ちょうどいいアイスコーヒーのつくり方②(氷の調整)
もうひとつ、ちょうどいいアイスコーヒーをつくるための方法があります。それは、水割りにするということです。氷がとけて水になるのであれば、同じバランスで加水をしても、ちょうどいいだろうという発想です。この方法は氷の量が少なくて済むので、冷たすぎるのが苦手な人にもおすすめです。
基本はここでも同じで「いつも通り」です。いつもの豆をつかい、いつも通りの豆の量で、いつも通りの挽き方や注ぎ方で淹れていきます。そして、抽出の量だけ、いつもの半量で止めます。
そこに、抽出したコーヒーと同量の水を注ぎます。コーヒーの抽出の仕組み上、前半部分においしさがつまっているので、このように加水しても極端にうすくなることはありません。
できあがったコーヒーは、ぬるいです。ほの温かいくらいです。グラスに氷をひと粒ふた粒入れて(お好みで)、ぬるいコーヒーを注ぐだけ。なんだか実家の台所の風景、「そのやかんの麦茶、まだぬるいよ」なんてときのことを思い出します。
加水してつくるので、こざっぱりした、かろやかな味に仕上がります。中深やきの豆でこれをつくると、さらりとしていて、初夏にぴったりの感じでした。もの足りないようであれば、あとで足す氷の分くらい、加水の量を減らしてもいいかもしれません。
自分なりのレシピをつくる際の参考になればと思います。
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