ベースのマルチエフェクターに思う事

マルチエフェクターはとても便利です。zoomのb1fourは僕も2回買いました。(一度手放したため)

しかし、ライブで使うことはほとんどありません。

なぜかというと音に膜が掛かったようになってしまうからです。

ME50Bというマルチエフェクター、クリスチャン•マクブライドというベーシストが使っているというので信用してライブで使ってみたんですが、なんとも音に膜が張って、ダイレクトな音が体に来ない。コレはダメだと思って設定でいろんなコンプなどどんどん外して行ったのですが、全部エフェクト外しても確かダメだったような。
おそらく音が44.1khz 16bit変換されてしまっているのでCDのような音になってしまったのです。リハの段階でコレはダメだと思い、本番はアンプ直にしました。

マルチエフェクターはデジタルエフェクターであるというのが基本です。
bossのme-5という最初期のマルチエフェクターは、複数のアナログエフェクターをそのまま1つの箱に納めたような物だったようですが、程なくデジタルに移行しました。
最近アナログのマルチエフェクターも、新たに出て来ているようですが主流はもちろんデジタルです。

デジタルエフェクターは先に言ったようにADコンバーターで信号をデジタル化してから処理して、またDAコンバーターでアナログに戻してアンプに繋げるという流れになります。要は一度デジタル録音しているのと同じ音になってしまうのです。

配信などはどうせデジタル放送なのでこういったエフェクターも気にせず使いますが、ライブは生なのになぜそんなCDのような音を出さないといけないのか。という気持ちになるわけです。

上の図は、コレならアリという使い方です。
プリアンプのセンド リターンを使ってリバーブだけ足したり、ミックスして使うというやり方です。

でも基本的にリバーブでもなんでもデジタルを通したく無いですね。気分が削がれてしまう。

最近出たB2fourというzoomのマルチエフェクター、おそらくデジタル回路もアップグレードしているかと思ったのですが信号処理が32bitなのは良いとして、sampling rateが非公表。 兄弟機のG2fourは44.1khzと明記してあるのでおそらく同じかなと。。。
コレが非常に残念。普段から録音は96khzでしたいのでそこは96khzまで頑張って欲しかった。ちなみにB6という上位機種、こちらは88.2kHz。そこまで頑張ってるなら96khzまで行こうよ。。。。

いや僕に耳なんて44.1も96も分からないかもしれないですけど、、それでもまず気分が大事ですから。

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