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「えんがわ」って聞いて何を思い浮かべますか?

寿司のネタ。コリコリしていておいしいですよね。…って、そっちではない。

和室と外部との間になる板張りの空間の方(まあ寿司のネタの方も、縁側に形が似ているからそう呼ばれているそうですが)。昔の日本家屋にはありましたよね。サザエさんで波平さんが近所の人と将棋を指していて、猫のタマがにゃおーとやってくるようなところです。

プライベートではあるのかもしれないけど、外部の人もやってくることができて、くつろげる。夏は縁側でスイカを食べたりアイスを食べたり。冬はみかんを食べたり日向ぼっこをしたり。

完全な家の中ではない、けど、完全な公的空間でもない。公と私の間。今風に言えば「サードプレイス」な場所。縁側ってそんな性質を持っていました。だから、気軽に近所の人同士でコミュニケーションをとることができたのでしょう。


さてさて武蔵小杉。この10年くらいにタワーマンションが次々と建っちゃいまして、人口が増えに増えてしまいました。ただ、タワーマンションに住んでいる人たちって会社と住居の往復生活というのが多くて、それ以外にコミュニティに属していないことも多々あるのです。また、高齢者も結構いて、そういう人は新しい環境になじめなくて孤立しているということもあるのです。

それって武蔵小杉にとってマイナスイメージにもなることですよね。

せっかく人が増えたのだから、きっと面白い人もいる。遠出しなくても、近所で面白いことができるスペースがあったら、その方がいいじゃないですか。

だから、武蔵小杉で新たなコミュニティをつくることができる空間をつくろう。昔の縁側みたいな空間を。

そうは言っても、空間だけでは人は来ません。そこで、来る材料として用意したのがお酒。飲みニケーション。お酒は人間関係の潤滑油。

こういうコンセプトの下、生まれたのがコミュニティバー「こすぎのENGAWA」なのです。


一応サイトの方にもコンセプトは書いてあります。(http://kosugi-engawa.com/)

ビューを稼ぎたいので、長いけど見ていただきたいです()


それでできた空間がこちら。

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これが新しい今風の縁側なんです(言い張る)。

まあ豪華。昔ながらの縁側っぽくはないです。

それどころか、人によっては「キャバ○ラ」みたいと言われることも。「いい国つくろう鎌倉幕府」ならぬ「いいまちつくろうキャ○クラ幕府」ですか(なお、現在の日本史業界では鎌倉幕府の成立を1192年としないのが通説である。が、ここは日本史を語るブログではないので深入りはしない)。

ここをどのようにコミュニティをつくる空間として運営するか。我々の挑戦が始まった(つづく)。


人と人の縁をつなぐスペースにしたいですね、縁側だけに。

お後がよろしいようで。

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