久保 陽平

久保 陽平

最近の記事

実際に「採る」紅葉狩りから「撮る」紅葉狩りへ

今日は近所の公園へ散歩がてら紅葉狩りへ。 紅葉狩りは平安貴族が野山や渓谷へ紅葉を求め赴き、実際に枝や葉を採取して手にとって鑑賞していたという説もあるようです。 現代でそれをやってしまってはマナー違反ですので、カメラで「撮る」紅葉狩りを楽しんできました。 場所は幼少期から行っている地元の公園 西岡公園、または西岡水源地と呼ばれるこの公園は、私が4歳くらいに初めて父と祖父に連れられて訪れた公園です。 野鳥や小動物がたくさんいて、たま〜にキャンプ場の方で熊の目撃情報が出る、そん

    • TAMRONからソニーαシリーズ用の超軽量望遠ズームが来る!

      αユーザーへ贈る、入門用望遠ズームレンズの決定版! 皆さん、こんにちは。  先週より、タムロン様のご厚意で発売前の70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD (Model A047)をお借りして北海道各地を撮影しています。  昔、デジタル一眼レフを購入して風景の撮影を始めた頃、最初に購入した望遠ズームレンズが同社のSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC というレンズでした。  この望遠ズームレンズも765gと軽く、それでいて必要十分以上の描写力を

      • 風景写真の上達に必要な事-初級編-

         皆さんこんにちは、フリーランスフォトグラファーの久保です。  本日は風景写真が上手くなりたいという方のために、私自身が感じる事を記事にしてみようと思います。  今回はまず、初級編です。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  風景写真はおそらく最もポピュラーな写真ジャンルの一つだと思います。 ・スマートフォンで近所の風景を撮る。 ・旅先の良い景色を撮る。  など、非常に軽い気持ちで撮影するものも風景写真と言え、スマートフォンの普及率が

        • 大地に光をっ!!-Luminar4を使用した仕上げのレタッチ術-

           みなさんこんにちは、フリーランスフォトグラファーの久保です。  本日は、Luminar4を使った仕上げのレタッチテクニックをご紹介します。  今回紹介するテクニックですが、応用次第でとても幅広く活用することができますので、習得してまず損はありません。  それでは早速、やっていきます。 空の露出は良い感じ、でも地上部分に輝きが足りない時。  記事のタイトルがちょっと中二病っぽいのは置いておいて、今回の題材になる写真の地上部分、実際はもっとハイライトが強かったのです。

        実際に「採る」紅葉狩りから「撮る」紅葉狩りへ

          TAMRON 70-180mm F/2.8 Di Ⅲ VXDを使って北海道を撮る。

           みなさんこんにちは、フリーランスフォトグラファーの久保です。  今回は、TAMRONさんよりお借りしているレンズ、70-180mm F/2.8の記事を書いてみることにします。  結論から言うと、最高です。  SP35mm F/1.4の時に感じた衝撃も凄かったんですが、今回も凄いです。  正直、今までズームレンズにはどこか写りで妥協しているところがありました。  単焦点レンズに比べると、どうしても最後の一歩が足りない気がしていたのです。  ですが、70-180mm F/2

          TAMRON 70-180mm F/2.8 Di Ⅲ VXDを使って北海道を撮る。

          「RAW」を今こそ見つめ直してみよう

          ・当たり前になりつつあるRAW現像 皆さんこんばんは。  今日は、今やだいぶ普通のものとして広範囲に浸透しているRAWの認識について、私が主としている風景写真をベースにじっくり見つめ直していこうと思います。  ちなみにですが、今回の内容は、初心者よりも、RAW撮影や現像を普通に行っている中級者やそれ以上のレベルの方向けかもしれません。 ーフィルムからデジタルへー   フィルムからデジタルの時代へほぼ移行が完了したと言っても過言では無い現代、大判フィルムのような特殊なサイズを

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          サラサラ感のある写真の正体

          はじめに 今回、SNS上でも多く見られるようになってきた、全体的にサラサラした質感の写真がどのようにして作られているかをnoteに書いてみたいと思います。  今回書く内容は、どんなシチュエーション、どんな被写体にも使えるといった万能系のテクニックではない事を予め伝えておきます。  また、あくまでも私個人としてのアプローチなので、似たような結果を得られる方法が別にある事も、予めご理解いただけますと幸いです。  さて、早速内容に入っていこうと思いますが、その前に、何故そもそも

          サラサラ感のある写真の正体

          Luminar4、用法と用量の大切さ。

          皆様こんにちは。 今回は、Luminar4の機能を4つ使い、ピンポイントでレタッチする事でより印象的な写真にする工程を紹介します! 「神秘的」は本当に神秘的になる まずはAdobeのCamera rawを使いざっくりとraw現像をします。 この時、私はAdobe bridgeでセレクトをし、Camera raw→Photoshopといった流れで作業を行っております。 もちろんLightroomからLuminar4へといった流れでも大丈夫です。 ただ、Lightroomか

          Luminar4、用法と用量の大切さ。

          Luminar4のディティール補正がすごい!

