英検1級受験 滑り込み!

2020年3月。2回目の英検1級面接を受けてきました。

結果的にはギリギリ合格でしたが…

難しいもんです。

問題はいくつかあると思います。
①スピーチの途中で止まって恥ずかしい思いをするのではないか、という思い込み。
②プレッシャーから頭が真っ白になってしまうのではないか、という恐れ。
③トピックや面接官の質問を理解できないのではないか、という不安。
私の場合は以上の3つが大きな問題点でした。

しかし、よく考えればどれも単純で対策はできるはずです。
①については、練習段階から最悪の場合、3段落になってしまう場合も想定した練習をする事です。緊張すると人のアタマは普段通りに動かなくなります。私は自分のアタマが普段の半分も動かなくなると想定して、普段だったら「序論、本論1~3、結論」、となるところを、「序論、本論、結論」、とする練習も少しですがしていました。実際、「よし、三つのポイント言おう!」と思っていても、話始めると「あれ?何言おうとしてたんだっけ?」ってなって記憶飛んじゃいますからね。だったら最初から1つだけ言う気で話し始めて、余裕があればもう一つくらい付け加えて、余裕がなければ時間が余っても終わらせる、という方向で考えていました。さらにアタマに余裕を持たせるために、序論と結論はほとんど参考書の型を覚えて、少しだけ気ワードを入れ替えれば良いようにしていたので、ほとんど考えずにできるようにしておきました。これでさらにアタマへの負荷を下げ、その場で出されるトピックへのアドリブに集中できるようにしておきます。

②については、参考書にも書いてあったことですが、参考書を暗記していくから忘れてしまうと、トピックに合った”自分の意見”を考えれば、1つくらいは理由が見つかるものです。アタマが真っ白になって困るのは何か覚えたことが思い出せないから。自分の気持ちと感情で意見を考えたらそれが多少弱い意見でも、一般論じゃなくても、それなりに筋が通っていたら、少なくても、頭が真っ白になって止まってしまうよりも良いと思います。私個人は1回目の面接では”参考書に書いてあったことを言おう言おう!”、”参考書通りの言い回しで言おう!”と思い過ぎて集中してしまったあまり、会話として歪になり、接続詞や副詞、専門用語、などが使えず落ちました(と自分では思っています笑)。人は緊張下では沢山の事を一度に考えられないので、参考書はあくまで参考。序論と結論だけ借りて、内容は自分自身の意見をぶつけるようにしてみました。それで落ちた方が納得できる気がしますし、実際流暢じゃなくても言葉は続きます。
 そしてもう一つ。自分の好きな分野の知識を増やして、「この問題は何だろう?」「解決法は?」など考えていると、大体結論はいくつかのパターンに持っていくことができます。そう、つまり本論の最初の方だけその場のアドリブ力でなんとかできれば、あとは練習してきた型にはめられるという事!
例えば「これからの経済発展に何が必要か?」とあったら「結局人が生きるために必要なのは貨幣ではなく、酸素と綺麗な水、企業は環境保護にも力を入れなければならない。それが市民へのポジティブなアピールにもなる」と持っていきます。「国連は国際政治の中でどんな役割を担うべきか?」でも「結局人が生きるには綺麗な空気と水が必要です。国連は各国の環境保護活動を支援したり、促進する役割を担うべきだと思います。」のように持っていきます。というのも私が好きだったり興味があるのは自然関連だからです。人によって結論は変わると思いますが、自分が持っていきやすい結論のパターンがいくつかあったら安心できると思います。

③これは単語を知っている事と、聞き取りの強化なんですが、幅が広すぎて手に負えないところもあります。単語は時事英語の本などを見て、自分の得意なジャンルを強化します。そして聞き取りは私の場合、オンライン英会話を利用しました。DMM英会話の無料体験分とネイティブプランの体験料金で、たぶん合計4回くらい2時間弱分練習をしました。最初は不安だったので日本人の先生にお願いして、次は東南アジア、東欧、アメリカ、となるべく違う国の先生と接することである程度どんな発音にも慣れようと少しではありますが足掻きました^^;

おわりに
正直、1回目の面接までにかなりやりこんだつもりで、「これ以上短期間では上達しない!!」「無理だぜ!」と思っていたのですが、実際2回目の面接の対策を始めると、まだまだやっていない事や、伸びしろが見えてきました。でもこれを全てやるっていうのは私には寿命が足りない気がします。いや、言いたかったのは、きっと受験者の方の中には「これ以上何したら受かるんだよ!」って思っている方もいると思うのですが、誰にだってまだまだ伸びしろはあって、英検は受かる試験だという事をお伝えしたいです。私なんて学生時代で英語の偏差値45くらいでしたもの。そう。ですので、いつ受かるかはわかりませんがきっと受かります。私は思い立ったのが約8年前。それから単語の勉強で挫折して7年間英検には手を出さずに来ましたが、彼女に振られたショックから「やったる!」と思い、準1級、1級と約半年間の勉強で合格することができました。もしかしたらちょっとの”勢い”も必要なのかもしれません。ファイト!

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