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スマート便座!!!!!【1分で読める中国事情@テクノロジー】100倍効率!!!!!

心筋梗塞等の心血管疾患によって亡くなる方が中国では一番多いという(日本においては65歳以上の女性の死因第一位が心血管疾患で、共通して死亡率は高い)。本人も知らないうちに罹患しており、気付いたときには、時すでに遅しというパターンが多いことからサイレントキラーとも呼ばれているとか。

このような時すでに遅しを回避するための挑戦を続けているのが、 「粒恩医療科技」だ。心血管疾患の死亡率の高さの要因について同社は以下の見解を示す。

代表的な心血管疾患の不整脈を例にとると、突然死に至るリスクが高い一方で、症状が断続的かつ不規則に出現するため、通常の心電図検査では発見しづらく、診断の精度が問題となっている。24時間体制で行うホルター心電図等の方法もあるが、現実的にはハードルが高い。

この要因を同社は、AIを用いたデータ収集・管理によって心血管疾患の医療サポートによって解決しようとしている。

12件の特許を取得している同社は、昨年10月に国家食品薬品監督管理局(CFDA、現・国家薬品監督管理局 NMPA)の認可を取得して今年2月に初の商品を正式に発売している。創業者の孫鑠氏によると、この商品は医療機関向け、術後患者向け、一般消費者向けの3種類がある。
心電図計測器を装着した患者からバックヤードに検測データが随時伝達され、自動照会によって処理される。患者に異常が生じた場合、アラートが出されると同時にバックヤードにデータが送信される。不整脈に関連する21の疾患を自動診断し、その後は専属医師による観察が24時間体制で行われる。患者への経過報告やアドバイスはアプリやSNS、電話などを通じて行われる。

出典 https://36kr.jp/20973/

また「アリババグループ」は心血管疾患が重症化し緊急搬送された患者を救う挑戦もしている。

心筋梗塞の場合は急を要するケースも多い。迅速に治療に当たらなければ命に危険が及ぶこともある。急患で搬送されてきた場合には、担当医師はすべてに優先して対応しなければならない。画像診断から診断書の作成までスピードを要するとともにミスは許されない状況であり、医師への負担も甚大だ。しかし、アリババがこのほど開発したAIを活用すれば、わずか0.5秒で冠動脈を抽出するため、医師は自動生成された画像を基に速やかに病変部位を発見できる。

なんと医師の対応の100倍効率だという。

出典 https://36kr.jp/22219/

最後に、上記の企業と同じく人類の健康管理のために、スマート化された便座を提供するのが「幾何科技」である。中国では便座が一般的に普及し始めた社会背景もあり、スマート便座が一気に普及するのではと感じる。

幾何科技は一般の温水洗浄便座と同様、便座の温め機能や洗浄・乾燥機能、消臭機能などを備えている。さらに、家族一人一人の健康状態を継続的に測定・記録する。採取されたデータはAIや専門医療チームによって分析され、結果をユーザーのアプリに通知する仕組みだ。同製品は5人以上の家族を想定して健康データを蓄積するが、個人識別も自動で行われる。内蔵のチップを交換すれば測定する対象者も替えられる。
便座を測定装置にした理由は、誰でも日常的かつ継続的に使うものであること、採尿は人の身体に触れずにできること、尿からは多様なデータが採取できることなどがある。同製品を使用してもらうことにより、多くの疾患を初期段階で発見し、適切な時期に受診するよう促すことが最大の目的だ。

出典 https://36kr.jp/17544/

未来は、いかなる状況下においても健康状態がモニタリングされていると思います。

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