わたしの夢

小学生の作文みたいなタイトルをつけてしまった

わたしのゆめは、
だいすきなひとたちと同じ景色を見ること
たいせつなひとにうたで想いを伝えること

ちいさいころ、漠然と歌手になりたかった
ピアノをやっていたし、なんとなく音楽関係の職につくんやろなって思ってた
少し大きくなって、その夢はお医者さんに変わった

音楽をやるのも、お医者さんになるのも、
中途半端なわたしにはどうやら無理そうだなと
見切りをつけたのは高校二年生のとき

吹奏楽部にどっぷりで、
勉強もきちんとせず、ピアノの練習は後回し
だからといって当時頑張っていたサックスを続けようとは思っておらず

そんなとき、
お風呂から聞こえてくる弟のボイスパーカッション(の片鱗)を聞き、
テレビでアカペラというものに出会って、
初めての衝撃

大学は絶対にアカペラサークルに入ろうと、それだけ決めて
受験勉強めっちゃがんばった
第一志望には入れなかったけど

新歓で最初の衝撃
どうやら、アカペラサークルは出来てまだ半年だということ
アカペラサークルに入って二度目の衝撃
どうやら、みんなどうハモったらいいのかわかんないようだということ

それでも
がむしゃらに走った
初めてのライブは散々だったし(ボイパでアカペラデビューです)、途中やばいひどいゴタゴタが何度もあって
でも、2期生として、サークルをまとめないかんくて、規約作ったり体制整えて
会長になって、それはそれはたくさんの経験をした

とにかく歌ったし、わかんないなりにたくさん聞いたし

社会人になって
東京に出てきて
毎日に追い立てられる中で夢を忘れて

でも、ひょんなことからきたごやまを知って
またアカペラに出会えて

わたしはアカペラのなんたるかを全然知らなかったんだなっていう
もう何度となく受けた衝撃を、また受けて

もっと歌いたい、勉強したい、
あのステージへ立ちたいって思うようになった

それはとてもしあわせなこと
大切にしたいの友人ができたことも
一生の財産

わたしはRAG FAIRに憧れてアカペラをはじめて
ズボンドズボンでジュンコさんに出会い、
ゴスペラーズに出会い、
きたごやまを知って、
トライトーンに出会う

ゴスマニだったからゆうことようこは生まれたし
ジュンコさんが大好きだからCOLORSは生まれたし
トライトーンが大好きだからりんご組曲で歌うことができた

すべてがつながってるんだよ
全部大切なんだよ

だから
わたしのゆめは

だいすきなひとたちと同じ景色を見ること
たいせつなひとにうたで想いを伝えること

それだけは
だれにも、邪魔させない

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