見出し画像

【サイケデリック学・瑜伽行唯識学探究記】12477-12481:2024年4月10日(水)

⭐️成人発達理論・インテグラル理論・瑜伽行唯識学の観点から、リスナーの皆様と心の成長を一緒に実現していくことを目指した「サイケデリック唯識ラジオ」の配信をしています。

⭐️心の成長について一緒に学び、心の成長の実現に向かって一緒に実践していくコミュニティ「オンライン加藤ゼミナール」を毎週土曜日に開講しております。

*記事のSNSでの共有・引用はご自由に行っていただけると幸いです。

タイトル一覧

12477. 起床直後から生じる唯識学探究への情熱

12478. 今朝方の夢

12479. 今年の秋の一時帰国に向けて

12480. 捗る朝の唯識研究

12481. 世俗諦と勝義諦/縁起瞑想の実践

12477. 起床直後から生じる唯識学探究への情熱

 

時刻は午前2時半を迎えた。今朝はいつもより少し早く起床した。ここのところは睡眠時間が多く、午前4時頃に起床していたのだが、昨日からまた夕食の量を減らしたことに伴ってか、今朝方は早く目覚めた。目覚めた瞬間に唯識学の探究が脳裏をよぎり、それを想像するだけで幸せな気持ちになり、早く着手したいと思ったので二度寝をすることなく起床することにした。十分に睡眠は取れているようで、すっきりとした目覚めであったから何も問題ないと思われるが、もし午前中の探究の途中で集中力が落ちてきたなと思ったら無理をせず、書斎のヨガマットの上にシャバーサナのポーズで横になって仮眠がてら瞑想実践をしようと思う。それを行えば再び脳がすっきりし、午前中の探究は常に集中力を高く保った状態で行うことができるだろう。それにしても、朝目覚めた瞬間に真っ先に脳裏に浮かぶことが唯識学の探究であることは自分でも驚くほどである。それほどまでにのめり込み、惚れ込んでいるのが唯識学なのだとわかる。

先週の金曜日から日曜日まではとても暖かい日が続いていたが、昨日からまた寒さが戻った。昨日も冬と同じような格好で外出をする必要があったし、今朝も目覚めた瞬間に暖房が自動で入っていた。2階の室温も少し下がっていて、まだまだ陽気さを感じられる季節には程遠いということがわかる。今週もまた金曜日と土曜日だけ15度を超すような日になるらしいが、来週の月曜日からは最高気温は10度ほどで、最低気温は6度前後なので随分と冷える。昨年は随分と冷夏だった印象で、ひょっとしたら今年もまた冷夏になるだろうか。夏の時期に涼しいことはとても有り難いが、気持ちもう少し陽気さを感じられるような季節の到来を望む。

今日の唯識学の探究もまた自分の固有の物語の1ページになるだろう。昨日の日記で言及したように、仏教との出会いは十人十色であり、自分と仏教との出会いも唯一無二のものである。仏教の中でも瑜伽行唯識学派と出会う人はそれほど多くないであろうから、なおさらユニークな物語が紡ぎ出されていくはずである。今日の研究もまた『唯識三十頌』の漢訳と書き下し文、鎌倉時代の学僧良遍の『観心覚夢鈔』の書き下し文を音読することから始める。それを通じて探究の弾みをつけて、今日もまた数冊の書籍の四読目を進めていきたい。四読目ともなるとその書籍に対する内容理解は随分と深まっていると感じる一方で、必ず何か新しい発見があることは興味深い。1冊の書物は汲み尽くすことができないほどに多くの内容を秘めているのだということがわかるし、学びを深めていけばいくだけまた新しいことに気づくことができるのだということも改めてわかる。学びの深化を通じて知識のネットワークが拡張し、既存の知識との組み合わせからまた新しい知識が得られるという循環の中で、自分の智慧をより逞しく育んでいきたいと思う次第だ。フローニンゲン:2024/4/10(水)03:02

12478. 今朝方の夢

今朝方は2つほどスポーツに関する夢を見ていた。まず最初に見ていたのは、スペインのプロサッカーチームの一員として満員の盛り上がるスタジアムで試合に出場していた場面である。ピッチにはかつてのフランス代表の司令塔のスター選手がいた。また、現在活躍する若い日本人選手もいて、2人と一緒にプレーできる喜びに浸っていた。自分は右サイドのミッドフィルダーを務めていて、元フランス代表の司令塔の選手からパスを受ける喜びがあったし、日本人の若手選手と一緒にコンビプレーで右サイドを崩していく楽しみがあった。試合の最初から最後までずっとプレーを楽しむことができていたのは至上の喜びで、絶えず感謝をしながらピッチに立っていた。リードする中で迎えた試合の後半に、どういうわけか相手チームがバスケでいうところのタイムアウトのようなものを取った。通常サッカーにはそのような仕組みはないはずなのだが、両チームそれを当たり前のように受け取っており、一旦小休憩となった。その時に私たちのチームは基本水分補給だけを行い、監督から何か特別な指示を受けることはなかった。しかし、ここから試合終了のホイッスルまで全力を出し切るようにとの隠れたメッセージを暗に感じていたので、最後まで気を抜くことなく全力でプレーしようと思った。最後まで喜びに包まれた形でプレーをしていたらきっと良い結果が得られるだろうと思ったところで場面が変わった。

