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いまさら「テレビ」

テレビ朝日系「羽鳥慎一 モーニングショー」に出てから、お陰様でメディア出演、コメント依頼が殺到している。何度目かの常見バブルだ。いや、マジで。ネットの露出を減らしているから、ネット民はオワコン認定しているようだけど。

ただ、あくまでバブルで。実力が伴っていなかった、のか?

あるテレビ局の、多くの人が知っているであろう番組から、大学に取材依頼が入った。明日の放送のために、ZOOMで取材したい、と。昨日はラジオ出演→会議→大学でイベント→会議→卒論指導と忙しかったのだが、担当者の携帯を何度か鳴らした。つながらない。昼にやっとつながり、◯時か◯時以降なら時間をとれると伝えた。

その後、ショートメッセージで「第1希望の他の先生を仕込むことができた。出演をお断りしたい」という連絡があり、私の出演がなくなった。

そうか、私の価値ってそんなものか。

よい、「めざまし」になった。
番組名の意味がよくわかった。

昨年、老舗出版社の編集者からありがたい言葉を頂いた。
「バカにされないような存在になりなさい。そのために、相手がひれ伏すような、黙るような、凄まじいアウトプットをしなさい」と。残念ながら、まだそんなアウトプットはできていない、かな。

だから今回もバカにされたのか。

・・・笑えよ!

・・・でも、私が悪いのだろうか?

予算が減っている、影響力が落ちているというけど、そんなテレビ局にまともな人は協力したくなくなるし、見なくなるだろう。

まあ、卒論指導をする時間は増えたのだけど(切実)。

やれやれだぜ。

そんなことをSNS投稿したら、たくさんのコメントを頂き。上司のチーフから謝罪の電話が。

いや、出演が消えたことも、ショートメッセージだったことも怒っていないのだが、言い方の問題だよねえ。

テレビ局の下請け、孫請け問題、経費節減、人材育成が不十分であること、そもそもの家庭や学校での教育、テレビ相変わらず偉そう問題など、論点は山積。

そんな中・・・。

10年ぶりにテレビを買い替える巻。SONYのBRAVIA、22年版55インチ倍速液晶モデルです。元々狙っていたモデルが、後継機が出て安くなり。有機ELは10万円高く。これだな、と。

14万円分ためたヨドバシカメラのポイントで、5万円の自己負担で購入。設置費用、スタンドなどで結局全部あわせて10万円弱の出費。お得かな、と。そうそうスタンドはいま、売れて売れてしょうがないWALL A2を購入。配線、スッキリ。

今回から、Blu-rayレコーダーを廃止し、外付けのHDDを購入。Blu-ray、DVD、めったに見なくなったので。USBから電源供給できるタイプでスッキリ。シンプルなシステムにこだわった。

なお、YouTube、AmazonPrimeなど諸々内蔵されているのだが、AppleTVは手放せず。写真や動画を画面で見るなど便利。インタフェースもナイス。

基本、大満足。前のBlu-rayレコーダーで録りためたものを退避させたHDDのつなぎ方がよく分からないこと以外は(ひょっとしてフォーマットが違う?)。なんせ、キレイ。薄くなっているし。46→55にサイズアップしたのだが、画面は大きいのに、場所をとっている感じがせず。

妻からは開口一番「黒の発色が気になる」というツッコミが。まるで家電量販店の店員のトークそのものじゃないか!そう、有機ELと液晶の違いは、黒だと(赤もだったかも)。これも、4Kに移行したからこそ、気になること、なのかな。

「テレビ」と言ったときに、その意味は多様だということに気づき。AV機器としてのテレビ、テレビ番組、テレビ局、ギョーカイ、手法、テレビ的なもの、その関係者などなど。よくある「テレビはもうダメだ」論は、そのすべてに意味を変えつつ響くわけで。

少なくともハードとしてのテレビは「買ってよかった」「楽しい」という感じ。10年間の品質、技術の進化を楽しみつつ。触っているだけで楽しい。スマホやタブレットの画面や、逆に現行の家庭用プロジェクター(安価なものを持っている)とは、また異なり。

もっとも、こんな風に思うのは私がもともとハードに熱いからであって。ハード、ソフト、ビジネス、あらゆる点で「テレビ」的なものは問われるのだろう。

ちなみに、今回も嫌な想いをしたし、そもそも、切り取られる可能性がある前提で、短い時間で自分の考えを述べないといけないわけだが。そのこと自体は楽しんでいる。知識人として視点や知識を提供しなくてはと使命感が燃える派だ。ネットだけでは届かない人に届くし。

さて、次の買い替え(その前に研究室の32インチの買い替えがあるかも)までに、どんなドラマがあるやら。その頃の「テレビ」はいかに。

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