見出し画像

【事前に知っておきたい】デイサービスにかかる費用についてざっと解説

こんにちは。
理学療法士で10年以上
今年ケアマネ資格を取得した、たなかようへいです。

さて、前回はデイサービスについて色々と書きました。

そもそも、デイサービスって月にどれくらいの費用がかかるかご存じですか??

人は必ず歳をとり
多くの人は介護を受ける身になります。
それはあなた自身はもちろん
親、親族、友達、パートナー…

お金のことなので
ここはしっかりと抑えておきましょう

何かわからないものに
無駄にお金を払うなんて嫌ですからね

今回は、介護を受ける前に知っておきたい
デイサービスにかかる費用
についてザッと解説していきます^ ^
※全て1割負担として計算しています。

費用はまず介護度によって違う

多くの介護保険のサービスは認定された
介護度によって変化します
そして
介護度が低い方ほど費用が安く
介護度が高い方ほど費用が高く
なります。

1割負担の方が福岡市のデイサービス(1日型)を7〜8時間利用する場合
介護度別に費用を見てみましょう!

・要介護1:739円/回
・要介護2:873円/回
・要介護3:1012円/回
・要介護4:1150円/回
・要介護5:1288円/回

です!
デイサービスによっては
6〜7時間の利用時間だったりしますので
利用したいデイサービスの利用時間なども
チェックしておくと良いかと思います^ ^

この料金は1回の利用における料金ですので
覚えていてください。

固定費用に加算がプラスされる

先ほどは介護度別の料金について書いていきました
それに付け加えられる"加算"というものがあります

加算には種類があり
その人に必要なサービスを提供した場合に発生する料金です。

そのような加算がデイサービスにはあるのか
代表的なものを抜粋して
書いていきます。
※2023年8月、福岡市の場合

個別機能訓練加算

こちらは個別機能訓練
つまりリハビリや運動プログラムをした際に発生する加算です
加齢と共にどんどん筋力や体力が落ちていくため
個人的に高齢者にとって
個別機能訓練は必須だと思います。

個別と書いていますが
5名以下の集団体操でも認められるため
施設によっては
集団体操を中心に機能訓練を提供しているところもあるかもしれません^^

こちらは1日56円かかります。
個別機能訓練加算は施設の取り組みや人員によって料金が変動します。

入浴介助加算

こちらはデイサービスで入浴をした場合に発生する加算です。

1日デイサービスでは基本的に入浴ができます

お風呂に入りたいけど
転倒のリスクがあって
自宅ではなかなかお風呂に入れない

という高齢者は多いです

なのでこちらも必要なサービスであると思います。

最近では入浴に力を入れている
デイサービスも珍しくなく
お風呂が綺麗な施設は
利用者様に人気です^ ^

こちらは1日40円または55円
施設の取り組みによって変わります。

延長加算

こちらは名前の通り
利用時間を超えて利用した際の加算です。

例えば
”おばあちゃんがデイサービスから帰ってくる時間よりも
同居しているキーパーソンの娘さんの帰宅時間が1時間遅くなる場合”

などが考えられます
1時間の延長をサービスとして利用する場合は
50円かかります。
2時間では100円と
1時間ごとに50円増え
5時間を限度として算定されます。

しかし、この延長のサービスは
8時間以上9時間未満の利用ができるデイサービスにのみ
利用できるサービスなので
延長も視野に入れている方は
デイサービスを選ぶときは参考にされてください。

他にも沢山ある加算

まだまだ加算は他にもあります
・中重度者ケア体制加算
・栄養アセスメント加算
・サービス提供体制強化加算

などなど
ここでは書いて解説できないくらいあります

いずれ、少しづつ書いていければと思います!

保険適用にならない料金

これまでは介護保険の適用になる料金について書いていきましたが
デイサービスと言えど適用にならない
実費負担の料金もあるのです

例えば、食事やおやつ
これらは施設ごとに提供される内容や料金が違いますが
おおよそ
500〜700円/回
といったところでしょうか

そしてデイサービスによっては
レクリエーションでかかる費用も実費負担として
請求される場合があります。
例えば制作物の材料費などやお花見ドライブやピクニックにかかる費用などが挙げられます

最後に

これまでデイサービスにかかる料金についてざっと書いていきましたが
世の中の状況も日々変わっていきます
なので3年に1度
「介護報酬改定」で費用は変わっていきます

そのため、今回書いた内容は不変では無いので
ご注意ください!

あともう一点、注意すべきなのは
現役の時の年収で負担割合が変化するということです

多くの方は1割負担なのですが
年収が多かった方は2割、3割負担になりますので
先述した料金よりも高くなるのでご注意ください。

まとめ

今回の記事をまとめると

・介護度によって利用料金が違う
・サービスを増やすと便利だが、その分加算がつく
・食事など実費負担になる料金もある
・現役時代の収入により負担割合が違う
・3年に1度、料金の改定がある

今回書いたことが参考になれば幸いです^ ^

ぜひ、この記事の内容が身近な高齢者とのちょっとした話題になりますように♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?