規則正しい呼吸のような文章

先週の半ばに体調を崩し、開始いらい平日毎日更新をつづけていたこのブログが止まってしまいました。止まったからといって誰に迷惑がかかるわけでもなく、誰かが困るわけでもないと思います。ただただ日々をつなげていけなかった自分が自分で腹立たしく、悔しいというのが素直な感情です。

たった1000字ちょっとのとりとめもない文章ですが、書き始めてみると案外楽しく気づきも多くて続けられていたので、何かを始めた多くの人がそうであるように、自分も一度コケてしまったことを恥ずかしいと思いました。

気を取り直してまた今日から再スタートです。二度と体調を崩さない。なんて保証は全くないですし、それは到底無理なことでしょう。どうすればどんな状況でも更新を続けることができるのか。文章をいくつも書きだめして、予約投稿すれば簡単かもしれません。ただ、そうすれば失われてしまうこともあります。

ぼくたちは日々小さく小さく変化しながら生きています。今日の自分が明日の自分と全く同じ考えということは、厳密にはありえません。生きる中で起こるすべての出来事に小さくても影響を受けながら、考えというのは変化しているのです。

「いまここの自分」を残そうと思った時に、考えたことと発表することの間に大きな時間が空くのはあまり望ましくないかもしれないでしょう。本の出版や映画の公開など、そのコンテンツ自身に膨大な時間がかかっている場合は別ですが、ただただ1000字ていどの文章については、やっぱり新鮮でありたいと願います。

たったこれだけの文章を書くだけで、たいそれた気持ちでいるのも失礼な話ですが、ブログを始めてから、ぼくの意識は小さく、確実に変化していると思います。すなわち、発信者でありたい。と。人間、息を吸ってるだけじゃあ辛いんだよなぁと考えるようになりました。

みんなだれでも呼吸はしているので、吸った息はなんらかの形で吐いているはずです。家族や友人に大きくつくため息だったり、Twitterでもれるようにつぶやく息だったり、形はさまざまです。

ぼくはこのブログで、まるで吸った息をそのまま吐くように、規則正しい呼吸をしてみたいのです。そんなことができるのかわからないけど、人間にとって自然な息の吐き方を、言葉を紡ぎ、短い文章を書くことで身に付けたいのです。

そのためにはやっぱり、健康と規則正しい生活が、なによりも大切なのでしょう。

山脇、毎日。