次に覚えているのもスポーツに関するものだった。それは実際に通っていた高校のグラウンドが舞台になっている場面で、そこでスポーツフェスティバルに参加していた。そこでもサッカーをしていたのだが、最初はバスケの試合に出ていた。そこで自分は孤軍奮闘をしていたが、チームメイトに恵まれず、バスケ経験者が少なかったということもあって早々と試合に負けてしまった。そこからはサッカーの試合に参加することになり、そこでもサッカー経験者が少ないながらも、基本的に全てのボールを自分に回してもらう戦術を採用したことにより、孤軍奮闘ながらも楽しく試合を行えていた。そのような場面があった。この夢について書き出した後にふと思い出したのは、小中学校時代のある友人に嫌味を言われ、その嫌味の中にデマがあって、それが法律問題にまで発展しそうな場面があったことである。ある女性友達との関係についてのデマが法律問題に発展する可能性があったので、どうするかと考えた時に、彼に何か説得をしても話が通じないと思ったので、いっそのこと殺害する必要があるかもしれないと思ったのを覚えている。この夢の中の自分は、「害」という煩悩を脳裏に浮かべるような人間であった。もちろん彼を殺害することはしなかったが、口封じのために動けなくなるまで武術の技を使って暴行を加えることも選択肢に入れていた自分がいたことは確かである。どうやら阿頼耶識にはまだ「害」の煩悩を生じさせる種子が眠っているようだ。フローニンゲン:2024/4/10(水)03:15

12479. 今年の秋の一時帰国に向けて    

時刻はちょうど午前4時を迎えた。そのタイミングで再び暖房が自動で入り、今せっせと部屋を温めてくれている。暖房はこの地での自分の日々の活動を支えてくれるなくてはならない存在で、増力縁として頼もしい存在だ。

先日のシロシビン・セッションの前に2020年の秋から使っているMac Book Airの寿命が気になっていたが、OSをアップグレードしてからは何も問題なく使用できている。とはいえ購入からこの秋で丸4年が経つので、今使っているものを下取りに出す形で最新のMac Book Airを購入しようと思う。デスクトップ上のバッテリー表示を見ると、やはりリチウムイオンバッテリーが劣化していることは確かなようなので、買い替えの時期がやって来たのだと思う。本当に偶然だが、この秋に2年振りに一時帰国することにしたので、そのタイミングで買い替えをしよう。今回の一時帰国は東京に特に用事はないので成田空港を使うことはせず、実家に近い関空を使うことにした。今回の一時帰国の目的はなんと言っても奈良の訪問で、いまだかつて奈良の大仏も法隆寺も見たことがなく、デロイト時代にフルマラソンの大会に出場するためだけに日帰りで奈良を訪れただけであった。その時には一切観光をしていないので、奈良の記憶は本当に何もない。今回は、現在探究している唯識思想を教義に据えている法相宗の大本山である興福寺や薬師寺を必ず訪問したい。その他にも訪れたい寺や美術館がいくつもあって、今回は奈良でゆっくり過ごしたいと思う。少なくとも4泊、あるいは5泊ぐらい奈良に滞在する予定だ。そこから地元に帰って実家でゆっくりし、両親と旅行に出かけたり、地元の親友と会って話をしたいと思う。今回の一人旅は奈良に行くだけに今のところなりそうである。それ以外には特に行きたい場所がない。現在ヨーロッパでももはや行きたい場所が無くなってしまうぐらいに様々な場所を訪問したし、今は何よりも旅行に出かけるぐらいなら自宅で唯識学の研究に打ち込みたいという思いの方が強い。世界で唯一、自宅での唯識学の探究よりも優先して訪れたいと思うのが奈良なのだ。今年の秋の一時帰国は本当に楽しみである。

