しかった。

▼セットリスト
サカナクション「モス」
Bird Bear Hare and Fish「ライカ」
フレデリック「オドループ」

「モス」のサビの高音を聴いたとき、これこれこれーってなった。
この高音をホールで聴きたかったんだーいってなった。
でもその直前の「マイノリティー」の低音も好きです。かっこよかった。
大サビ直前の「…ワッ」てところで心拍数なくなったし。

ノリのいい2曲に挟まれた「ライカ」は、歌詞に心くるものがあって、
悩みや葛藤もあるけど「この先の世界に」一緒に飛び込もうと言われたような気がした。

「オドループ」のかかとを使ってぴょんぴょんするのと、2番の後ろで手を組んでステップ踏むのが、きっと明那はこういう動き方するだろうなーと思ってたのと一緒だったので、明那が生きてるーって思った。

後日アーカイブ見たら、
「モス」ラストサビの「三つ目の眼」で客席を指さしててるの超かっこよかったし、「マイノリティー」で手のひらを胸の前にもってくるところもかっこよかったし、
「ライカ」最後の「次の僕へ」のところと、「オドループ」の「傷だらけでも待ってる」のところ拳を胸に当てて、なんかぐっときた。

あ、あと「モス」冒頭&ラストの振り付けと、「オドループ」のタンバリンたんたたーんが可愛くてにこにこした。

明那のファンってあんまりロック詳しいイメージがないので、だから過去に歌った曲を選んだのかなーという気もする。
歌ったことある曲ではあったけど、やっぱ3Dならではの見せ方とかもたくさんあって、ほんとによかった。

6:ソロパート/轟京子

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初見だったんですが、ずっと可愛かった。
ワニ…?と困惑はしたけど、岡崎体育の曲だったのか。

セットリスト
the peggies「足跡」
岡崎体育「感情のピクセル」

「足跡」のバンドサウンドに乗せたポップなメロディーと疾走感がめちゃくちゃよかった。
あとMCがロックフェスっぽい感じがして懐かしかった。

「感情のピクセル」はゴリゴリのバンドサウンドに、京子ちゃんの澄んだ歌声が合ってて、こういう曲をここで持ってくるのが最高にロックだった。

7:ソロパート/緑仙

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イントロなくいきなり歌いだすところと、MCほぼ入れず4曲つめこむところが緑仙っぽい気がした。「Suitability」めちゃ好き。

▼セットリスト
きのこ帝国「東京」
赤い公園「絶対的な関係」
Brian the Sun「Suitability」
クリープハイプ「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」

調べて知ったけど、クリープハイプ以外みんな活動休止や解散してるのね…。名曲をみんなに知ってほしいっていう想いからなのか偶然なのか…。

8:ソロパート/雨森 小夜

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ミッシェル祭で大変だった…。
アベフトシみたいなギター持ってるなー、キュウちゃんみたいなドラム聴こえるなーーーー「ごーばっくキャンディーハウス!」
ええええええええ!!!!!

しかも、そ、そのギターは…
「ゲット・アップ・ルーシー」!?!?!?!?!!?
マジかよ!!!!!!
大興奮でした。本当にありがとう…。

▼セットリスト
ナンバーガール「透明少女」
ミッシェルガンエレファント「キャンディー・ハウス」
ミッシェルガンエレファント「ゲット・アップ・ルーシー」
フジファブリック「TEENAGER」

小夜ちゃんの声、めっちゃ合う…!
しゃがれ声じゃないのに、むしろ真逆の可愛い声なのに、めっちゃ合う!

ミッシェルに人生狂わされた人間なんですが、解散ライブに行けなくて、
当時学生だったので、夜遅くまで幕張メッセに行くのが許されなくて、
親に勘当寸前のところまで戦ったけど行けなかったんです。
でもミッシェルって私の中で、本当に大切なバンドで。

でもアベさんが亡くなって、再結成の夢はかなわなくて。
なので、こうして(本人じゃないにせよ)生バンドの音を全身で浴びることができて、感無量でした。本当にありがとう。

9:ソロパート/夢追翔

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声質とamazarashiめっちゃ合ってるなと思った。
amazarashiは鋭くて鋭くて、深く知ると壊れてしまいそうになるので、詳しくはないんだけど、後ろの映像と音でamazarashiと分かってしまった。

▼セットリスト
amazarashi「フィロソフィー」
夢追翔「カケル」

サビの「カケル!カケル!」の一体感が気持ちよかったなー。

何度も水を飲んで「無音の時間ってほんとに恐怖ですねー」とか、掛け声の練習でミスってやりなおすとか、真面目とコミカルを行き来するのが面白かったです。

10:ソロパート/ジョー・力一

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もうライブというよりショーというくらい、世界観ができあがってた。
力一の世界にどっぷり浸かった。この人すごい。

