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「アイドル」のように生きたい2024年

私の2024年のテーマは「アイドル」だ。

紅白でのYOASOBIのステージは圧巻だった。
正真正銘本物のアイドルたちとともに「アイドル」のステージを作り上げていたのだ。
YOASOBIが作る音楽や歌声が素晴らしいのは言わずもがな、
アイドルたちから流れる汗は綺麗なアクアだったし瞳にはルビーが隠れていたしステージで踊り舞う姿はマリアだった。SNSでは「紅白 アイドル」がトレンド入りし、無敵の笑顔はやはりメディアを荒らす結果となった。

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少し前、大好きなK-POPアイドルのライブのビハインドを見た。
ステージ上では水を得た魚のように楽しそうに歌って踊ってファンと遊んでいる彼が
舞台前、鏡に映る自分に向かって「お前は笑顔でいなくちゃ、それがお前の仕事だろ?」と言っていた。

アイドルを好きでいると、後になって本当のことを知ることが多いと感じている。

あ、半年前のあのステージは腕に麻酔の注射を打って踊っていたんだ
去年の春は解散を考えるほど精神的に辛い時期だったんだ
世界を照らしているあの曲の準備期間は押しつぶされそうなほどのプレッシャーを抱えていたんだ

こんな感じで。

ファンがアイドルの全てをその渦中に知るべきだとは思わないし一生知らなくていいこともあるし
もちろん実際に一生知らないことがほとんどに決まっている。
それは会社の方針やビジネス的観点、彼らのプライバシーのこと等たくさんの理由があるけど、
その一つには彼らのファンへの愛があると断言できる。
「ファンに心配をかけたくないから怪我のことは伏せておこう」
「自分が笑っている姿がファンに元気を与えるなら楽しそうに笑ってみよう」
「このキャラクターでいることで救われる人がいるのならメディアの前ではこのキャラクターでいよう」
全ては愛があるからこその偽りの姿なのではないだろうか。

もちろんファンの私は彼らが隠している姿なんて絶対に探らず、
彼らが見せたい姿だけを見て、発信してくれる言葉だけを信じて、純粋にパフォーマンスからポジティブなエネルギーを受け取るに限るのだが。

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私にはいつも笑っていてほしい人がたくさんいる。
自分がポジティブなエネルギーを与えたいと思う人もいる。
なんなら自分もアイドルたちみたいに世界中の人に元気や希望、癒しを提供したいと本気で思っている。

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2024年、「アイドル」の歌詞みたいに生きることに決めた。
最初は嘘でもいつかそれが本当になることを願って。

本当は余裕がなくて少しのことで一生暗い顔をしてしまう私だけど
せめて人前では「人を元気にできる“見せたい自分“」でいてみよう。

堂々と顔を上げて平気なふりをして明るく笑っていよう。
ポジティブな言葉をたくさん言って楽しそうに過ごしてみよう。
目の前にいる人たちを愛おしそうに見てみよう。
この世界を面白がってみよう。

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2024年が終わる時、
この一年たくさんの人に良い影響を与えれたなあと思っていたらいいな。

大切な人に用意したクッキーのラッピングが上手にできていなかっただけで半泣きになって全てが嫌になってしまった2024年1月13日の私より。

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