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映画「僕の好きな女の子」

監督:玉田真也

又吉直樹さんの恋愛エッセイを玉田企画の玉田さんが映画化。〜会えばふざけ合って、くだらないことで笑い合えて、2人で過ごすのが楽しい。加藤は美帆との親友のような関係から一歩踏み出せず、今の関係で幸せ、でも、、という煮え切らない恋愛。

こりゃあ、たまらんかったです。古傷が疼きました。世の誰にも知られずにひっそり終わった"好き"を痛々しく観れる。男性側目線の物語だけど、男女問わず共感点がある気がする。甘くて苦くて痛くて懐かしい匂いの。終映後に加藤に幸せになってほしいと思えるだろうし。どうじゃろう?でも過去にスパッと区切りを付けれる人はこんな感傷に浸らないか。

 ※以下ネタバレしてます、ご注意。

〜〜「好き」と言い出せずにいたら好きな人に彼氏彼女が出来ちゃった、、んでその報告を本人から聞いちゃって「良かったじゃん、いい人そうだね」って痛すぎる強がり。そんな失恋経験がある人はお酒が進みますよ。加藤の鈍痛を肴に!

脚本の技術としてはサブキャラに物語の進行上の必要なセリフを語らせる手法が良かった。主役の2人の間にそびえる壁について補足してくれて、特に全てを代弁してる劇中歌が沁みた〜、、公園で毎日聞いてる加藤と同じくらい沁みまくりました。あと大好きな演出が、渡せなかったお土産や缶ジュース、、これは加藤の後悔の塊なんだよね。渡せなかった=伝えられなかった。く〜っ分かってるな〜原作にあるんかな〜?? 

しゃべりすぎました。とにかく好みな映画です。玉田さん、、分かってる。

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