▼セットリスト
筋肉少女帯「サンフランシスコ」
布袋寅泰「CIRCUS」
七尾旅人「サーカスナイト」

みんなにムチの短さを永遠にこすられてましたが、オラつく力一素敵でした。大量の力一が出てきたところで爆笑してしまったけど。
しっとりした「サーカスナイト」の雰囲気がめちゃくちゃよくて、しばらく余韻に浸ってしまった。ここがアリーナってことを忘れたくらいに。

11:ソロパート/加賀美 ハヤト

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社長の選曲は絶対好きになると思ってはいたけど、
誰が予想できたよ…ACIDMANの「ある証明」が聴けるなんて…。
リアルイベント開催。ここに在る、証明。エモすぎるんじゃ…!
イントロのギター聴こえてまじで、まじで死ぬかと思った。

「ひとつの証明」でオオキさんとファンが人差し指を空に掲げるんだけど、
さすがにそこまでやってる人は誰もいなかった…。
でも社長が間奏のところで「イエ――――!!」って叫んでて、ライブと一緒のやつーーー!と興奮した。音程が上ずるのもロックでライブなのだ。

▼セットリスト
エルレガーデン「スターフィッシュ」
ACIDMAN「ある証明」
加賀美 ハヤト「PIERCE」

MCの「(最後の曲です)ちょっとびっくりしますよね。わたくしもびっくりしてるんですけど」の言い方が、配信中の社長と一緒で、
あ、本物の社長だ。って思ったのでした。
いや、本物なんですけど。ライブ中の社長があまりにかっこよかったので、別の世界に飛ばされてたんですけど、元の場所に戻してもらった感あった。

「PIERCE」のアダルティーなイントロでひええってなったけど、そのあとのデスボイスに安堵した小心者の自分。「魂に空けた」のファルセットで死んだ。かっこいいかよ…。
あと社長は水を飲む姿もスタイリッシュでした。

アンコール

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アンコールの選曲、アラフォーすぎて笑った。
誰だ選曲したのは。

あとバンド紹介のところで、演奏のマネをする明那かわいかったです。
「俺が歌ってること覚えてる?」って不安になってて笑った。
むしろ焼き付いて離れないんだが!

こういうイベントってどうしても「自分の好きな曲を聴いてくれー好きになってくれー」って色が出ちゃうものだと思っていて、そりゃそうだ、私が彼らの立場だったら好きな曲を選ぶわって感じなんだけど、

明那の「みんなが好きって言ってくれた曲を選んだ」っていうのが、彼の人柄が出ててすごく素敵だなと思った。後ろのカメラを一番気にしてたのも明那だったような気がする。

12:GO!GO!7188の「ジェットにんぢん」/轟京子×緑仙

懐かしい曲だった…。
ペンライトにオレンジあったの、この曲のためだったのでは説。
選色しそこなった。

13:フラワー・カンパニーズの「深夜高速」/夢追翔×三枝明那×ジョー・力一

ゆめおと力一の男くさい歌い方と、
明那の澄んだ歌声のバランスがよかった。

ゆめおが歌ってるときに歩いてくる明那めちゃかっこよかった。
最後の明那の「生きててよかった」が沁みた…。
でも彼はなんで間奏になると微動だにしなくなるんだろうか…謎…。

14:マキシマムザホルモンの「ぶっ生き返す!!」/雨森 小夜×加賀美 ハヤト

誰が予想したよ…NIJIROCKで折りたたみするなんてさ…。
(折りたたみ=ヘドバンみたいなもの、腰から折るのでヘドバンではない)

イントロのギター鳴って爆笑した。噓でしょwww
でも次の瞬間、私は折りたたんでた。最高ありがとう。
小夜ちゃんの折りたたみ可愛かった。

15:銀杏BOYZの「BABY BABY」/全員

みんな出てきてわちゃわちゃしてて楽しそうだった。
緑仙のソロパート、みんなで囲んでわーわーしてるのエモかった。

明那めっちゃ走ってたけど、途中で自分のパートが始まると思って急いで戻っていって可愛かったし、映像に残ってなかったけど、最後の最後、ゆめおの後に手を振って帰っていった明那可愛かったです。
あなた、かっこいいとかわいいと面白いと色気を反復横跳びしすぎなのよ。

本当に最高のイベントで、にじさんじのリアルイベント、初めて行ったんですけど、それがNIJIROCKでよかったなと思っています。
DVD出たら絶対に買う。最高の夜でした。

↓当日のバンドメンバー。つよつよでした。

NIJIROCK公式HP:https://event.nijisanji.app/NIJIROCK_NB/

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