秋に買い換える予定のMac Book Airについて調べていると、100%充電された状態で充電を続けてしまうと、バッテリーの容量が減っていってしまい、バッテリーの劣化を早めるとかつては言われていたが、最近のMacは充電が100%の状態で電源ケーブルを挿したまま使用すると、充電が自動的にオフになって電源アダプタモードでの稼働するようになっているとのことだ。確かにOSをアップデートしたところ、今の自分のMacもそのように動いている。スマホに関しては依然として充電しっぱなしで使うのはバッテリー寿命に良くないようだが、Macに関していえば、むしろバッテリーを長持ちさせたいなら電源アダプタを挿したまま使うのが良いということを知ったのは新しい発見であった。今年の秋に購入する新しいMacも引き続き電源アダプタモードで使用するようにし、大切に扱っていきたいと思う。フローニンゲン:2024/4/10(水)04:13

12480. 捗る朝の唯識研究  

時刻はまだ午前9時前である。今朝方は午前2時過ぎに起床していたこともあり、起床からもうこの時間までで随分と唯識学の研究を前に進めることができた。5月中旬から予定しているゼミナールでの唯識学の講座に向けていくつものPPTスライドを作成し、それを元に講義動画も作成していった。その作業にしばらく没頭していると、一度脳を休めた方がいいと思ったのでシャバーサナのポーズで20分ぐらい瞑想実践をしていた。それを終えてからは本日の午後に行う「サイケデリック唯識ラジオ」に向けた予習をしていた。課題図書の該当箇所を読み返し、そこでまたPPTスライドにまとめておくと今後役に立ちそうな内容があったので、PPTスライドを作成して速やかに動画を作成した。このように、日々唯識学に関する専門書を読みながら、口頭説明だけではわかりづらいものをPPTスライドにまとめ、それに対して短く講義動画を作成するということを繰り返している。それは今後も続けていきたいことであり、自分の学びにつながっているだけではなく、ここから大学で講義を担当する日がやってくるかもしれないし、外部セミナーを行う日がやってくるかもしれず、それに向けた準備にもなっていると感じる。ここから昼食までまだ随分と時間があるので、引き続き専門書の読解を続けていこう。今朝方にはすでに1冊ほど四読目を終えていて、今から2冊目の書籍の四読目に入る。ここでも必要があれば講義資料を作成し、短く動画解説を施しておきたいと思う。フローニンゲン:2024/4/10(水)08:54

12481. 世俗諦と勝義諦/縁起瞑想の実践

時刻は午後3時を迎えた。つい先ほど「サイケデリック唯識ラジオ」の第61回の収録を終え、そこからいつものように部屋の掃除をした。毎週水曜日はラジオの収録の後に部屋の掃除をするのが習慣になっている。ラジオの後に1階と2階に掃除をかけ、トイレ掃除をするのが習慣となっていて、そこからまた気分を新たに唯識学の研究に励む流れができている。今日のラジオもまた非常に有意義な時間を過ごさせてもらった。今日のラジオは、阿頼耶識に蓄えられる種子とその現行がテーマだった。そのテーマを起点にし、新たな視点や発見がもたらされ、さらにはラジオの対話の場を通じてだからこそ得られる実践的な智慧も得させてもらう機会に恵まれた。毎回のラジオの場は自利即利他の実践行の場になっており、リスナーの皆さんとの相互の成長が実現する場になっているのではないかと感じられるようになってきていることは喜ばしい限りである。

今日のラジオでも話題に挙がって印象に残っているのは、「仏は二諦(にたい)でもって法を説く」と言われる点についてである。二諦とはそれぞれ、世俗諦と勝義諦である。世俗諦とは言葉の世界であり、勝義諦とは言葉を超えた世界、すなわち真理の世界だと言い換えることができるだろう。実は両者はコインの表裏の関係を成しており、ゆえに真理の世界を他者に知ってもらうためには言葉を用いることが必要になる。それに加えて、実はどんな言葉にも必ずそこに真理が内包されていることもわかる。私たちが普段真理が見えないのは、我や存在への囚われによって認識の眼が曇らされてしまっているからである。また言葉に囚われてしまという遍計所執性(へんげしょしゅうしょう)を持っていることも、言葉の背後にある真理から私たちが遠ざかってしまう要因であろう。言葉あるところに真理あり。事物の背後に真理あり。そのような構えを保持することを通じ、言葉への囚われを脱却していく過程で少しずつ真理に触れられるようになってくるだろう。そのようなことを改めて考えていた。

またの今日のラジオを通じて、ラジオの中で登場した縁起瞑想については様々な観点や角度から常日頃より徹底して実践をしていこうと思う。それは必ずや心の成長につながっていく。存在や現象を実体化させてしまいがちな私たちの心理傾向に待ったをかけ、全ては縁起という関係性として立ち現れているのだという認識をその実践は深めてくれるはずである。さらには、縁起の瞑想を通じて諸縁に感謝する気持ちも自然と育まれるであろうから、それはきっと慈悲心の涵養にもつながるはずである。こうした実り多い学びを得させてもらった今日のラジオに感謝の念が尽きない。フローニンゲン:2024/4/10(水)15:13

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?