最近何度か同じようなことがあり、少し悲しく悔しい思いをしている。

わたしは今フリーランスという働きかたをしている。でもそれはフリーランスになりたくて目指してそうなったわけではなく、ただの「手段」だ。

働くことや、誰かにスキルを提供することで、心地よくいられる時間を増やしたい。
会社員を辞めて、上司に稟議を申請したり、承認を待つ前に、面白そうなことをやるかどうかの決裁権が自分にあることで、明らかにスピードアップすることがわかっているから、この働きかたを選んだだけ。シンプルだ。

この形がうまくいかないと感じたら、検討した上でスキルを活かせる会社を見つけて所属するかもしれないし、気分転換にコンビニのバイトをするかもしれない（レジ打ち好き）。

これは本当にそう思ってるんだけど、そう話すと「またまたー！」と、冗談を言っているように受け取られる。

フリーランスになりたい、という相談を受けることがある。

会社員でなくなると、お金の問題に向き合わなければいけない。
まだ3年だけど、いろんなことを考えてきた。
そしてそれを隠したり、自分だけのノウハウにするつもりはない。
いつでもどこでもなるべくオープンにしていたいと思っている。

お金をいただいて、サービスを提供するということ。
毎月家族と一緒に楽しく生活するために必要な金額。
将来のため。
（へっぽこですが法人なので）会社のため。
これから実現したいビジョンのため。
無視すると事業や活動を継続できない。
それがお金。

小さい失敗はたくさんしてきている。

「フリーランスになる」ということは、自由と一緒にそれを受け止めること。向き合うこと。

そのための考え方や実践してきたことなら、いくらでも開示する。

ただ「かっこいいから」「自由だから」今の形を選んでるわけじゃないんです。

「フリーランスになりたい」
そう思うのはもちろん自由。

そして
「会いたい」
「話を聞いて欲しい」
「相談したい」
それはむしろ大歓迎。

ただ、誰かに相談するなら
「フリーランスになるので、こういう展開を考えてるんだけど、ニーズを調べるためにあなたならどうする？」
せめてそのくらいの具体性を持って聞いて欲しい。

何を提供できるのか。
どこにニーズがあるのか。
どうやって集客するのか。
かける時間に見合った価格なのか。
同業他社のサービスは、どのくらいのクオリティと価格なのか。
そのくらいはネットで調べられるはずだ。

誰かの時間をきちんと自分への有益なフィードバックに繋げるために。

誰かの大切な時間を、ただの愉快で一時的なコンテンツとして消費しないように。