伝える、はプレゼント。008

※私の新著「実践 トライアングル式問題解決法」が発売しました!

そもそもあなたはなぜ「伝える」のでしょうか。

「伝える」という行動を取るということは、あなたには何か「伝えたいこと」、伝えるべき「理由」があるはずです。たとえば…

・我が社の新製品を知ってもらいたい、そして買ってもらいたい
・部屋が散らかっている、片付けてもらいたい
・取引先からの注文がいつもと少し違うから、生産のときに間違えないようにしてほしい

実はここに「伝える」ために大事なヒントがあります。
「伝える」こと自体はゴールではなく、それによって相手に何らかの「行動」を起こしてもらうこと、それが「伝える」ゴールだ、ということに気付いたでしょうか。

たとえば…

お母さんが子供に「おもちゃを片付けなさい!」と叱る(伝える)。
子供は「うん、わかった」と答える。

これだけだと子供に伝えた=伝わったと言えそうです。

でも実際には子供はおもちゃを片付けなかったら?
言葉としての「片付けなさい」は通じて返事もありましたが、実際の行動を起こしていないのですから、これでは「伝えた」とは言えないですよね。
伝えることがゴールではなく、それによって相手が何らかの行動を起こすことが伝えることのゴールだ、とおわかりいただけたのではないでしょうか。

もちろん、中には「正確な情報を伝えることがゴールだ」という場合もあります。
たとえば新聞の天気予報などです。「降水確率は50%」という情報を伝えたら、それで傘を持っていくかどうかはその新聞の読者しだいであり、何か行動をしてもらうために新聞は伝えているわけではありません。

とはいえ、一般に私たちが「伝える」のは、それによって相手の気持ち、もしくは実際の行動として相手を「動かす」ために伝えます。
ということは、「伝える」ためには、単なる言葉以外にもさまざまな要素が必要だ、とわかるでしょう。
極端な話、ただ「お願いします」と言うのと、雨の屋外で土下座をして「お願いします!!」と叫ぶのとでは、言葉は同じでもあなたの心の動き方は大きく変わるはずです。

ここまで極端ではなくても、伝えるために大事なのは単なるテクニックや言葉の使い方だけではなく、

「いかに相手に行動してもらうか」

であることを念頭に置きましょう。

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幸本 陽平

マーケティングや問題解決など、研修・セミナー・執筆・コンサルティングを提供しています。(株)東風社 代表取締役社長。 http://www.tofusha.co.jp 2019年1月に日本経済新聞出版社より「実践 トライアングル式問題解決法」発売。

伝える、はプレゼント。

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