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社会人になったこと・スマホに紐をつけたこと

社会人になり半年が過ぎた。

私は最近、スマホを首からぶら下げるための紐を購入した。

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私はよくスマホをなくす。

ある日はレストランのテーブルの上に。

ある日はトイレの後ろの物置き場に。

またある日は映画館の椅子と背もたれの間に、、、。

シンプルに私の不注意だ。

でもどう頑張ってもスマホを無くさない生活なんて私には無理だ。
いくら注意しても私のスマホは気が付いたら迷子になっている。
もう、かまってちゃんなんだから(^^;;

だから私はスマホに紐をつけて首からぶら下げることにした。
そうしたらどこに置き去りにしようとしても首からぶら下がってくれているもんね〜!

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「かもめ食堂」を見た。

「しあわせのパン」を見た。

生きることがシンプルに思えた。

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最近の私は頭と心が不仲で困っている。

心がワクワクしたら、心が寂しくなったら、
頭は徹底的に心を理詰めする。

なんでそれがしたいの?
将来的どうなりたいの?
何かビジョンはあるの?
そうしたらお金はどうするの?
どうして悲しんでるの?
周りの人はできるのになんでできないの?
そのアプローチは本当に正解?

理詰めされてた心はワクワクもメソメソも頭に伝えなくなってしまった
だって理詰めされるの嫌やもん

こうして私の心と頭は冷戦状態になった

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子供の時、私の頭と心はいつも手を繋いでいた。

ジェットコースターを見たら走って駆け寄った
犬を飼いたくてペットショップで駄々をこねた
ふわふわのスカートが欲しくて母におねだりした
バレエの体験で他の子と仲良くできなくて即帰った

行きたい高校があったから勉強した
勉強したいことがあったから大学に行った
冒険がしたかったからヒッチハイクをした

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大人になるにつれて、私たちは賢くなっていく

賢くなるにつれて簡単なことを難しく考えたくなってしまう

大人になったら私たち、
もう少しシンプルに考えてもいいんじゃない?

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スマホをなくすんだったら紐をつけたら良い

お腹が空いたらおにぎりを食べたら良い

寒かったら暖かいスープを飲んだら良い

泣きたくなったら味方がいる場所に行けば良い

1人になりたかったらお布団にくるまれば良い

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社会人になってからの6ヶ月間、
頭がおかしくなるくらい死にたい日が何日もあった
痛みを苦痛と感じれない日が続いた

あなたはすごく辛いんだよ

みんな辛い思いをしているからとか
みんな働いているからとか
自分に甘すぎるんじゃないかとか

たしかにそうかもしれないけど、

でもあなたが辛いのは変わらないでしょ?
あなたが辛いのは本当のことでしょ?

死にたいって思うってことは
痛みが苦痛じゃないってことは

あなたはすごく辛いんだよ

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私たちが住む場所には義務がたくさんある

権利を行使するんだから義務を果たさなければならない

でも義務の果たし方は一つではないと思う

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いつだって信じていたい

物事は意外にシンプルだってことを。

いつだって自分に問い続けたい

今、頭と心が手を繋いでいるか

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辛いって感じたら違う場所で頑張ればいいんだよ

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スマホに紐をつけた

そしたらスマホを無くさなくなった

でもその代わりにスマホを色んな場所にぶつけるようになった

画面が割れた

(⌒-⌒; )

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おしまい

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