          皆さんこんにちは。 先日から私の現像ワークフローの中で大活躍中のLuminar4の、ディティール補正が半端じゃなく良いので、紹介したいと思います。 Luminar4の真価Luminar4のリリースからだいぶ経ちました。 スカイ・リプレースメントや、スキンエンハンサーなどのある意味飛び道具的な機能が紹介され話題になりました。 ですが、Luminar4の真価はそう言ったところではなく、今までPhotoshopで5分くらいかかっていた処理をわずか数十秒で完了する事ができたり、複雑

          Luminar4のディティール補正がすごい!

          Luminar4がリリース!PhotoshopやLightroomと連携して効果倍増の予感。

          ウクライナから画期的ソフトが進化して再上陸!今回、11月18日に日本でリリースされたSKYLUM社の写真編集ソフトLuminar4を使用して、実際に1枚仕上げたので、その工程を公開します。 Luminar4単体で仕上げるというより、Photoshopと連携して仕上げていくワークフローとなります。 プラグイン的に使用することで、より効率的に、効果的に、高精度での編集が可能になるという事をお伝えしたいと思います。 まずは土台作りを私の主なワークフローとして、Adobe Brid

          Luminar4がリリース!PhotoshopやLightroomと連携して効果倍増の予感。

          35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F053) ファーストインプレッション

          写りが良い・軽い・安い、しかも寄れる 今回、一足先にお借りすることができた35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F053)のファーストインプレッションを書く事にしました。 SONY Eマウント用として20mm、24mm、35mmと同時に発表されたうちの1本で、長さ64mm、210gという軽さ、最短撮影距離0.15m、最大撮影倍率1:2のハーフマクロ、価格は4万円前後とチャレンジ精神の塊のようなレンズです。 それでいて、TAMRONのBBARコー

          35mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F053) ファーストインプレッション

          SONY α7R4に変えてみて

           皆さんこんにちは。  つい先日、Nikon D750からSONY α7R4へとマウントごと機材を変更したので、早速α7R4のRAWデータをいじりながら、ざっくりした使用感を書いてみようと思います。  解像度に関しては言うまでもないことかと思うので省略させて頂きます。  また、使用しているレンズは1635GMではなく、逆光性能の高さからツァイス1635Zを使用しています。 6100万画素はデジタル写真の時代をまた1つ進めた 中判デジタルフォーマットを除いて、6100万画素は

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          Photoshopを使った星写真の効果的なノイズ処理

          皆さんこんにちは。 今日は星の写真においてのプラグイン等に頼らないノイズリダクションの方法を解説します! 近頃、沢山のプラグインソフトが登場し、ノイズ処理についてもだいぶ進化してきました。 ですが、今回はPhotoshop内で可能かつ、個人的に非常に効果の高い方法を解説します。 まず、ノイズリダクションのそもそもの目的は、輝度ノイズやカラーノイズといったISO感度をあげることによって発生するノイズを抑えて、よりクリアな写真に仕上げていく事が目的です。 ただ、無闇矢鱈に現像

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          Photoshopを使った星写真の効果的なノイズ処理

          RAW現像について

          今回はRAW現像について自分の考えというか、スタンスを描いてみようと思います。 自分の手の内も晒すことになるので、有料とする事をご容赦して頂けると幸いです! さて、今回はRAW現像という事ですが、まずRAW現像について基本的な部分を除いて、皆さんが抱いているイメージは何でしょうか? ・失敗してしまった写真を見られる、又は公開できるレベルまで仕上げるもの ・自分の頭の中のイメージを具現化するもの ・レタッチ前の補助的なもの etc... どれも正しいですね! そうなんで

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          写真においての色の個人的考察

          こんにちは、Yohei(@Yohei_photo)です。 これが初めての投稿になるので、簡単に自己紹介をさせて頂きます。 23歳からナイトレジャーの広告カメラマンにてキャリアスタートをして、現在は札幌市内のスタジオにて、ブライダルの前撮り(スタジオ・ロケーション両方)撮影に従事しております。 休日に北海道の絶景を探求しています。 さて、早速ですが本題に入りたいと思います。 まず、前提として今回の話題はあくまでも個人的主観の要素が非常に強く、10人写真家がいれば10人がそれ

          写真においての色の個人的考察