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とあるジンさんペンの“好き”の概念

好きってなんなんだろうって最近よく考えます

2021年は“好き”が沢山つまった苺みたいな年でした。🍓
“好き”がお互いに分からなくなって約2年半付き合っていた人と別れたこと、“好き”の概念を友達と考えたこと、いちご隊員としていちご隊長に“好き”を募らせたこと...

自分の経験、お友達との恋バナ等によって作られた私の“好き”を綴りたくなりました。
まだまだ分からないことだらけですが、記録として今思うことを書こうと思います

私は前の彼氏と付き合っていた時、
〇〇(彼氏)のどこが好きなの?
なんで〇〇のことが好きなの?
といった質問がとても苦手でした。
彼のどこが好きなのか分からなかったからです。

聞かれた時のマニュアルは頭の中にありました。でも聞かれる度に頭の中の本棚からマニュアルを探してそれを読み上げることがとても面倒だったし違和感がありました
でも、
「うーん、そうやなあ、、、どこが好きなんやろ、、、」
と答えると「ほんまに好きなん?笑」と言われるのが目に見えていました。
それが嫌でした。図星だったからです。自分でも彼の事を好きなのか分からなくて、考えれば考えるほど自分はなんて酷い人間なんだと思ってしまいました。それを避けるために薄っぺらいマニュアルを必死に読み上げていました。


最近、高校時代の友達とランチに行きました
彼女は当時の私と同じような悩みを持っていました
彼女はこう言っていました
「彼は毎日私のことを好きなところを伝えてくれる。でも私は彼に好きなところを伝える事ができない。確かに彼といたら心地良いんだけど、具体的なことを聞かれるとプレッシャーになるし自分が彼と付き合う資格ないって言われているみたいで怖くなる」

うーーーーん、難しいなあ

でも私はね、こう思うんです。
“好き”の理由を言語化しろっていう方が無理なんじゃないかなあって。それが私が感じていた違和感の正体なんじゃないかなあ、、

もちろん好きな人の好きな部分は沢山見つかります。
でもそれは全部好きの理由にはならないんです。その人に対する大好きの上で成り立つものでしかないんです。
2×2=4だけど必ずしも4=2×2ではないよね、みたいな。ごめんなさい、私も分からなくたってきました。テヘ

少し前に哲学の本を読んだんです。難しくてちゃんと理解出来ていないかもしれませんが、彼の考えを私は以下の様に理解しました。

バラが美しいと思う時、それは花が赤いからですか?茎が緑で棘があるからですか?すぐに枯れてしまいそうな儚さがあるからですか?
そうだとしたら貴方はもしかしたらバラを美しいと感じていないのかもしれません。
貴方が微睡みの中にいる状態でバラを見た時、なぜか分からない心地よさを感じたらそれがバラの美しさを貴方が感じたと言うことなのです。

本質だなあと思いました。
そしてこれは“好き”も同じなのではないかと思いました。
特定の要素を持ち合わせているから好きなんじゃないんです。寝起きの、世界をまだ認識していない状態の時にその人の声が聞こえると丸い気持ちになります。心が暖かくなります。それが”好き“ってことなのではないでしょうか。

月の話をしていいですか?(突然)
私は月を見ることが大好きです。
大好きだけど、地球にいる限り月の裏側は絶対に見ることができないみたいです。
でも私には自信があります、月の裏側が例え私の想像と全く違っても好きだと言う自信が。
それは月を愛してやまない理由が特定の要素に依存していないからだと思います。新月で光が届かない夜も満月で狼が出てきそうな夜も私は空を見上げます。月のことを考えて心を満たします。そうするだけでとても心地よい気分になります。

ちょっとよく分からなくなってきましたよね、安心してください。私もです。

私は去年、彼と別れて良かったです。
一緒にいる時の心地良さがもう消えてしまっていたから。マニュアルを上手に朗読できても、それは一緒にいる時の心地良さの上になければ全く意味のない文に過ぎなかったから。

私の友達に伝えたいと思います
“好き”にプレッシャーを感じないで。彼と付き合う資格がないなんて言わないで。“好き”の理由を言葉にできないからって自分を責めないで、、、。
貴方が彼と一緒にいる時心地良さを感じたら、ずっと一緒にいたいなって将来の事を語れる今があったら、目覚めた時に彼の声を聞くと気持ちが昂ったら、それはもう“好き”って事なんじゃないかな
って。

まとめるのが苦手なのでもう書くのをやめます。

あーあ、会いたいなあ

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