2022年2月9日

コロナ禍の影響が一段と身に染みて感じられるようになってきた。自分の周辺にはこれまで存在しなかった感染者が最近、立て続けに2人出た。幸いにも症状はともに軽い。どの株に感染したかは不明だが、恐らくオミクロンだろう。

先週はごみ収集車が来なかった。生ごみを入れるマンションの大きなごみ箱にはもはや入り切らず、蓋が空きっぱなしになっている。ゴム袋は周囲に増殖中だ。強烈な腐敗臭が発生する夏でないのがせめてもの救いである。

感染する従業員が多くなり、人手が足りなくなっているのだろう。公共交通機関はすでに間引き運転を行っている。ドイツ商工会議所連合会(DIHK)の会員企業アンケート調査によると、医療と運輸・物流業界で状況が特に厳しい。病院で診察や治療を受けにくくなったり、スーパーなどへの配達が滞り品薄が発生するようになるのだろうか。

物価も上がっている。スーパーで週末に買い物して驚いた。請求額が60ユーロ台後半に達したのである。いつも似たような商品を買っており、これまでは40ユーロ台後半~50ユーロ台後半だったはずである。値札を見ることはほとんどないため、どの商品が値上がりしたのかは分からない。物価高騰は言うまでもなくコロナ禍の副産物である。

中国の武漢で始まったこの災いはいつまで続くのだろうか。従来とは異なる生活を通して獲得したものや発見は少なくないものの、そろそろ終息してほしいというのが本音だ。

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